小南門周辺の5大傻瓜麺レストランの最後の一つ、南門福州傻瓜乾麺。

小南門周辺には有名な傻瓜麺のレストランがたくさんあります。その中でも今まで台湾飯では特におススメの4つのお店を紹介してきましたが、今回で最後になります。単純なお料理だからこそ難しいといえる傻瓜乾麺の世界に皆様をご招待しますのでお楽しみに。


評価

  • 味 6点
  • 予算 80台湾ドル/人
  • サービス 普通
  • 客層 全世代
  • 化学調味料 5%

どんなレストラン?

お店の外観

お店の建物も古く綺麗とはいいがたい大衆レストランの雰囲気が満載のレストランです。

外見から少し入りづらいかもしれませんが一度入ってしまえば懐の深い台湾風接客を受けられますのでどうぞ勇気を出してお入りください。

平日のお昼時は特に込み合いますので少し時間をずらしてこられることをおススメします。

またとなりのレストランは台北のルーローファンのお店でおそらく一番有名な「金峰魯肉飯」です。

こちらのお店はいうまでもなくいつでも込んでいますので、もし金峰魯肉飯を目当てにきて列の長さに嫌気がさしたときの避難所として今回のレストランを利用してもいいかもしれませんねw

最寄の駅は地下鉄「中正紀念堂」駅で出口からすぐの立地にあるのも旅行者にとってはうれしいですよね。


店内の様子

外観からもわかるとおり店内も大衆レストランそのものといっていい感じになっています。

食事時には後ろとなりのお客さんとかたをぶつけながらのお食事になりますのでそれがいやなかたはやはり時間をずらしておこしいただいたほうがいいと思います。

店内はしっかりと掃除していますので最低限の清潔感はありますが、自衛の準備をしていただくのほうがいいと思います。


メニュー

メニュー

メニュー表は入り口すぐのところに置いてありますからそちらをもって座席をお探しください。

混雑時は基本相席になりますからそちらは覚悟していてくださいね。

注文方法は記述式でメニューに写真等はありませんから漢字を見て選んでいただくしかないですね。

(店内の壁には一部ですが商品の写真パネルはあります)

写真はありませんが、お店の入り口付近には小料理もありますが冷蔵保存していないため皆様にはおススメしません。


テーブル周り

各テーブルには傻瓜乾麺を食べるための三種の神器がそろっています。

傻瓜乾麺自体にはまったく味がついていないのでこれらをつけてご自身で調整するのですが、これについては次のところで詳しく解説しますね。


傻瓜乾麺の食べ方

調味料

写真にあるのが傻瓜乾麺を食べるときにつける調味料です。

胡椒と醤油はのぞいて肝心なのは、烏醋、辣渣、辣油の三つです。



傻瓜乾麺は写真の状態で運ばれてきます。

麺には乾燥を防ぐためラード等の油をさっと絡めている場合がありますが、お店によってさまざまです。

ただ確実なのはトッピングは刻み葱のみという非常にシンプルな麺料理だということです。

当然スープもありませんし、味もついていません。


烏醋

その裸の状態の麺に烏醋をかけていきます。

烏醋とはウスターソースのことです。

ただ日本で食べるものより甘みが少なくやや黒酢よりになっているのがちがうところですね。


辣渣

次に辣渣をかけていきます。

辣渣とは、乾燥唐辛子にコリアンダーの種、花胡椒、小茴香等を混ぜて調理した調味料の一種です。

辛さはありますが、ラー油と比べると唐辛子の量が少ないので食べやすいです。

麺と絡めると独特の風味がでて美味しくなります。


辣油

私は辛いものが苦手なのでラー油はかけませんが、多くの台湾のかたはそのあとラー油をかけています。

全ての調味料をかけた後はこれでもかというほどよく混ぜると完成です。



お店の壁にも大きく食べ方が写真つきでのっています。

さあこれで傻瓜乾麺の食べ方はわかったと思いますので次は実際に食べてみましょう。


お料理

傻瓜乾麺小(25元)

今回は先ほどの流れからメインメニューからご紹介します。

こちらの麺はこしはあまりない台湾の麺ですが、つるつるしていて喉の通りは悪くありません。

欲をいえばもう少し歯ごたえがあるほうが好みですが、十分おいしいと思える麺です。

烏醋、辣渣ともに風味はいいですが特別なものは感じませんでした。


炸香蒜排骨一塊(40元)

こちらのお店の顔の一つといってもいい揚げた豚肉のスペアリブです。

大蒜の風味がついているため香ばしくまた衣もさくさくしていておいしいです。

お肉に骨はついていませんが、かなり薄くなるまでたたいていて食べ応えがないのが残念なところです。

ただお値段をみればこれはしょうがないですね。


青菜蛋包湯(30元)

野菜を補うため注文した野菜スープです。

中にはほうれん草と半熟の茹で卵が一個入っています。

スープは恐ろしく薄味な上化学調味料が入っているので後味が悪いです。

こちらでお野菜を注文する場合は茹で野菜にしておいたほうがいいです。

ただ茹で野菜には刻みにんにくが大量についてきますからにんにくが苦手な人は前もって店員さんにお伝えくださいね。


まとめ

今回は台湾のファーストフードの一つ傻瓜乾麺のレストランをご紹介しました。

ここまで安く食べられてなおかつ腹持ちもいいお食事はなかなかありません。

麺料理なのであっさりと食べられるのもいいですよね。

さてこれで小南門周辺(中正紀念堂を含む)の5大傻瓜乾麺のレストラン全部の紹介がおわりましたが、あと場所は少し離れますが台北で一つお気に入りの傻瓜乾麺のレストランがありますからそちらを 紹介したあとに特集として傻瓜乾麺のことを紹介したいと考えています。

その時をどうぞお楽しみに。



ごちそうさまでした。


南門福州傻瓜乾麺お店情報

営業時間
日曜日 11:30-14:30
それ以外  11:00-14:30/17:00-20:30 

定休日
無休

最寄のMRT駅
中正紀念堂 G10 R08
台北地下鉄路線図

アクセス
MRT中正紀念堂駅2番出口から徒歩1分

住所
台北市中正區南昌路一段59巷32號