朝ごはんで定番の蛋餅を現代風にアレンジするとこんな感じになります、早澤。

台湾の朝ごはんで定番の蛋餅をカフェのようなオシャレな空間で優雅に食べることができるレストラン。朝ごはん屋さんなので、メニューは決して多くはありませんが若者を中心に絶大なる人気を博しています。台北の朝ごはんをまた違った角度から楽しむことができますので、皆様も是非おこしください。


評価

  • 味 6点
  • 予算 85台湾ドル/人
  • サービス 普通
  • 客層 若者

どんなレストラン?

お店の外観

もはや伝統的な台湾の朝食屋さんの面影が何一つ見当たらない、まるでカフェのようなレストラン。

ただ提供しているのは台湾の伝統的な朝ごはんの一つである蛋餅がメインですから面白いです。

最寄の地下鉄中正紀念堂駅から少し歩いた場所にあり、中正紀念堂といえば人気の豆乳が食べられる朝ごはん屋さんとは逆の方向に進む必要があるため注意が必要です。

また土曜日曜はだいたいどの時間帯でもお客さんがいっぱいで待ち時間が発生します。

朝ごはん屋さんなのにカフェのような空気があるためお客さんの回転が悪く運が悪ければかなりの待ち時間になります。

そのときは先ほど紹介した伝統的な朝ごはん屋さんでお食事をしてくださいね。


中正紀念堂駅の豆乳朝ごはん屋さんといえばこちらです、鼎元豆漿。



お店に入るとまずは店内一番奥にあるカウンターまできていただいて座席の確認とメニューをご自身でとってください。

基本的には中国語しか通じませんが、座席が空いているかは見たらわかりますし、メニューの品数も多くありませんからなんとかなります。

もちろん座席にすわってからゆっくりメニューを決めることもできますのでお好きなほうを選んでくださいね。



カウンター上の黒板にもメニューが書いてあります。

内容はメニューと同じです。


店内の様子

まるでカフェのような空間でお食事を楽しむことができます。

客層はほとんど若い女性で、そのかわいらしい内装や雰囲気にひかれてやってくるのでしょう。

座席数はそんなに多くはないですが、一つ一つのテーブル間隔は意外と広めにとっていてゆったりと座れる感じがしました。

清潔度に関してはほぼカフェと同じなので文句はないです。



一応テラス席もありますが、あまり綺麗ではなくお客さんもいませんでした。

ただ使えることは使えますのでどうしても外の空気をすいながら食べたいんやというかたがいらっしゃればどうぞご利用ください。


メニュー

メニュー

注文方法はレジにて直接口頭で伝える必要があります。

メニュー数はそんなにありませんが飲み物のお値段が他と比べて安いのがうれしいですね。

お会計は先払いになります。



またお一人様につき必ず一杯の飲み物を注文する必要があります。

ご飯はシェアできますが、飲み物は各自ご注文くださいね。



お水やお箸、フォークはセルフサービスになります。

またこちらには調味料も置いています。


蛋餅

蛋餅とは台湾の朝ごはん屋さんで日常的に食べられるお料理です。

中力粉で作られた生地を薄く焼きまた別に焼いた薄焼き卵をそれでくるんで食べるのがいわゆる原味(なにもいれないそのままの味)でもっとも一般的な食べ方です。

いまではそのほかに野菜やお肉を一緒に捲いたりとさまざまな味があり、さながらハンバーガーのようにその裾野を広げています。

タマゴを入れないところもあるぐらいで、もはや蛋餅とは名ばかりのただの餅ですねww

蛋餅の歴史

蛋餅はもともと台湾にはなく戦後国民党軍とともに中国大陸からやってきた食べ物で豆乳と同じくいわゆる眷村菜と呼ばれるものの一つです。

ただ面白いのが蛋餅が台湾に入ってくると台湾人向けのアレンジが施され中国大陸のものとはまた違った味わいのあるものに変化します。

その一つが、生地にサツマイモの粉を混ぜ込み、食感にすこしねっちりさせる独特の変化を加えたことです。

そしてこれが台湾の蛋餅の定番となるのですが、現代になるとこれまた面白いことに北部と南部とで違う食感のものが好まれかなり違った蛋餅として認識されます。

北部の蛋餅は、サツマイモの粉を入れることをやめその代わりかり強火で焼き上げ、かりかりさくさくの食感を重視しますが、南部ではもっちりの食感を重視しまた味付けも少し甘みがあるものが好まれるようです。

まあいずれにせよ長い年月をへた台湾の蛋餅は、北部南部と微妙にその違いはありますが、いまや台湾式蛋餅として台湾料理といってもいいぐらいの変化を遂げ今なおたくさんの人々に愛されています。

これが台湾蛋餅の簡単な紹介ですが、朝食屋さんではどこでもありますのでまだ食べたことがないかたは是非チャレンジしてみてください。


お料理

弾塗鮪魚(60元)

蛋餅にマヨネーズで味付けしたツナをいれて巻いたお料理。

フライドポテトと紅茶のセットでたのみました。(プラス55元)


こちらの蛋餅は先ほどレポートしたとおり台北で好まれるさくさくの食感で作られています。

皮もそこまで厚くなくよりいっそうさくさく感が楽しめます。

ただ個人的にはツナマヨの水分が生地のさくさく感を損なわさせるため、さくさく感を売りにするこちらの蛋餅との相性は悪いと思いました。

実際食べてみると最初はいいのですが途中からべたべたしてきてあまりおいしくありませんでした。


泥濘(50元)

蛋餅にたっぷりのチーズをいれて焼き上げたこちらの看板料理です。

先ほどとは違い皮はさくさくでチーズとの相性は抜群にいいです。

蛋餅の焼き上げ具合も油っぽさがあまりなく最後までさくさくのまま食べられました。

私は薄味好きなので、何もつけませんでしたが味といえばチーズの塩気のみですので物足りなさを感じる人がいるかもしれません。

そのときは先ほどご紹介した調味料のコーナーでご自身で味をつけてお楽しみくださいね。


まとめ

今回は台湾の朝食を彩る定番の蛋餅が食べられるカフェのようなお店をご紹介しました。

意外なことに台湾飯として蛋餅を初めてご紹介しましたので詳しく解説しましたが私が知らなかったことも多く、有意義なものになりました。

このような知識を学ぶといつも感じますが、ブログを通じないとなしえなかったものが多いので、ブログを初めてよかったなと心からそう思います。

これからもいろんなことを勉強しながら食レポを書いていきますのでこれからも台湾飯をよろしくお願いしますね。



ごちそうさまでした。


早澤お店情報

営業時間
平日 07:30-14:00
土日 08:00-14:00

定休日
月曜日

最寄のMRT駅
中正紀念堂 G10 R08
台北地下鉄路線図

アクセス
MRT中正紀念堂駅2番出口から徒歩4分

住所
台北市中正區南昌路一段74巷18-2號