北港江記龍門生炒鴨肉焿

食べだしたらとまらない。鴨のうまみエキスがぎゅっと詰まったとろみスープ。(麺料理)

もう笑っちゃうぐらいうまい鴨肉スープ麺。食べだしたらとまらないとはまさにこのこと。暑い夏でもこのスープはやめられない、とまらない。


評価

  • 味 9点
  • 予算 60台湾ドル/人
  • サービス 悪い
  • 客層 全世代

どんなレストラン?


台北市のお隣新北市三重区にあるレストラン。

台北市内から地下鉄でこられるので今回も便宜上台北のレストランとして扱います。

お店は大衆店の代表といった感じで綺麗ではありません。

お客さんがいつも多いのでお店の人の態度も殺伐としています。

お店の作りもおもしろくて、店の中を突っ切って裏口から出て狭い道路を挟んだ建物の中にも食事スペースがあります。

また二階が調理場になっていて秘伝のスープは上の写真のステンレスの管を通って一階の売り場へと直接流し込むようになっています。

もしかしたら二階では昔怪我をしているところをオーナーに助けてもらった鴨が、美しい女性に姿を変えてせっせとスープを作っているのかもしれませんね。

夢がある話です。


お料理


今回注文したお料理

鴨肉焿麺

焿という字は中国にはなく台湾人が作った漢字です。

もともとの漢字は羹という字で、意味は両方ともとろみスープのことです。

日本語では羹はあつものといってとろみがない熱いスープのことを指し意味が少し変わります。

同じ漢字文化の国でもそれぞれが違った意味の文字を持つなんておもしろいですね。

食レポからまた脱線します。。

中国語に小姐(シャオジエ)という言葉があります。

台湾で使う場合には若い人に呼びかける言葉として使いますが、中国では夜の仕事をしている人を指すので注意が必要です。

日本人からみたらなんとなく意味のわかる漢字も今回のように常用漢字でもなくましてや台湾オリジナルの漢字であれば博識のかたでもわからなくなりますよね。

今回はたまたま焿という字が登場したのでご紹介しましたが、これからも皆さんが台湾でメニューを見たときわかるようにそのつどメニュー限定の漢字解説をしますね。

メニュー漢字解説(その1)

焿(ゲン)
意味 とろみスープ

メニュー名 鴨肉焿 (鴨肉のとろみスープ)

メインの食レポ

一口スープをすするともうやめられない、とまらない。

鴨からとったスープは旨味が濃厚で鶏ガラスープよりもはっきりとした味わいがあると感じました。

一般的なスープよりも甘みが強いのですがこれは中にたまねぎがぎっしり入っているからです。

たまねぎの形はわりとはっきり残っているのですが、使っている量が多いからかスープの甘みは結構あります。

たとえるなら西洋のオニオンスープの中華版といったところです。

八角等の中華調味料のにおいもなく代わりに生姜のいいにおいが鼻腔をくすぐります。

お肉はもちろん鴨肉をつかっています。

薄くスライスした鴨肉は食べるためよりか出汁をとるために入っているからか食べ応えはありません。

次に麺についてですが、今回私たちは油麺を選びました。所謂一般的な中華麺で日本で食べるやつとほとんど同じです。

他にもビーフン、春雨、粿仔(米で作られた平べったい麺)を選ぶことができます。

メニュー漢字解説(その2)

粿仔(グオザイ)
意味 お米で作られた平べったい麺

メニュー名 粿仔湯 お米で作られた麺入りスープ

ここまで鴨のうまみを引き出すなんて、本当に料理人は鴨かもしれませんよ。

夢がある話です。



調味料

スープの甘みが強いと思った人は赤い唐辛子の粉を入れると味がしまってよりスープが美味しくなると思います。

黒いソースは試してないのでわかりません。


まとめ

B級グルメの最高峰といっていいレベルのレストラン。

台湾にはこのようなお店が本当に数多くあります。

場所が中心地から離れていますので台湾になれていない旅行者様はなかなかご自身でいかれるのは大変だと思います。

その時は我々ピンピントラベルにご連絡ください。貸切チャーターやいろいろなオプショナルツアーをご用意してお待ちしております。

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どうぞよろしくお願いします。


北港江記龍門生炒鴨肉焿お店情報

営業時間
08:30-18:00 

定休日
日曜日

最寄のMRT駅
三重国小 O50
台北地下鉄路線図

アクセス
MRT三重国小駅から徒歩7分

住所
新北市三重區龍門路134號