具に豆腐をいれたあっさりとしていて食べやすい台湾風おやきをいただきます。周家豆腐捲。

今回の台湾飯は具に豆腐をいれたあっさりとしていて朝からペロッといけちゃう台湾風おやきの名店をご紹介します。おやきの中に豆腐なんてと日本の方には少し奇妙に感じるかもしれませんがこれが意外にもあっていて食べ終わるとついついおかわりしたくなる中毒性を秘めています。まだ食べたことがないかたは必ず食べてみてくださいね。


評価

  • 味 7点
  • 予算 40台湾ドル/人
  • サービス 普通
  • 客層 全世代

どんなレストラン?

お店の外観

お店の外観は台湾の伝統を色濃く残した下町にたたずむ小さなレストランといった感じです。

食事する場所はあるにはありますが扉や壁がなく外気がもろに入ってくるタイプのお店でゆっくりとお食事をするのにはむいていません。

とはいってもこのてのタイプのお店は台北では珍しくなく個人的には逆にアジア感が楽しめるので好きですね。

このレストランがあった場所はもともと「眷村」があった場所ですので雑多な雰囲気をだしているのは当たり前なのですが、近くには台北でも屈指のショッピングエリアがあり、お店がある地域とのギャップはかなり大きく感じます。

この二つの地域を関西でたとえるなら、梅田の駅前と東通り商店街といった感じですが実際のギャップはもっと大きくここに来られる方は途中でその変わりゆく景色に不安を感じるかもしれません。

おかわり台湾飯。眷村とはなんぞや。その歴史を簡単にご説明します。


最寄りの地下鉄の駅は「国父紀念館」ですがとなりの駅である「市政府」駅からも近いですからどちらかお好きなほうをお選びください。

百貨店等で買い物をしたあとお食事を楽しむなら百貨店等の商業施設が多い市政府駅を利用されるのがいいと思います。


お店の入り口付近では大きな鉄鍋でお店の看板メニューであるおやきが焼いています。

焼くところをしばらくみていましたがどうやら台湾風おやきは油をひかずにやいているみたいです。

食レポのところで詳しく言いますが結果的にこの手法がおやきの皮に独特の食感をもたらしていておいしくさせているんだと思います。


店内の様子

お店の商品は注文が入ってから作り出すものと作り置きのものの二種類があります。

こちらの写真は店員さんが別のお客さんが注文した牛肉巻をつくっている様子です。


そしてこちらが作り置きを販売している様子です。

出来立てのあつあつをいただくには運が必要ですが、朝の忙しい時間なら高確率で出来立てをいただくことができると思いますから機会があればチャレンジしてみてください。

おやきはある程度冷めてもおいしくいただけますが、とはいっても焼き立てが一番おいしいのはどんなお料理でも変わりませんからね。


こちらは蒸し物になります。

今回はいただいていませんのでどんな味がわかりませんが、見た目もおいしそうでお客さんの中にもこちらを購入されている方が多く見受けられました。


メニュー

注文はレジで店員さんに口頭でしてください。

お店の壁には日本語メニューが飾ってありますのでそちらを参考に決めてください。

こんな辺鄙な場所にあるお店にも日本語メニューがあるとはと驚きましたがもしかしたら日本の何かの媒体でこちらのお店が紹介されたことがあるのかもしれませんね。。

恐るべし情報化社会。。


調味料はカウンターに置いてあります。

お料理を受け取ると個人でつけるシステムになっていますのでお好きな味付けでお試しください。

もしテイクアウトをされるなら写真手前のところにある透明のビニール袋の中に直接調味料をいれてお持ち帰りください。

私は何もつけなかったので正確なことはいえませんが、おそらく黒っぽい色したものがお醤油で赤いのが辛みのあるチリソース的なものだと思います。


お料理

冰豆漿(10元)

今回注文したものはこちらの冷たい豆乳と台湾風おやきの二品だけです。

豆乳は驚きの10元という安さで立地を考えるとただ驚くばかりです。

お店からそう遠くない場所にある駅前の百貨店付近のカフェでは豆乳ラテがこちらの15倍ぐらいの値段で売られていることを考えればもうわけが分かりませんw

豆乳の味は台湾の朝ごはんやさんの一般的なものと比べると少し薄いかなという感じです。


招牌豆腐捲(30元)

こちらがお店の看板メニューの台湾版おやきです。

しっかりときつね色の焼き色がつけられていて見た目からしておいしそうです。

私が注文した時は残念ながら出来立てを食べることはできませんでしたがそれでも十分においしかったです。


具には豆腐、キャベツ、卵、春雨、が使われています。

具の味付けは塩のみというシンプルさで薄味に仕上げられていて余分なものは一切省かれています。

豆腐はしっかりと水気が抜かれていてべたべたした食感は全く残っておらずイメージとしては裏ごしをしていない白和えに使う豆腐に近い感じだと思います。

特筆すべきはやはり皮でもちもちの食感が存分に楽しめることです。

先ほども軽く触れましたが皮は焼くときに油をつかっていませんから焦げ目の部分は食感がカリッとしないかわりにもっちりではなくぎっちりとした食感に変わりかつ小麦粉の風味が楽しめるといった感じです。

その焦げの部分ともちっとした皮の部分との対比が楽しくついつい口に運んでしまいあっという間に食べきってしまいます。

個人的にこの中華式の小麦粉をつかった料理はかなり好きで普段から朝ごはんやブランチとして食べたいのですが台北ではそんなにこのジャンルのお店が多くないのが悩ましいところです。

もしみなさんが今回の記事で豆腐捲に興味をもたれたのなら積極的にお店に足を運んでみてください。

レア感を楽しめるのはもちろんのことかなり貴重な体験になると思います。

ちなみに台北で豆腐捲を食べるのなら今回ご紹介しているお店かもう一つ以前ご紹介した江蘇菜盒店がトップ2なんですが、個人的には江蘇菜盒店のほうがおいしいと思います。

おかわり台湾飯。台北で台湾式おやきを食べるならここだ!!


まとめ

今回の台湾飯は台北でもレアといっていい台湾風おやきがおいしいお店を紹介しました。

味つけはもちろんのこと最高に仕上がった皮は食べるものを自然と笑みにさせる魔力をもっていてあっという間に食べきってしまいます。

豆腐との親和性も高く家の近くにあったのなら足しげく通ってしまうこと間違いありません。

みなさんも台北にいらっしゃった場合は是非こちらにお越しください。


ごちそうさまでした。


周家豆腐捲お店情報

営業時間
06:30-15:00

定休日
無休

最寄りのMRT駅
国父紀念館 BL17
台北地下鉄路線図

アクセス
地下鉄国父紀念館駅3番出口から徒歩12分

住所
台北市信義區光復南路419巷106號