トロリととろける卵の黄身が食パンと出会った時、見た目からもうそのおいしさが伝わってきますよね、Comida可蜜達炭烤吐司。

今回は、台湾での朝ごはんの歴史変遷における第四世代を担う朝食屋さんをご紹介します。ドロッと流れ出す黄金の卵黄が食欲を刺激し見る者の心をつかんで離しません。食パンからかなりこだわっていて、見た目だけではなく味もしっかりと作られています。みなさんもご旅行中の一日のはじめに是非こちらでおいしい台湾の朝ごはんをお試しくださいね。


評価

  • 味 7点
  • 予算 100台湾ドル/人
  • サービス 普通
  • 客層 若者

どんなレストラン?

お店の外観

台湾の朝を彩る朝ごはん屋さんです。

店舗の形態としてはテイクアウト専門のお店ですが通路にテーブルと椅子を出していますのでそちらでお食事をすることができます。

座席数はそんなに多くはないのでもしかしたら席に座れないかもしれませんがそのときはお店の前の公園で召し上がってもいいかもしれません。

最寄りの駅は地下鉄「雙連」ですが「中山」駅からも歩ける距離にあります。

また台北國賓大飯店(アンバサダーホテル)や台北晶華酒店(リージェント台北)、台北老爺大酒店(ロイヤルニッコー台北)等日本の方に人気のホテルが近くにありますのでこちらでお泊りの方は是非足を運んでみてください。

雨の日やお外での食事に抵抗がある方は、支店が地下鉄「北門」駅の徒歩圏内にありそちらでは大きくはありませんが室内でお食事ができますのでそちらもチェックしてみてください。


こちらがお店が用意しているテーブルです。

奥に見える場所はとなりのカフェの座席なのでまちがってそちらに座らないようにしてくださいね。

私は台湾に来た当初、屋台以外のお店でも歩道にテーブルをだしてお食事をだすなんてとびっくりした記憶がありますがもう慣れましたw

ただこちらに限って言えば、ここの通行量はそんなに多くはなく食事中にぶつかったりすることもないので安心してお食事を楽しんでくださいね。


お店の様子

テイクアウト専門のお店ですのでレジも外に置いてあります。

注文時はこちらで注文することになるのですが、壁には購入のお約束事と流れが書かれていますのでそちらを翻訳しておきます。

商品のご注文

混雑時はお持ち帰りの方もテーブルでお食事をされるかたも同じく列に並んでください。

その後レジにてメニューをみてご注文しお会計をお願いします。

お会計がすむと番号札をお渡ししますのでそちらをもってお待ちください。

座席は先に取らないでください。ご注文が済み次第店員さんがご案内します。


番号札を取ったあとはこちらの電光板のところを見てお待ちください。

ご自身の番号がくると番号札をもって店員さんにお渡しください。


メニュー

こちらがメニューです。

注文方法は記述式で、記述が済むと店員さんにお渡しして先にお会計をしてください。

その後番号札を渡されますのでそちらをもってしばらくお待ちください。


レジの横にはお店の開業5周年を記念して、人気商品の値下げをしていました。

皆様がお越しになるときにこちらのサービスがあるかどうかはわかりませんが、一応報告しておきます。


お料理

起司肉蛋吐司(70元)

特製の豚肉とチーズ、半熟たまごをこちらも特製のトーストで挟んだお店の看板料理。

お肉は特別なたれに漬け込まれていてかなりおいしく感じました。

少し癖のあるハーブの香りがするため人によっては苦手意識があるだろうと思いますがそれ以上に深い味わいは間違いなくおススメできます。

またトーストもお店特製のものを使用しているみたいでおいしくいただけます。

ただあとでいいますが、台湾のパンそれも食パンの味は好みの違いもありますが日本と比べると数段落ちると個人的には感じていて、こちらのパンがおいしいといったのもほかの同じようなお店と比べてという意味で、単体では日本の食卓でいただける大手メーカーのパンよりやや下の普通においしいというところです。

トーストの大きさは日本のご家庭でいただくものと比べても少し小さめで、厚さもサンドイッチ用のパンをやや太くした程度で食べ応えは正直ありません。


トーストに挟まれたものがこちらになります。

たまごは両面焼きになっていますが、噛むと黄身がどろっと流れてくる半熟仕様になっています。

またチーズは市販のものを使用しているみたいで特別感はありません。


一口噛むと流れ出す卵黄の破壊力。

それがお肉の味をまろやかにしてくれ朝の胃にも問題なく受け入れられます。

独特の風味のお肉との相性も良く一気に平らげてしまいました。

パンも台湾でありがちなぱさぱさの甘みがつよいものではなく弱いながらもしっかりと小麦の香りがしておいしくいただけます。


ただやはり台湾のトーストの域をこえていないのが残念ポイントです。

もし皆さんが日本でおいしいトーストに食べなれているのなら台湾の朝ごはんにパンをメインにしたところでお食事するのはおススメしません。

しかしながらうれしいことに最近はその状況は少しずつですが変わってきています。

大阪の「嵜SAKImoto bakery」さんを筆頭に台北では高級食パンのお店がちらほら増えてきていて、毎日のご家庭の食卓で朝ごはんにおいしいパンを食べることができます。

もしかしたら近い将来おいしいトーストを使った朝ごはん屋さんも出現するかもしれませんね。

蛇足になりますが最近台北で日本のパン屋さん以外のおいしいトーストのお店を発見しました。

確認はしていませんがおそらく台湾人シェフのお店なので台北在住者でトースト好きには耳寄りな情報だと思います。

近く鳥取県の「TREES BREAD」さんをメインに現状台北で食べることができる個人的においしいトーストのお店をレポートしたいと思いますので、そのときに先ほどの台湾人シェフのパン屋さんもご紹介しますから少しお待ちくださいね。

ちなみにそのお店の名前は、「casa prima 義大利手工麵包」といいます。


林華泰無糖紅茶(20元)

台北で有名な茶葉の問屋さんである「林華泰茶行」で購入した茶葉を使用したと思われる紅茶です。

正直にいいますと風味も強くなくトーストを食べた時の感動と比べると少し落ちると感じました。

やはり台北でおいしい紅茶をお手軽に飲むのならドリンクスタンドの「可不可熟成紅茶」が一番ですね。。


まとめ

今回はいろいろいいましたがそれでも台北のなかでは突出しておいしいトーストが食べられるお店を紹介しました。

個人的には現状台北でもっともおいしいトーストが食べられるお店はまだご紹介していませんが「芳真」なので急にトーストが食べたいと感じたのならこれらのふたつから選んでいただけたら間違いないと思います。

台北のおいしいトーストを使った朝ごはん屋さんのパイオニアと思われる士林にある「豐盛號」は悪くはないのですが個人的にはこちらよりトーストの質が一つ落ちると感じています。

まあ「豐盛號」もいずれご紹介すると思いますが。。

台湾でもし朝ごはん屋さんをお探しならそしてトーストが食べたくなったのなら是非こちらでお食事してみてください。

最後になりますが、私用でずいぶん間が空きましたことをお詫びします。


ごちそうさまでした。


Comida可蜜達炭烤吐司お店情報

営業時間
07:00-12:30

定休日
無休

最寄りのMRT駅
雙連 R12
台北地下鉄路線図

アクセス
MRT雙連駅1番出口から徒歩8分

住所
台北市中山區林森北路310巷24號