個人的にかなり好きな台湾伝統スイーツである豆花。台北だけでも本当に多くのお店が特徴ある豆花をつくっています。その中にあって今回ご紹介するお店は冷たいものと温かいものを同時に食べるという少し変わった豆花の食べ方を提供しているお店です。
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評価
- 予算 35台湾ドル/人
- サービス 普通
- 客層 全世代
採点
- 口当たり 7点
- 風味 6点
- 甘さ 7点
- トッピング 3点
- 見た目 1点
どんなお店?
景美夜市というマイナーな夜市の中にあるお店。
夜市とはいいましたが正確には伝統市場に近く観光夜市とはまったく違いますから注意してください。
今回のお店もアーケードがある市場の中にあるためまたその市場は古いので正直に言えば清潔感はあまりありません。
天気のいい日に行きましたが写真にある通り薄暗い感じです。
景美夜市
地下鉄景美駅からすぐのところにある伝統市場周辺を総称して景美商圏(通称景美夜市)といいます。
かなりディープな場所ですが駅から近いので個人的には地元の空気を感じることができておもしろいかなと思います。
ただやはり衛生の面ではかなり不安がのこりますのでそれなりの覚悟は必要です。
今回ご紹介する豆花店の目の前の通路を撮影したものですが、このような薄暗いアーケードがしばらく続いています。
アーケードは青果店や精肉店などの食べ物を販売するお店と、レストランや衣料品、日用雑貨等を販売するお店が混在しています。
お店の統一感もありませんし、商店同士が協力している感じもありませんので雑多な感じを強く感じます。
ただ人通りが多く夜でも女性の一人歩きなどをよく見かけましたので治安はさすが台湾といったところでかなりいいと思います。
また私がこの通りを歩いていると、学校帰りの小学生の男の子にお店の人が声をかけてお菓子をあげていたのも目撃しました。
おそらく地元のかたは全員顔見知りなんでしょうね。
すこし照れくさそうにおかしをもらった少年の笑顔が印象に残っています。。
またこの通りをぬけたところにあるのが以前紹介した四神湯のレストランがありますので、食事後にこちらのスイーツをたべるのが景美夜市黄金コースとなっています。
おかわり台湾飯。こんなおいしい薬膳スープがあっていいのだろうか。。苦手な方も一度は飲んで欲しい四神湯が美味しいレストラン、高雙管四神湯。
店内というよりか共同食事スペースといったほうが正確です。
写真には写っていませんが右手には屋台形式の鉄板焼きのお店があってそちらとの境界線があいまいでした。
食事スペースも綺麗とはいいがたく抗菌ウエットティッシュは必須かもしれません。
メニュー
注文方法は口頭のみです。
面倒くさいときは指差しで注文しましょう。
メニュー左が冷たいもので右があったかいものです。
目の前に置かれたトッピングが見るも色鮮やかに映ります。
種類は多くはありませんが、すべてお店の手作りでどれもおいしそうに見えます。
バケツみたいな容器に入れているのはご愛嬌として受け止めましょう。。
こちらのお店では豆花にもカキ氷をいれます。
カキ氷はガリガリ系のやつで昔懐かしいカキ氷製造機で作られます。
これが豆花です。
細長い寸胴にたっぷりと豆花が入っています。
お椀によそうときはしゃもじのようなものですくい上げるようにして盛り付けます。
豆花の詳しいことについては以前のレポをお読みくださいね。
おかわり台湾飯。台湾スイーツ豆花を徹底解説。これを読めば豆花のことがすぐにわかります。
豆花
豆花にカキ氷をまぶし三種類のトッピングをのせたスイーツ。
量としてはごく標準的なサイズで一人でも十分食べられると思います。
こちらのお店の豆花でまず最初に驚いたことは豆花があったかいことです。
豆花にカキ氷をまぶすのも珍しいのですが、それよりも豆花があったかいことに驚きました。
その温かさが冷たいカキ氷とぶつかり口の中があたた、ん、冷た、んやっぱり温かいというように混乱します。
(おそらく温かい豆花は開店間もないときだけだと思いますので興味のある方はそのお時間に行ってくださいね)
ですがその混乱は悪いものではなく食感の延長のような感じがして個人的にはきらいではありませんでした。
さてその豆花は、水っぽくて少し柔らかすぎますが、上質なプリンのような滑らかさがあり口当たりとしては好みの範囲です。
ただ風味は大豆の香りがあまりせず、すこし雑味を感じました。
これはいつも言っているのですが名前が豆花というぐらいなので個人的には豆花には大豆の香りはマストです。
甘みに関しては、黒糖シロップの甘さがほどよくて、トッピングの甘さを加えても甘すぎないバランスのいいものです。
トッピングの味も特別に美味しいとは思いませんでしたが手作りらしい素朴な甘みは食べていて安心できる味でした。
トッピングがピーナッツのみのオーソドックスな豆花。
トッピングのピーナッツは柔らかく煮られていて豆花とすごく合います。
ピーナッツ自体には味がつけられていませんので甘みが得意でないかたにもおススメできます。
豆花については先ほどと同じですので省略しますね。
まとめ
台北からは少し距離がありますが、地元色がつよい夜市の中にある今回の豆花のお店。
温かい豆花と冷たいカキ氷の組み合わせはありそうでなかったものです。
食べてみてびっくり、行ってみてびっくりの今回のお店にみなさんも是非一度足を運んでみてくださいね。
景美豆花お店情報
営業時間 16:00-24:30 定休日 無休 最寄のMRT駅 景美 G05 台北地下鉄路線図 アクセス MRT景美駅1番出口から徒歩6分 住所 台北市文山區景美街86號