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ついに見つけた台北でもっともおいしい台湾式にゅうめん(麺線)のお店。そのまろやかな味わいに日本のかたもきっと美味しいと思うはず。台湾でにゅうめんを食べるならここはマストです。
暫定とはいえ個人的には今のところもっとも美味しいと思う台湾式にゅうめん(麺線)のお店。台湾人も大好きなこのB級グルメはそれぞれのお店に特徴的な味つけがあります。もちろん人によって好きな味はかわりますから絶対とはいえませんが、あっさり系でなおかつ鰹の風味が強すぎない出汁の味が好きな方はどはまりすること確実です。
評価
- 味 8点
- 予算 65台湾ドル/人
- サービス 普通
- 客層 現役世代
どんなレストラン?
台北市のお隣の市新北市板橋区にあるこちらのレストラン。
レストランというより半屋台式のお店といったほうが正確です。
ご飯時には行列ができていて食べるのも持って帰るのもどちらにせよ待ち時間が発生します。
食べ物の性質上お客さんの回転は相当早いので待ちくたびれることはないと思いますが、念のため一番込み合う時間は避けたほうがいいと思います。
例によって台北駅から地下鉄で行ける範囲にありますから便宜上こちらも台北市として扱います。
お店の入り口の右側の一角にソーセージを焼いているお店の人がいます。
このレストランの売りが台湾式にゅうめんとこのソーセージです。
私がうかがった時間は14時ぐらいでしたので、ご飯がおわったあとのおやつとしてソーセージを買い求めている人が多かったです。
一人で10本買っていく人もいて店員の方は次から次へとソーセージを焼いていました。
お店を前にして今度は左側が受付になっています。
受付の左は持って帰る人用のブースですから、お持ち帰りを希望される場合は左に並んでください。
右側は中で食べる人用のブースですから、中で食べる人はこちらに並んでください。
受付のところには写真つきのメニューがありますのでそれを指差しでご注文することができます。
記入式のメニューはありませんのでご注意ください。
普通の民家を改装したような台湾ではよくありがちなお店です。
改装はしていませんのでかなり年季がはいった感じですが、大衆レストランに慣れたかたには問題ないレベルの衛生状態だと思います。
広さはそこそこあってゆったりと食べられますが、ご飯時はおそらくぎゅうぎゅうづめになり相席が当たり前の状態になると思われます。
醤油とウスターソースと唐辛子そして写真にはありませんが生の皮つきニンニクが置いてあります。
台湾のにゅうめんに加える調味料のソースはウスターソースだということは意外と日本のかたは知りませんのであらためてこちらに書いておきますね。
ほかにも傻瓜乾麺につけるソースもウスターソースです。
イギリス生まれのこのソースがめぐりめぐって日本や台湾に来ていることを考えるとやはり世界は小さいですね。。
生の皮付きにんにくはソーセージと一緒に食べる用です。
おかわり台湾飯。おそろしくあっさりした麺料理のお店。ウスターソースのことも詳しく書いています。
麺線(にゅうめん)
日本語に直すと総合的な味という意味になります。
ようするににゅうめんの具が総合だという意味で、にゅうめんの具に牡蠣と豚の大腸が入っています。
パクチーはどの味にも入っていますのでいらない方は大きな声でノーパクチー宣言をしましょう。。
まずこちらのにゅうめん出汁が最高においしいです。
いわゆる鰹出汁なのですがその鰹の風味がつよくなく私好みの出汁です。
出汁の味つけもシンプルでお醤油のいい香りが出汁とうまくマッチしていて甘みもあまり強くないです。
私はにゅうめんを注文するときはいつもニンニクを入れないのですがもしここににんにくが入っていたとしてもニンニクの風味はこの出汁にマッチすると思います。
それぐらい味もしっかりとしており、うまみ、醤油の塩味、具材から出た出汁、鰹の風味、その全てが高度なレベルで融和していると感じました。
そしてなによりも驚いたのが化学調味料が入っていないことです。
それでこれだけのうまみをだすとはおそるべしといったところです。
次に麺線ですが、これもちょうどいい硬さに茹で上げられていて、とろとろの出汁によくからむサイズの麺です。
おはしがないため食べるのが難しいのではと思われるかたもいるかもしれませんが、麺線はスープにとろみがありまた麺自体もしっかりとした硬さをたもっているので蓮華でも問題ありません。
にゅうめんの具が牡蠣だけのメニュー。
牡蠣はしっかりと下処理されているため、雑味がありません。
麺や出汁の味は同じなので食レポは省きますがこちらもとても美味しかったです。
さて麺線に関しましてはいままで麺線傳奇を最もオススメとしてご紹介していましたが、今後は今回のお店がもっともオススメとしてご紹介することになります。
新たに美味しいお店と出会った時にはこのように以前の記事のレストランの評価を見直すことがあることをここでもあらためてお伝えしておきます。
おかわり台湾飯。それでもオススメだと言い切れる美味しさをほこる麺線のお店。
香腸はソーセージの意味です。
台湾のソーセージは甘くて苦手なのですがこちらもやはり甘いです。
そして必要以上につけられたお酒のにおいも強く正直あまり美味しいとは思いませんでした。
まあもともと台湾のソーセージが好きではないのでしょうがないですが、お値段もお安いですし興味があるかたは是非台湾の甘いソーセージに挑戦してみてください。
おかわり台湾飯。ソーセージといえばこちらのお店。
まとめ
今回は地元のかたには大人気ですが観光客にはあまり知られていないお店を紹介しました。
こういうお店に実際食べにいっておいしいと思ったら私のテンションはめっちゃ上がります。
早くみなさまにお伝えしたいという気持ちを抑えきれません。。
でも逆に地元の人には人気があるけれど実際食べてみたらおいしくないということも少なくありません。
台湾人と日本人の好みの違いがあるから仕方がないことではありますが、なかなか難しいことですよね。
ただ今回のレストランは、多くの日本人の口に合うと自信をもってオススメできるお店だと確信しています。
日本の観光客のかたにこれからも今回のような埋もれた名店をどんどん紹介していきますので台湾飯をこれからもよろしくお願いしますね。
ごちそうさまでした。
油庫口蚵仔麺線お店情報
営業時間 09:30-19:00 定休日 無休(旧正月を除く) 最寄のMRT駅 新埔 台北地下鉄路線図 アクセス MRT新埔2番出口から徒歩9分 住所 新北市板橋區文化路一段188巷44號