今回の台湾飯は台湾人気B級グルメの一つである麺線が素晴らしくおいしいお店を紹介します。個人的に台北で食べられる麺線の中でも一、二を争うおいしさだと思っていて地元のかたに人気があるのもうなずけます。大きめの具もたくさん入っていて食べ応えも抜群ですから麺線に興味のあるかたは是非一度ご賞味ください。
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評価
- 味 8点
- 予算 55台湾ドル/人
- サービス 普通
- 客層 現役世代
どんなレストラン?
お店の外観
店名にならってか黄色を基調とした色遣いが目立つお店です。
お店の形態は台湾ではよくあるタイプの半屋台式のお店で規模としてはかなり小さいのでお近くに来た時でもうっかり見過ごしてしまうかもしれませんのでご注意ください。
最寄りの地下鉄の駅は「中山國中」で駅からは徒歩圏内にあるため立地条件は悪くありません。
また松山空港からも近いため早めに空港に着いたときなどはこちらでお食事をしてもいいかもしれませんね。
一つ注意点としましては、台北の地下鉄の駅には「中山國中」駅と「中山國小」駅がありますのでお間違いないようにしてくださいね。
こちらが少し離れたところから撮影したお店の全体像です。
店内で召し上がるときでもお持ち帰りでも同じ列に並んでお待ちください。
また写真左に見える通路の少し先にはクーラーがきいた室内の食事処がありますので座ってゆっくり食べたい方はそちらをご利用ください。
たまたま屋台の裏から撮影した写真があったのでこちらでご紹介します。
台湾の屋台はおよそこういう形をしています。
特徴としては、ステンレス製ではありますが薄く作られているため重量は抑えぎみであることと移動が簡単に行えるため下には車輪がついていることがあげられます。
もちろんお店によって違うため全部とはいいませんが、汁物を扱うお店はだいたい別の場所で調理したものを屋台で温めて提供しているところが多いですね。
揚げ物など熱々じゃないとおいしくないものはその場で調理しています。
火力にはプロパンガスを使っていて人気店などは予備のプロパンを用意しているところもあります。
小籠包も販売しています。
食べていないのでなんともいえませんが小籠包はやはり専門店で食べたほうが幸せになると思います。
ここからそう遠くない場所には「杭州小籠湯包」や「小上海」、「蘇杭點心店」等の名店が多くありますから余計にそう思います。
おかわり台湾飯。台北でいろんな小籠包を食べ比べ。
日本人好みのしっかりとした味つけで且つお安く小籠包をいただけるお店、小上海。
店内の様子
こちらがクーラーのきいたイートインスペースです。
広さは大きくなくまた座席数もそこまで多くないので時間帯によっては待ち時間が発生することがあります。
ただ部屋はしっかりと掃除されていて清潔感はあります。
こちらは先ほどの写真で説明したお店の横の路地にあるお食事スペースです。
冬なら問題ないのですが、いくら日陰だといっても夏場に熱々の麺線をこちらのスペースで食べるのはあまりおすすめしません。
気温が高い日はおとなしくクーラーのきいた部屋で召し上がってください。
メニュー
メニューはお店のいたるところに置いてあります。
注文方法は直接店員さんに伝えるシステムで注文が終わるとすぐにお会計をします。
麺線の具に、牡蠣、豚のホルモン、豚肉のつみれ、それらが全部入った総合、もしくは具がなんもなしの素の五種類からお好きなものを選んでください。
お会計後は店員さんがテーブルまで商品をもってきてくれますので先に席を探してお座りください。
台湾の麺線に関しては以前ご紹介したお店のところで詳しく解説していますのでそちらをご一読ください。
各種調味料はテーブルに用意されています。
麺線に入れる基本的な調味料は、唐辛子がたっぷりのソース、おろしニンニク、烏酢(ウスターソース)になります。
台湾の方々が好む味付けにしたい方はこれらを入れてお試しください。
ちなみに黒い醤油入れに入れられたものが烏酢でその前にある赤い液体が唐辛子ソースでその左にあるのがおろしにんにくです。
麺線
今回私は、麺線の三種類の具が入った総合の小を注文しました。
小の器の大きさはちょうど日本のミニ丼サイズで軽く食べる分には全く問題ないサイズだといえます。
スープはカツオ出汁がきいた定番の味付けですが、この出汁の濃度が絶妙で風味をしっかりと残しているだけではなく、飲み干すとスッとその香りが鼻から抜け後を残さないといった感じです。
スープにつけるとろみも強くないためよりのど越しがいいように感じるのもありますが風味とあっさりさを見事に両立させている素晴らしいスープだと思います。
個人的に台湾の出汁に関してはカツオ出汁の風味が濃いのが好きではないのですが、こちらのお店のものはその私の好みの濃さをぎりぎり越さないところに収まっていて驚きました。
わかりやすく西門町の有名店のものと比較しますと、こちらのスープはあちらよりカツオ出汁が濃くない代わりに風味がよく味付けもややしっかりとしているといった感じです。
またスープにはカツオ出汁を取るときに使われたであろう粗削りだしの残骸などは残っていないのも私の好みに合っています。
(あの出汁の残骸がくちの中にあるとまるで紙を食べている感じがして好きではないんですよね。。)
さて今度は具についてのレポなんですが結論からいうとこちらも素晴らしいです。
まず驚くのがその具の大きさです。
牡蠣などは火が通っているにも関わらずしっかりと大きく一般的な台湾の牡蠣よりも大きくまた量も多いです。
ホルモンに関しては臭みがわずかに残っていますがそれでも醤油ベースの素晴らしい味付けがされていて噛むとホルモン特有の匂いとおいしい味を楽しむことができます。
豚肉のつみれにかんしても全く同様で大きめに切られた豚肉の食感を楽しむことができ味付けも醤油ベースでしっかりとつけられているため麺線のスープを一緒に食べても全くその存在感は消えていません。
とにかくこのお店の麺線は素晴らしいの一言で現状個人的には台北で一、二を争うおいしさだと思っています。
おかわり台湾飯。個人的おいしい台北麺線ランキングで一位を争うお店。油庫口蚵仔麺線。
まとめ
今回の台湾飯は台湾の味を代表する麺線が素晴らしくおいしいお店を紹介しました。
麺線自体が複雑な味付けではないのでそこまで大きく味に差がでないと思っていましたが、実際はそうでもなくやはり台湾の食文化の奥の深さに驚かざるを得ません。
たっぷりの具がはいった熱々の麺線をすすると体全体で台湾を感じることができるでしょう。
次に台湾にお越しのさいは是非この麺線をお試しください。
ごちそうさまでした。
黄金麺線お店情報
営業時間 10:00-19:00 定休日 日曜日 最寄りのMRT駅 中山國中 BR12 台北地下鉄路線図 アクセス MRT中山國中駅出口から徒歩7分 住所 台北市松山區民權東路三段160巷15號