今回ご紹介するのは、新北市の三重区にある地元の方から絶大な人気をほこる豚のホルモンスープが絶品のレストラン。これでもかと入っている豚のホルモンに合わせるのは、いくら飲んでも飽きない体に優しいスープです。豚のホルモンに苦手意識あるかたもぜひチャレンジしてみてくださいね。
コンテンツ
評価
- 味 7点
- 予算 60台湾ドル/人
- サービス 普通
- 客層 全世代
おまかせ台湾飯、台湾で食べられる豚のホルモン料理(前編)
台湾にはお肉を使ったお料理が多くありますがその中でも豚肉を使ったお料理はかなりの数にのぼります。
今回のおまかせ台湾飯ではその豚肉の中でもホルモンを使ったお料理に焦点をあててご紹介します。
豚ホルモン好きにはたまらない内容ですのでどうぞご期待ください。
豚のホルモン
そもそも豚のホルモンとはいったいどれぐらいあるのでしょうか。
少し調べてみたのですが、それはかなりの数に分類され一つ一つ説明するには大変ですので、みなさまには他サイトの絵をお借りしたので各部位を視覚的に感じていただけたらいいと思います。
これがその絵ですが今回はこちらを参考にしながら一般的に台湾で食べられているお料理をご説明します。
黒白切
まず最初にご紹介するのは台湾ではお酒のあてとして大人気の黒白切です。
黒白切という料理名の由来は、中国語の黒白切の発音と台湾語の隨意切(お好みスライス)の発音が似ていることから名づけられました。
お好みスライスというネーミングのとおり、黒白切はお客さんが豚の好きな部位を選んでお店の人に注文するのが特徴で、人によっては同じ部位だけをたくさん注文して食べている方もいらっしゃいます。
調理法は至極シンプルでその部位をゆでるだけ。
お客さんに提供するときは甘じょっぱいたまり醤油みたいなたれ(醤油膏)もしくはニンニクたっぷりの塩だれをかけて、千切りしたショウガやパクチーとともに食べるのが一般的です。
シンプルな料理ゆえにその素材の鮮度が大事なお料理だといえます。
(当たり前ですが最近は精肉業者もしくは精肉の問屋が豚肉のホルモンをゆでた状態で卸しているみたいですね。)
使われている豚ホルモンの部位 たくさん
おかわり台湾飯。黒白切をたべるならこちらのレストランがおススメです。
大腸麺線
台湾B級グルメのなかでもわりと知名度がありまた日本人受けしやすいと思われるのがこの大腸麺線です。
こちらは弊ブログでも何度かご紹介していますので重複はさけますが、日本のにゅうめんに似たお料理です。
使われている豚ホルモンの部位 大腸
おかわり台湾飯。台北で麺線を食べるならここが一番おススメです。
豬肝湯
豚の肝がたっぷり入ったスープ、豬肝湯。
栄養価は抜群に高いのですが、コレストロールが多く含まれているため一度にたくさん食べるのは健康によくないといわれています。
調理法もさまざまで、肝以外何も入れないシンプルなものから、ショウガ等の薬味をふんだんに入れた漢方スープに近いものまであります。
使われている豚ホルモンの部位 肝臓
おかわり台湾飯。豬肝湯をのむならここ一択かもしれません。
豬腳
みなさんご存じ豚足こと豬腳です。
醤油ベースのたれで甘辛く煮込んだ味は日本人が好む味付けにちかく、とんそく特有のにおいとゼリー状のぷるぷるの食感さえクリアできればおいしくいただけること間違いなしのお料理です。
台湾でもやはり人気ですが、若い女性が豚足にかぶりついている姿をみるとカルチャーショックを感じずにはいられませんww
また台北から一時間のところにある基隆では豚足をあっさり味のスープでいただくお店もありこってり系が苦手なかたはこちらがおススメです。
(こちらのお店はいつかおもいで台湾飯でご紹介したいです。。)
使われている豚ホルモンの部位 豚足
おかわり台湾飯。台北で豚足をたべるならここが一番おススメです。
前編はここまでとさせていただきます。
近いうちに後編を作成予定ですのでしばらくお待ちくださいね。
どんなレストラン?
台北市のとなりの新北市三重区にある地元のかたから愛され続けるレストラン。
新北市にあるだけではなく最寄りの駅から少し距離があるため万人におススメはできませんが、リピーターさんにはぜひ行っていただきたいお店の一つです。
店先ではあつあつのスープを直接ポリ袋にいれている台湾スタイルを見ることができますw
これ入れるのも難しいと思いますが食べるときに出すのも難しいんですw
これをなんなくこなせたら台湾人検定合格といっていいかもしれませんねww
時間帯によってはお店のところにお客さんの列があると思いますが、それはお持ち帰りの列ですのでお間違いないよう中止してください。
中で食べる場合は直接入っていただいて空いている席に座ってください。
混雑時は基本相席になります。
メニュー
メニューは店内の壁にはってあります。
おひとり様がかならず一品注文する必要があります。
注文方法は店員さんいよる聞き取り式です。
中国語以外通用しませんので、不安な方は先にメモなどを用意して見せるようにしてくださいね。
注文がすむとその店員さんに直接お金を渡してお会計をしてください。
お店は狭くまたきれいとは言えませんので気になる方は自衛をお願いします。
席取りのときもまごまごしていたらどんどん追い抜かれますので、空いている席を見つけたらどんと座っちゃってください。
各テーブルにはお箸と調味料が置いています。
こちらのお店では写真にある酸菜(キムチ)をスープにいれて食べるのがスタンダードですのでみなさまもぜひお試しください。
お料理
お店の看板メニューの豚の小腸入りスープ春雨です。
中身は豚の小腸、冬菜(白菜の漬物)、春雨の三つのみで構成されていてシンプルさが目立ちます。
スープが少し白濁しているためよく見えませんが、器の中には豚の小腸がこれでもかと入っています。
器も大きめのサイズを使用しているため食べきるのに苦労するかもしれません。
少しグロ注意ですが、豚の小腸のサイズが大きいのにも驚きましたが下処理を丁寧にしているからか臭みをあまり感じませんでした。
また噛むと小腸独特の歯ごたえがありあっさり目のスープとよく合っています。
味付けは豚骨の風味をしっかりだしながら基本的には塩のみというシンプルなもので、冬菜のうまみと合わさって薄味好きの私にはあっていると感じました。
しかしながら量が多いので食べ進めていくうちにさすがに飽きを感じてきます。
そこでキムチを入れることでそれが緩和されるだけではなくまた違った味わいを楽しむことができ、一度に二度楽しめるお料理になっています。
豚のホルモンの代わりに豚肉で作った肉団子が入ったスープ春雨。
こちらも先ほどと同じく、具には肉団子と冬菜、春雨のみのシンプルなスープになっています。
ただやはり量は多いです。
貢丸は手作りの感じがあまりせず平凡なものに感じられました。
ただスープは先ほどと同じですので抜群においしく、冬菜のうまみも随所に感じらられる素晴らしいものです。
豚のホルモンがどうしても苦手な方はこちらか、まったくの具なし春雨スープを注文することをおススメします。
まとめ
今回は台湾の豚のホルモンを使った絶品のスープのお店と台湾で食べられているホルモン料理の一部をご紹介しました。
豚肉は台湾で一番ポピュラーな食材ですのでそのすそ野は広くこれからもまだまだたくさんのお料理に会えるのかと予感させるなにかを感じさせられました。
個人的にはホルモン系はそこまで得意ではないのですが、食べてみるといがいといけるものがすくなくありません。
みなさんもせっかく台湾にいらしたのならこれらのお料理のいずれかをお試しになるのもいいかもしれませんよ。
ごちそうさまでした。
三重大台北豬腸冬粉お店情報
営業時間 07:00-15:00 定休日 月曜日 最寄りのMRT駅 三重 O15 台北地下鉄路線図 アクセス MRT三重駅1番出口から徒歩17分 住所 新北市三重區金華街67號