必見、鹽酥雞注文方法の指南つき。台湾人が夜市で食べたいものランキング不動のナンバーワンは、鹽酥雞です。師園鹽酥雞。

台湾のメディアの調査でわかった台湾のかたが夜市で食べたいものナンバーワンの鹽酥雞。鶏肉をからっと揚げたものにお店がそれぞれ工夫した味付けをほどこす一見単純なB級グルメですが、個人的にはなかなかに奥が深いお料理だと思います。


評価

  • 味 6点
  • 予算 60台湾ドル/人
  • サービス 普通
  • 客層 若者

どんなレストラン?

お店の外観

師範大学の近くにある通称「師大夜市」の中にある今回のレストラン。

師大夜市は規模は大きくありませんし食べるところよりも雑貨屋さんや洋服屋さんが多い夜市です。

また近隣住民の反対もあって規模は徐々に小さくなっていて今後も安定して夜市として残るかどうかは不透明です。

最寄の地下鉄の駅は、台電大樓でここら一帯は隣の公館といっしょで学生の街として認識されています。


師大夜市


夜市の規模としてはかなり小さいですが、学生が多いことから安定した人気をほこる夜市です。

こちらの夜市の特徴は、雑貨屋さんと服屋さんが全体の半分をしめ、ご飯ものを売っているお店は他と比べても明らかに少ないです。

ただ少し距離はありますが、地下鉄東門駅(永康街の最寄の駅)から歩いてくることもでき、雑貨屋さんめぐりが好きな方にとって東門駅から台電大樓にぬけるコースはかなりおすすめで楽しいお買い物めぐりができると思います。



こちらが師大夜市のメインの路で、両端にアパレル関係のお店が並んでいます。

男性のものもあることはありますが、女性と比べると圧倒的にすくないです。

客層としては大学生が多いので、安めのものが多いイメージです。



洋服屋さんはこんな感じです。



雑貨屋さんの外においてあるベンチには、彼氏待合所のコーナーがありますww

台湾では男性が女性に尽くす場合が多く、人によってはお姫様のように扱ってくれることがあります、ていうか多いですw

男性は女性のかばんを持つのは当たり前ですし、人によってはシャンプー後のドライヤーもしてくれます。

すごいのになれば、職場もしくは学校までお昼ご飯を持ってきてくれる人もいますww

日本の男性に不満をもっている淑女の方に告げます。

台湾男性とのお付き合いも意外といいかもしれませんよ。。


店内の様子

鹽酥雞のお店でイートインスペースがあるお店は私はここしか知りません。

店内は綺麗で、別料金になりますが、飲み放題のコーナーもあります。

基本的にはセルフサービスになりますが、ゆっくりと鹽酥雞をたべるにはかなり心地いい空間です。



こちらが飲み物区の写真です。

注文時に飲み物をたのむと空のコップを渡されますからそれを使ってセルフでお飲みください。


メニュー


店先の屋台のところにあるメニューを見ながら注文します。

注文方法は口頭もしくは記述式です。

観光のかたは迷わず記述式のメニュー表をおとりください。



鹽酥雞のお店では珍しい記述式のメニュー表です。

こちらに記入して注文すると後述する一般的な鹽酥雞の注文方法を店員さんが代わりにやってくれます。

鹽酥雞は店によっては注文の仕方がややこしいので今回はきちんと注文の仕方をご紹介しますね。

これを読めば言葉がしゃべれなくてもまたお一人様でも注文ができるようになると思います。


鹽酥雞の注文の仕方


台湾の夜市の屋台でこういった光景をみることがままあるかと思いますが、これが一般的な鹽酥雞の販売方法です。

こちらのお店は半屋台式の店舗型なのでメニューの種類は多いですが、夜市のなかのお店ではこちらの三分の一ぐらいしかないのが普通です。

また材料は揚げる前の状態で並べられていて、注文後調理場で揚げられます。



注文するときはまず写真のなかにある籠とトングをおとりください。

そしてそのあとトングをつかって、材料の中からすきなものを選び籠の中に入れていきます。

そのとき、例えばから揚げが一人前ほしいなら揚げる前のお肉を一つ籠にいれ、三人前欲しいならかごの中にお肉を三つ入れます。

(ご自身の食べたい量をいれるのではありません。)

また串にさされた材料は一人前が一本になっています。

すべて入れ終わると店員さんに渡しお会計をします。

(今回ご紹介しているお店は書き込み式注文表があるためそちらを使うことをおススメしますが、屋台形式のお店では注文表はほぼないため先述したやりかたで注文します。)



お会計が終わると、その籠に入ったものを見ながら店員さんが、秤を使って材料を籠に入れていきます。

(繰り替えしになりますが、正統な分量は店員さんが秤を使って入れますので、お客さんが食べたい量を籠にいれるのは間違いだということを憶えておいていてくださいね。欲しいものは一人前なら一つでいいんです。)



籠に材料を入れ終わると混同を防ぐため注文伝票と一緒にフライヤーのところに運ばれます。

いわゆる揚げ待ちというやつで、人気店なら写真のように揚げ待ちの籠がたくさん並びます。



揚げ終わると大きなボウルにお店オリジナルの調味料をいれ、豪快に混ぜ合わせます。


これが鹽酥雞の注文の仕方です。

おいしいB級グルメではありますが、注文の仕方が少しややこしいので写真とともに詳しく説明しました。

これを見てみなさんも是非注文してみてください。


鹽酥雞


台湾式から揚げ一人前とフライドポテト一人前を注文しました。

以前の記事でもいいましたが、鹽酥雞はもともと台湾式フライドチキンのみを指す言葉でしたが、今では今回のレストランのような形式で売られる揚げ物全般を指す言葉として定着しています。


鹽酥雞(60元)

胡椒の香りとニンニクの香りが特徴的なこちらの台湾式から揚げ。

お肉は胸肉もしくはささみを使っているため少し淡白に感じますが、新鮮さは十分に感じられおいしくいただけます。

揚げ方もちょうどよく油も酸化しておらず胃のもたれもありませんでした。

ただ強くはありませんが八角のにおいがしますので嫌いな方は注意が必要です。


馬鈴薯條(30元)

フライドポテトは非常に小さく食べにくいだけではなく量も少ないです。

お肉と同じ味付けですので、ニンニク風味がきいたフライドポテトが食べたいと思う人意外はスルーでいいと思います。


まとめ

油物に敏感に反応する私の胃が受け入れた数少ない鹽酥雞のお店の一つである今回の屋台式レストラン。

販売方法がすこし難解なのでもしかしたら皆様に避けられていたかもしれない台湾を代表するB級グルメです。

ただ今回の記事を読んでいただけたら堂々と注文していただけると思いますので、興味のある方は是非チャレンジしてみてください。

日本のから揚げとはまったく違った新しい味があなたを待っていますよ。



師園鹽酥雞お店情報

営業時間
12:00-24:30

定休日
無休

最寄のMRT駅
台電大樓 G08
台北地下鉄路線図

アクセス
MRT台電大樓駅3番出口から徒歩6分

住所
台北市大安區師大路39巷