氷とタロイモ、トッピング、全てが素晴らしい甘さに調整されている夜市の中のカキ氷屋さん、南機場芋頭大王。

カキ氷を食べていて最初はおいしいのですが食べ進めていくうちにその甘さがいやになることはありませんか?今回ご紹介するところは、最初もしっかりと甘く、そして最後までその甘さを堪能できるすばらしく甘みのバランスが取れた、カキ氷をお安く提供している夜市の中の屋台形式のお店です。


評価

  • 味 7点
  • 予算 60台湾ドル/人
  • サービス 普通
  • 客層 全世代

どんな屋台?


お店の外観

完全な屋台ではなくお食事スペースも確保した半屋台形式のお店です。

台湾飯一押しの夜市、南機場夜市の中にある人気スイーツレストランです。

週末には行列ができることも珍しくなく地元のかたにいかに愛されているかがわかります。

お店の目の前は、ミシュランビブグルマンを獲得した半屋台形式レストランの臭老闆現蒸臭豆腐があります。

最近精進料理にはまっていて久しぶりに臭老闆現蒸臭豆腐を食べに来てそのついでに今回のお店にきたのですが、個人的にカキ氷という食べ物が好きではないので美味しいとはきいていたのですが食べず嫌いがたたり今まで縁がありませんでした。

ただ結論からさきにいいますと、ここのカキ氷本当に美味しかったです。


おかわり台湾飯。臭い豆腐が臭すぎて意味がわからない!そんな戯言はここの臭い豆腐を食べてからにしてください。臭い豆腐が大の苦手な私が臭い豆腐の美味しさに目覚めさせられた迷惑なお店、臭老闆現蒸臭豆腐。



日本でもおなじみ氷の字。

中国語で氷は冰ですからこれは日本を意識したのぼりですね。

カキ氷の発祥の国はどこだかはっきりとはわかっていませんが、日本では平安時代にカキ氷を食べていたことが枕草子に書かれています。

そう考えるとなかなか伝統ある食べ物でおくが深いのもうなずけます。。



トッピング

目の前でトッピングを選べます。

選べる種類は四種類です。

もちろんお好みですが、店名にもありますからタロイモはマストだと思いますので実際は三種類から選ぶことになります。

今のところタロイモをのぞいた三種類しか食べていませんから確かなことはいえませんがおそらくどれも甘さは絶妙だと思います。



カキ氷機

昔のカキ氷機です。

いわゆる台湾で流行しているふわふわのカキ氷ではなく日本のお祭り屋台でのガリガリカキ氷と同じ食感のものです。

台湾でのカキ氷の種類や区分わけについては以前詳しく書きましたのでそちらをご一読ください。


おかわり台湾飯。台湾のカキ氷の種類を解説してます。これを読めばだれでも間違わずに台湾でカキ氷を注文できます。


メニュー


メニュー

私が見る限り全員が四種氷を選んでいますが一応他のメニューもありますからこちらをのせておきます。

注文の仕方は口頭のみです。

でも基本はトッピングを四種類選ぶだけですので、指差しで四回トッピングをさしていただいたらそれで十分意思は通じます。

また甘いのが大好きとい方のためにプラス10元で練乳も入れることができますが、個人的にはおすすめしません。

向かって右側の列が中で食べるようの列で、座席が空いたら注文してその空いた座席に座ってください。

忙しいときは基本相席になります。



店内の様子

まあこんな感じです。。


カキ氷


四種氷(60元)

選んだトッピングは、タロイモ、ピーナッツ、はと麦、オートミールの四種類です。

写真ではわかりにくいと思いますがこれそうとう大きいです。

二人で一つで十分だと思います。



トッピングを少しどけると中のカキ氷がみえます。

カキ氷は先ほどもいいましたがガリガリ系のものです。

カキ氷の量もそうですがトッピングの量の多さに驚かされました。



今だから正直にいいますが個人的にまずこのお店のカキ氷の見た目は綺麗ではないのでまったく期待していませんでした。

ところが一口食べてみるとまずトッピングの甘さの絶妙さにびっくりしました。

たしかに甘いのですが、甘ったるくなくその甘さを確かめるために次々とトッピングと氷を食べ進めていくうちに気づけばもうすでに半分なくなっていました。

そしてその状態で初めてあー甘くて美味しいと実感しました。

氷には甘みがついていませんが、シロップがかかっていますので甘いはずなのですがトッピングといっしょに食べることによってそれらが一体となりカキ氷として完成されていると感じました。

そして恐るべきことにこれは後半の残り半分でも同じことがおき、結局最後まで甘さをしっかりと感じながら食べ終わりました。


もちろん今回選んだトッピングの妙もあるのでしょうが、最後までしっかりと甘みを感じながら食べられるカキ氷は台湾でもなかなかありません。

タロイモは甘さだけではなく、そのやわらかさや口当たりなどもすばらしく店名に恥じない仕上がりだと感じました。


まとめ

台湾といえばマンゴーカキ氷が有名ですが、台湾伝統甘味を使ったかき氷もまけていません。

日本のかたにはあまりなじみのないタロイモですが台湾ではスイーツによく使われる材料です。

そのタロイモを使ったトッピングがおいしすぎるこのかき氷を是非皆さんもお試しくださいね。



ごちそうさまでした。


南機場芋頭大王お店情報

営業時間
17:00-23:00

定休日
無休

最寄のMRT駅
龍山寺 BL10 
台北地下鉄路線図

アクセス
MRT龍山寺駅2番出口から徒歩20分 

住所
台北市中華路二段313巷5號