台北で食べられる清敦牛肉麺の最高傑作。志明牛肉拉麵。

今回の台湾飯は個人的に台北で一番おいしいと思う清敦牛肉麺が食べられるお店を紹介します。極限まで牛のくさみを消したその透明なスープは、濃厚なうまみとすっきりとした味わいを両立しており一口食べるともうお箸がとまらないほど魅力的な味に仕上がっています。お店によっては癖がつよくでる清敦牛肉麺ですがこちらの物はそれらがあまりないためどなたにでも安心して食べていただけると思います。台湾で牛肉麺をお探しならこのお店は要チェックですよ。


評価

  • 味 8点
  • 予算 140台湾ドル/人
  • サービス 普通
  • 客層 全世代
  • 種類 塩ラーメン

どんなレストラン?

お店の外観

お店というか大きめな屋台といったような外観のレストランです。

食べるところは写真奥の小さめの扉がない部屋形式のところが一つと、写真中央に写っているような簡易屋根がついたテラス席のところがあります。

ちなみに赤い椅子が置いてある机は隣の牛肉麺屋さんのものですから間違って座らないようにしてくださいね。

となりのお店も以前ご紹介したことがありますから気になる方はチェックしてみてください。

おかわり台湾飯。温泉地北投区にある老舗の牛肉麺のお店。本格的な紅焼牛肉麺をお安く食べることができる人気店です。吳家牛肉麺。


最寄りの駅は「北投」で台北から地下鉄一本でこられる温泉地として有名な場所です。

台湾飯でもこれまでたびたび紹介していますが、北投には日本でも有名な「加賀屋」さんをはじめとする日本式温泉旅館や温泉ホテル、安くてお手軽に入れる家族風呂のお店などたくさんの種類の温泉施設がありますから温泉好きのかたは是非一度台湾で温泉を体験してみてください。


店内の様子

こちらがお店のテラス席の全貌です。

屋根は簡易ではありますがしっかりと骨組みがはいったオーニングを設置していてよっぽど土砂降りではないかぎり雨が入ってくることはありませんが、やはり落ち着いてお食事をするのは向いてないです。

座席数もそこまで多くないため混雑時などは待ち時間が発生するかもしれませんが、お客さんの回転はかなりはやいため長時間待つことはないと思います。

なお座席はご自身で確保する必要があるのでお間違いなく。


こちらがお店の奥にある屋根付きの食事スペースです。

雨が降っているときはこちらを利用することをおススメします。

なおこちらもご自身で座席を確保する必要がありますのでご注意ください。


メニュー

注文方法は記述式です。

注文までの流れを簡単に説明すると、まずお店についたら注文窓口付近にある注文票と鉛筆をとっていただいて座席を確保してください。

そのご注文用紙にお好きなものを記入していただいてさきほどの窓口で記入用紙をお渡しください。

そのあと座席にもどっていただいてしばらく待つと店員さんがお料理を持ってきてくれます。

なお記述用紙の上部にある桌號と書かれたところがテーブル番号ですのでこちらにご自身のテーブル番号を記入するのを忘れないようにお願いします。


こちらが注文窓口付近にある注文用紙です。


注文用紙が置いてある場所には日本語に翻訳されたメニュー表もあります。

ところどころ意味が不明なものもありますがなんとなくわかると思いますので心配な方はこちらを参考にお選びくださいね。


小料理が必要なかたはこちらからご自身でお取りください。

お値段は少し見切れていますがこちらの写真の上部のところに書いてありますからそちらをみてお選びください。


台湾の牛肉麺の最強のお供である高菜のつけものはこちらのお店では各テーブルにはなく、注文窓口の付近にだけおいてありますので必要な方はそちらからお取りください。

もちろん無料で好きなだけいただけます。。


テーブルには唐辛子ソースとお箸のみがおかれています。

レンゲは牛肉麺と一緒に店員さんが持ってきてくれますので探さないでくださいね。


お料理

豆干(20元)

ご存じ台湾風押し豆腐です。

甘辛いたれと一緒にいただく台湾ではど定番の小料理で私もよく注文します。

ただこちらのものは味や食感に特徴的なものはなかったです。


紅焼牛肉麺小(130元)

醤油ベースで味付けされた紅焼牛肉麺です。

紅焼牛肉麺の細かい分類や説明は以前ご紹介した記事を見ていただけると幸いです。

おかわり台湾飯。紅焼牛肉麺をわかりやすく分類して細かく解説した記事。台湾で牛肉麺を食べたいと思っている方は是非これを読んでみてください。


さてこちらの牛肉麺、台湾飯が決める分類上は醤油系紅焼牛肉麺になります。

スープはあっさりとしていますがしっかりと牛のうまみを感じることができ全体的にまとまった印象を受けます。

ただその反面全体的にこれだといった特徴がなく他店の有名な紅焼牛肉麺と比較して少し弱いと感じます。

牛肉は小ぶりでたくさん入っていてお値段から見たらお得感はあります。

麺は台湾でよく見かけるタイプのこしのよわいものを使っていてこちらもこしの強い麺に慣れている日本の方にはなかなかおススメしにくいポイントになっています。

全体的には高いレベルでまとまっていますので清敦牛肉麺が食べられない方はこちらを注文していただいてもおいしくいただけると思います。

もし牛肉麺の種類にこだわりがなくおいしいものが食べたいと思っている方は次にご紹介する清敦牛肉麺のほうをお選びください。。


清敦牛肉麺(140元)

こちらが塩で味付けされたあっさりしたスープが特徴の牛肉麺です。

台湾飯の分類上は塩系清敦牛肉麺ですね。

麺に関しては紅焼牛肉麺と同じですので食レポを省きます。


今までたくさんの牛肉麺を食べてきましたがこちらの牛肉麺は一口目から思わずため息がでるような明らかに以前のものとは一線を画するうまみによる極上のしびれが体を駆け巡りました。

スープは、極限にまで洗練された牛のうまみを感じられるだけではなく、雑味などは全く感じず牛の凝縮されたエキスを存分に味わことができ、最後の一滴までそのうまみを楽しみ続けることができます。

味付けは塩のみの淡白なものながらうまみのためその味の薄さが気にならなくなると思います。

味、うまみ共にここまで濃厚なのにほとんど雑味を感じないのは時間をかけて丁寧にスープを作っているからなんでしょう。

またトッピングされたバジルが脇役ながら素晴らしい働きをしていて、どれだけ丁寧に仕事をしていても残ってしまうスープの雑味を完璧に消し去っているだけではなく後味に残ってしまいがちな牛の脂によるしつこさもすっきりとした後味に変えてくれます。

ここまで手放しでおいしいと思える清敦牛肉麺にはなかなか巡り合ってこなかったですが、まさかこんな場所で出会えるなんてと驚きました。

暫定になりますが、個人的に台北で一番おいしい清敦牛肉麺だと思います。


まとめ

今回の台湾飯は塩味のあっさりとしたうまみがすごすぎる清敦牛肉麺のお店を紹介しました。

台北中心地からは少し離れた場所にありますが一度食べたら忘れられない思い出になるであろう可能性を秘めた素晴らしい味だと思います。

牛肉麺が好きな方もいままで食べたことがないかたもきっと満足していただけると思いますので一度こちらまで足を運んでみてください。


ごちそうさまでした。


志明牛肉拉麵お店情報

営業時間
11:00-24:00

定休日
木曜日

最寄りのMRT駅
北投 R22
台北地下鉄路線図

アクセス
地下鉄北投駅1番出口から徒歩7分

住所
台北市北投區中央北路一段228巷3號