天気のいい日は近くの公園でのんびりと黒糖カフェラテでもいかがですか、一陸一咖啡場所(E61)。

今回の台湾飯はほぼお持ち帰り専用のカフェをご紹介します。お店があるエリアは個人的にかなりおすすめで近くには台北屈指のおいしいレストランや甘味処が充実していて食い倒れをするにはもってこいの地域になっています。台湾旅行の楽しみの一つである食べることを心行くまで楽しみたいかたは是非こちらにお越しください。


評価

  • 味 8点
  • 予算 108元/人
  • サービス 普通
  • 客層 若者

どんなカフェ?

お店の外観

カフェというには小さくてちょっと見ただけでは営業しているかどうかすらわからない外観が特徴的なお店です。

お店の外壁にはイタリアの国旗がデザインされたものが飾られていてどんなお店なのかがぎりぎりわかるといったところです。

またお店の営業時間も15時から20時までと非常に短く場所が場所だけにかなりマイナーなお店だといえます。

ところが上の写真を見ていただいたらわかると思いますがこちらのカフェとても人気があるんです。

私がこちらを利用した日はちょうど土曜の夕方だったのですが30分弱待ちました。

お店がある場所は台北のとなりの市である新北市永和区に位置しています。

最寄りの駅は「永安市場」駅で台北駅からは乗り換えは必要ですが5個目の駅になります。

台湾飯ではいままでこのエリアのお店を何店かご紹介しましたが個人的にかなりおいしいお店が密集しているという印象のある場所で、台湾在住者のかたやリピーターさんには是非積極的に足を運んでもらいたいと思っている地域です。

詳しくはあとでまた改めてご紹介しますがこのエリアが隠れた名所なのは間違いないと思います。


店内の様子

お店に入ってすぐのところには麻袋に入った外国産のコーヒー豆が高く積み上げられています。

袋のすぐ隣にはロースターが置かれていて営業時間外でこちらでコーヒー豆をローストしているのでしょう。

そのためお店の中はコーヒーのいい香りが充満しています。


お店の壁一面にはお客さんからの手紙が飾られています。

内容をみてみると台湾以外のところからの手紙も少なくなくこちらのお店がワールドワイドに愛されていることがわかります。


ドリンクスペースはかなり限定的になっているうえに椅子がありません。

ドリンクメニューの中には店内限定のものがあるため店内でいただくことはできますがやはりゆっくりするのには向いていないですね。


メニュー

メニューはお店のカウンター上の黒板に手書きで書かれているのみです。

注文方法は口頭だけですがおそらく英語なら通じると思います。

エスプレッソカップに入れて飲むエスプレッソ系のコーヒーは店内でのみ販売していてラテやカプチーノ等は持って帰ることができます。

余談になりますが上質なエスプレッソは抽出後コーヒーの層が三つに分かれ、この層は30秒ほどしか維持しないため出来上がりと同時に一気に飲むのが一番おいしい飲み方みたいで、このこだわりを堅持するためお店側は店内でしか販売していないみたいです。

もうこのこだわりをもった店主は素晴らしいとしか言いようがありませんよね。

ただイタリアコーヒーがメインのお店ですのでカフェオレやアメリカンはありませんのでご注意ください。


おそらく店名の由来になっているであろうエスプレッソマシンです。

この機械はもちろん現役でおいしいエスプレッソを元気よく抽出しています。

少し気になって調べてみたのですが、こちらのエスプレッソマシンは復刻版で日本でだと新品が100万円前後で取引されています。

機械の名前が店名に採用されるぐらいだからカフェ界隈の世界ではあこがれられる存在なんでしょうね。


永安市場について

さてこちらが個人的におススメな地下鉄「永安市場」駅の周辺地図です。

地図中央部にある緑の地域は公園でこちらの地域のランドマークになっています。

この公園は地域のかたの憩いの場として利用されていて、いつも人で賑わっています。

また公園の中央部には図書館があり冷房がきいていますのでこちらも夏の暑い時期には涼をとりに来る地元のかたでいつもいっぱいです。

そして繰り返しになりますが、このエリアの最大の特徴はこの公園を中心として周囲にたくさんのおいしいお店が多いということです。

お店の種類も、台湾料理から中華、西洋、日本料理と幅広く、デザート、かき氷、ドリンクバー、カフェと様々な種類があります。

台湾飯でもいままで4店舗紹介してきましたがまだまだ紹介しきれていません。

今回のぶんと今までの記事を読んでいただいたかたの中でもし気になる方がいらっしゃいましたら是非一度足を運んでみてくださいね。


おかわり台湾飯。今までご紹介してきた永安市場周辺のめっちゃおいしいお店の数々。


カフェ

拿鐵咖啡(108元)

カフェラテです。

のどが渇いていたため写真を撮り忘れて一口失敬したためラテの部分がなくなっています。。

エスプレッソの味と風味は素晴らしの一言で、苦みと風味のバランスが私の好みにばっちり合っていて飲みながらにしておいしさを堪能できました。

ラテも非常にクリーミーに泡立てられているため口当たりもよく、牛乳独自の甘さだけでも十分に味わい深いものになっていると感じました。


黒糖拿鐵(108元)

先ほどのカフェラテに黒糖の粉をまぶした飲み物です。

カフェラテ部分は先ほどと同じですが、黒糖が入ることでより深い味わいが楽しめます。

私の前後のかたもこちらを注文していたのでもしかしたらこれが今回のお店の一番人気のメニューかもしれません。

実際このラテのおいしさは飲んだらわかります。

個人的にもこの黒糖ラテはかなりおススメです。


まとめ

こんな場所にこんないおいしいイタリアンコーヒーが飲めるのかと素直に驚いたお店です。

永安市場周辺のレストランはこういったレベルの高いお店がしれっとあるのが驚きとともに感動を与えてくれます。

これらのお店は訪れるものを喜ばせてくれるし、それだからこそこの地域が新しい人気スポットとして台湾の方に認知されつつあるのだと思います。

カフェでゆっくりするのが好きな方や作業するのには全く適していないお店ですがおいしいコーヒーに目がないといったかたには是非一度体験していただきたいですね。


ごちそうさまでした。


一陸一咖啡場所(E61)お店情報

営業時間
15:00-20:00

定休日
日曜日、月曜日

最寄りのMRT駅
永安市場 O03
台北地下鉄路線図

アクセス
MRT永安市場駅出口から徒歩8分

住所
234新北市永和區安樂路200號