小麦粉で作った皮が異常においしい中華式ピタパンを心ゆくまでお召し上がりください、江蘇菜盒店。

何度もいいますが、台湾で食べられる小麦粉の生地で使った皮は日本で食べるものより美味しいと思います。そして今回はそのおいしい生地で作った皮の料理がお手軽にそしておいしくいただけるお店をご紹介します。日本ではなかなか出会えない素晴らしい食感を皆様もお試しくださいね。


評価

  • 味 8点
  • 予算 100台湾ドル/人
  • サービス 普通
  • 客層 現役世代

どんなレストラン?


お店の外観

地下鉄忠孝復興駅の裏手にあたる場所にある隠れた名店。

公共住宅のような建物の一階部分に位置しているため、もしかしたらお店探しにすこし手間取るかもしれません。

お店の看板も小さく遠目からも目立ちませんからお近くにお越しのさいは地図をよくみてお越しください。

お店の建物自体もそこまで古くはありませんが築30年といったそれなりの感じです。



店内の様子

写真のいすに座っている人はお客さんではなくお店の人ですw

台湾ではよくあることなのですが、お客さんとお店の人との区別はありません。

チェーン店であっても店員さんが制服を着たままお店のテーブルで休憩している姿をよく見かけます。

また冷蔵庫の中にお店のかたの私物を入れている場合もあります。

まあいずれにせよ台湾ではこれは当たり前なので見つけても温かい目で見てあげてくださいね。

店内はザ、大衆店といった感じで綺麗でも汚くもありません。

どうしても気になる方はいつもどおり事前準備をよろしくお願いしますね。



お店に入ってすぐの場所にセルフサービスのお水と注文表が置いてあります。

お水は後からでもいいですが、注文表は席に座る前にとってくださいね。

席は基本自分で探すことになります。

忙しい時間帯は基本相席になります。



冷蔵庫には先付け(小料理)が入っています。

小料理をご所望ならこちらもセルフでお願いします。

小料理はしっかりと冷蔵されているので問題ないです。

また基本的には注文表に記入してから小料理をとることになりますが、記入してなくても自由に取ることもできます。

お会計は最後にしますが、そのとき店員さんがしっかりとそれらを含めた精算をしてくれますので、確認してお支払いください。


メニュー


メニュー

お店の外においてあるメニューです。

こちらはお持ち帰りの人が見るためのものです。

店内で召し上がる場合は店内のメニューをみるか注文表に直接書き込んでください。

お持ち帰りの人は基本口頭での注文になると思いますが、コミュニケーションに自信のない方は店内の注文表に記入して店員さんにそれを渡しても問題ないと思います。



注文表

こちらが店内用の記入式注文表です。

記入のとき右上の卓號(テーブル番号)を忘れずにお書きくださいね。

またお写真はクリックで大きくなりますので参考にしてくださいね。



調味料コーナー

各テーブルには調味料は置いていません。

もし何か味付けをしたいと思ったらこちらで調味料を足してください。

お箸やお皿はお料理が運ばれてきたときに一緒にきます。


さて注文がすんだのでお料理がくるのを待っていてください。

私は物珍しいので料理を作っている様子を見てきますね。。



物珍しそうに見ていたらおばちゃんの店員さんが手招きで厨房の近くまで私を誘導してくれました。

(さすがに中までは遠慮しましたが、たぶん入ってもよかったんだと思います。)

いろいろ聞かれてお話しましたが、店員さんは言葉からおそらく中国人の店員さんだと思います。

すごくフレンドリーでらしくなかったのですが、ただ言葉遣いや話し方はやはり台湾人と違って少し高圧的でしたw



菜盒子は作り置きのものに布を被せて保温しています。

結論から言うとこの料理は冷めてもめちゃくちゃおいしいのですが、出来立てはもっとおいしいので皆様にはできたてを是非食べてもらいたいです。

ただできたてを食べる場合はお店がかなり込んでいる時間帯に行くことになるのでそれはそれでしんどいですが。。



薄餅は焼きたてが食べられます。

それにしてもすごく年季の入った鍋ですよね。

期待が高まります。。


お料理


豆腐捲(35元)

小麦粉で作った皮の中に味付けした豆腐と葱が入ったお料理。

豆腐は乾燥しているのではなく少し水分を含んでいます。

そのため最初ぱさぱさしているのではないかと心配していましたが、むしろ逆で豆腐の水気がちょうどよく皮とよくマッチしていました。

味付けもきわめてシンプルでおそらく塩こしょうのみでしょう。

それでもここまでおいしいと思うのはやはり皮の出来が抜群にいいからです。

皮をかじると歯のうらに巻きつくような弾力を持ち合わせながら、なおかつ引っ張れば少し伸びるのですが張力の限界を超えるとあっさりとちぎれるその歯ごたえはさすがの一言につきます。

もちろん表面はぱさぱさなのですが、それを補っているのが先ほどの少し水気を含んだ豆腐でこれらが合わさるともうこれはたまんないです。



牛肉捲餅(75元)

薄餅に牛肉、キュウリ、白葱をいれテンメンジャンで味付けしたお料理。

中の具は平凡そのものですがやはり特筆すべきは皮ですね。

基本先ほどと同じですので詳しい論評はさけますが、今回は先ほどのものと比べて細いのでもちもち感は少なくなっています。

蛋餅と見た目は似ていますが、油っぽくないので 個人的にはこちらのほうが圧倒的に好きです。

(蛋餅はつくりてによって味が変わりまた焼くときサラダ油をひくので、おいしいところはおいしいのですが、現状油っこいところが多いイメージです)



酸辣湯小(35元)

酸味と辛味が同居したスープ、サンラータン。

基本野菜補給のため注文することが多いです。

こちらのサンラータンは少し酸味がつよい味付けですこし癖があります。

ただしっかりとうまみが出ていて総合的には悪くないと思います。


まとめ

皮に始まり皮に終わる今回の台湾飯。

何度もいいますが台湾で食べることができるおいしいお店の皮は少しレベルが違います。

さすが本場といいますか一度食べたら病みつきになるぐらいです。

今回ご紹介したお店は間違いなくそのおいしい皮がたべられるお店の一つです。

皆様も台北にお越しのさいは是非食べてみてくださいね。



ごちそうさまでした。


営業時間
11:00-20:00

定休日
日曜日

最寄のMRT駅
忠孝復興 BL15 BR10
台北地下鉄路線図

アクセス
MRT忠孝復興駅2番出口から徒歩5分 

住所
台北市忠孝東路三段216巷3弄6號