コンテンツ
台北で魯肉飯を食べるならここで決まり。
私の中で今大魯肉飯と双璧をなすこちらのレストラン。一度食べたらやみつきになるあっさりとしながらもその奥深い味わいを皆様に今回ご紹介いたします。
評価
- 味 9点
- 予算 140台湾ドル/人
- サービス 普通
- 客層 ご家族
- 化学調味料 5%
どんなレストラン?
松德宮の周辺にはお店がぎっしり並んでいます。
そのなかでも行列が目に付くのがこちらのお店。
中の座席が少ないためかなりの時間をまたされます。
並んでまで食べる価値はおおいにありますが、並ぶのがいやな方はご飯の時間を外してこられることをおすすめします。
お料理
醤油ベースの甘辛いスープで豚肉をとろとろになるまで煮込み、それを白いご飯にかけて食べる台湾の国民食ルーローファン。
こちらのお店では、中華調味料の味はあまりせず八角のにおいもしませんでした。
写真を見ていただければわかるとおり、まずなんといってもこちらのルーローファンのてり具合は完璧といわざるをえません。
長時間煮込まれているはずですが形を崩すことなくとどまり、食べるときしっかりとお肉の食感を味わうことができます。
味は中華調味料が強くなく醤油を基本に甘辛いそしてピリッと唐辛子の辛さを感じる素朴な味付けになっています。
料理が上手な母親が八角等の中華調味料が嫌いな子供のために工夫して作り出したルーローファン、まさにそのような感じのする味でした。
調味料を足し算することなく引き算によっておいしさを導き出したこちらのルーローファンを是非皆様も味わってみてください。
生姜、米酒、胡麻油、鶏肉で作られたスープに豚肉の切り身を入れた料理。
こちらのお店では店名にもあるとおりにわとりの腰花(腎臓)をいれたスープが看板メニューなのですが内臓系にすこし苦手意識があるため今回は注文しませんでした。
麻油鶏については、また別のおすすめ麻油鶏レストランでくわしくご紹介させていただきますが、簡単に言えば台湾で主に月のものがある女性が体調管理のために食べる薬膳スープです。
さてスープは、鶏がらスープをベースに生姜とごま油、お酒の香りがしっかりと残っている味付けです。
アルコール分は飛んでなくなっていますがお酒のにおいが強いためお酒がだめなかたは食べることができないでしょう。
全体的にあっさりめの薄味ではあるのですが、お酒と生姜、ごま油の香りがしっかりと残っているため食べ応えは十分といった感じでした。
まとめ
味付けを足し算することなく引き算によってここまでおいしくさせたルーローファン。
素朴も極めればここまで洗練されたものになるとはと驚きの中に感動に近い感情が駆け巡りました。
麻油鶏を食べなくてもルーローファンを食べるためだけにこちらのレストランにお伺いしてもいいかもしれません。そこまで価値のあるルーローファンだと思います。
蛇足になりますが、このレストランでは煮豆腐や煮たまご、茹で野菜等他のメニューもありますので、麻油鶏が食べられなくても十分おなかいっぱいにすることもできます。
こんなにおいしいレストランですが問題はやはり立地が悪いということです。
もしお困りでしたらピンピントラベルにご相談ください。メールをいただければどんな小さいことにでもお答えいたします。
施家麻油腰花お店情報
営業時間
11:00-23:00
定休日
月曜日
最寄のMRT駅
永春 BL19
台北地下鉄路線図
アクセス
MRY永春駅4番出口から徒歩8分
住所
台北市信義區松山路538-2號