冷やし中華はじめました。その5。早朝からやっている台湾の人気朝ごはんの台湾式冷麺のお店、永吉涼麺。

ゴマダレ風味のたれと酸味のきいたしょうゆダレを麺にからめて食べる台湾式冷麺のお店。早朝から開店していて、出勤前のサラリーマンのご飯どころとして人気があります。皆さんも台湾人のサラリーマンに混じって冷麺を食べてみてください。


評価

  • 味 6点
  • 予算 65台湾ドル/人
  • サービス 普通
  • 客層 現役世代
  • 化学調味料 5%

どんなレストラン?


お店の外観

MRT後山埤駅から程近いところに位置するこちらのレストラン。

出勤の時間帯はかなりの人ごみができています。

また台湾通の人でもあまり聞きなれないと思う後山埤駅ですが、実は以前お出かけ台湾飯でご紹介した服屋さんの問屋街である「五分埔商圏」のもう一つの最寄の駅でもあります。

ですのでお出かけついでにふらっと立ち寄ることも可能です。


おかわり台湾飯。五分埔商圏を詳しく説明したおでかけ台湾飯をご一読ください。



入り口左の小窓はお持ち帰り専用のレーンです。

中で食べる場合はまちがって並ばないようにしてくださいね。



入り口から入ってすぐのところにテーブルがあっておばちゃんがスタンバイしています。

地元のかたたちはお店に入るや否やすぐに食べたいものをおばちゃんに伝えて席に座っています。

歩きながら大きな声で注文するころにはもう腰を席に沈める一歩手前といった手際のよさです。

もはやこれは一つの様式美なのかもしれないと最近思うようになりました。。



店内の様子

お店はそこまで広くありませんが主要なメニューが冷麺なので回転が速いこともあって長い間待つ必要はないと思います。

清潔度は台湾の大衆レストランの平均といった感じです。



お店に向かって左側がスープゾーンです。

台湾で冷麺のお店にはかなり高い確率でお味噌汁がおいてあります。

理由はまったくわからないのですが、個人的には冷麺とお味噌汁はまったく合わないとおもいますがどうなんでしょうね。。

今回のお店はお味噌汁も中華スープも両方おいてありました。



これが先ほど説明したお店に入ってすぐのところにある注文するスペースです。

この場所はレジとしての機能もあるのですが、写真にあるとおりおばちゃんがいないときもあります。。

辛抱強く待ってください。

そのうち帰ってくると思います。。


メニュー


メニュー

スープ類が他の冷麺のお店と比べてずいぶん充実しているなと思いました。

こちらのお店では、注文の仕方は記入式ではなく口頭のみです。

いつものように写真をクリックしていただければ拡大するようにしていますので、言葉に自信のない方はそれを使って指差し注文してくださいね。

お会計も先払いとなっていますのでご注意ください。



調味料

こちらのお店では調味料としてお酢とラー油がおいてあります。

他のお店ではよくみるわさびはおいてありませんでした。

これも個人的には不思議なことなのですが、なぜ台湾の冷麺には調味料としてわさびが好まれるのでしょうか。。

かなり興味深いのでもしかしたらしっかりと調べたうえ別の涼麺のお店のところでご紹介するかもしれません。。


お料理


紫菜蛋花湯(30元)

翻訳すると海苔と卵のスープ。

いわゆる台湾式の味がほとんどしないスープで知らないかたはびっくりすると思います。

また海苔のかおりはいいのですが、スープのうまみをあまり感じませんでした。

台湾式冷麺のお店も結構な数行っていますが、いまのところおいしいスープに出会ったことがありません。



原味涼麺小(35元)

トッピングにはきゅうりのみという標準的な台湾式冷麺。

麺の下には酸味のきいた醤油ベースのたれが入っています。

そして麺の上にある肌色の液体がゴマダレソースです。

これらにお好みで調味料をいれて混ぜ混ぜして食べるのが台湾式冷麺で、日本のものと違って決して冷たくありません。



これが混ぜた後の状態ですが今回は自分でもうまく混ぜられていないと感じました。

台湾人は乾麺(汁なし麺)を食べるときはこれでもかというぐらい丹念に麺とタレを混ぜ合わせます。

いつもの気忙しい台湾人はどこに行ったかと思うぐらい丹念にいや執拗に混ぜています。

これがおいしくなるコツなんだとわかっていますがなかなかうまくなりません。。



さてこちらのお店の台湾式冷麺、麺に特徴はありませんがゴマダレソースがすごくクリーミーなのには驚きました。

混ぜる前に色を見たときもすごく白いなと思いましたが、麺の下の醤油ダレとまざっても白色が目立つのは、上質な白ゴマをたっぷりとつかったゴマダレを作っているからだと推測します。

口にいれるとそのゴマの香りが口中に広がり麺と一緒に絡めてもけっしてその香りは消えません。

醤油ダレの酸味が少なくゴマダレに負けているのが残念でしたが、全体としてはおいしいタレだといえると思います。

また注文時に伝え忘れたため今回はニンニク入りの冷麺を注文しましたが、ニンニクがかなり強く出ていて好きな人にはたまらない味付けになっていると思います。


まとめ

日本の冷麺とは根本的に違う台湾式冷麺。

本音で言えば日本の冷麺のほうが好きですが、慣れてくると台湾のも悪くないと思えてきます。

その中にあって今回紹介したお店は、地元のかたに絶大なる人気がある台湾式冷麺のお店で朝から行列ができることも珍しくありません。

皆様もこの台湾式冷麺に興味があれば是非こちらに食べにいらして下さい。

最近以前のようなうだるような暑さが減ってきた台北ですが、台湾飯では一年を通じてネタが切れるまで台湾式冷麺の食レポをしていきます。



ごちそうさまでした。


永吉涼麺お店情報

営業時間
06:30-14:30

定休日
無休

最寄のMRT駅
後山埤 BL20
台北地下鉄路線図

アクセス
MRT後山埤駅3番出口から徒歩3分

住所
 台北市南港區玉成街154號