牛のうまみをこれでもかと詰め込んだ、漢方風味ですがあっさりしていて飲みやすい奇跡のスープ。蕭家牛雑湯。

一度飲んだらもうやめられない台湾旅行の食事部門での忘れがたき思い出上位に食い込むであろう牛モツスープが絶品のレストラン。立地さえよければだれにでもおすすめするのですが残念ながらそうでないのが唯一の欠点といえるかもしれません。ただ味は抜群においしいですので興味があるかたは是非食べに行ってみてください。


評価

  • 味 8点
  • 予算 80台湾ドル/人
  • サービス 普通
  • 客層 現役世代

どんなレストラン?

お店の外観

最寄りの地下鉄の駅は南京三民ですが、最寄りといってもそこから徒歩15分ほどかかる場所にあります。

観光地としてついでにという場所でもありませんし、きちんとしたレストランでもないのでわざわざ時間をかけてここまで食べにくるというのはかならずしも皆さんにおすすめできるというわけではありませんが、大衆レストランとしての質はかなりのものがありますので個人的には旅行者のかたとくにリピーターのかたにはぜひ行っていただきたいレストランです。

またこちらのとなりのお店は台北で有名な豆花のお店ですので食後にはそちらも併せてお楽しみください。

(こちらのお店は近々台湾飯でご紹介します)


店内の様子

大衆レストランということもあってキャパが20人ぐらいの狭い店内です。

お店に入ると席はご自身で探す必要があり、空いている席をみつけたら勝手に座ってください。

列があるときはそこに並んでいただいて順番が来れば店員さんが対応してくれますのでしばらくお待ちください。

お食事時には待つことも珍しくなく、おそらく場所柄地元のかた御用達のお店になっているのでしょう。

店内は狭いですが清潔感はあり、お客さんのお食事がすむと店員の方がすぐにテーブルを片付けて掃除をしてくれます。



調理場とテーブルがそこまで離れていないので、ザッザという豪快に鍋を振っている音が聞こえてきます。

その音にさそわれてカメラ片手にお店の中を遠巻きにのぞきにいきました。

こちらのお写真はお店の看板メニューの牛スープを作っている場所です。

レストランにきたほぼすべての人がこのスープを注文するためスープ専用のおばちゃんが待機しています。

写真の許可をいただいたとき店員のおばちゃんが笑いながらこんなものとっても面白くないでしょうと言っていたのが印象に残っています。

やはり台湾ではこういった場所に人情を感じることが多いですね。



店内の何箇所かにかかっているメニュー表。

その下には牛モツスープのスープのおかわりは一回までとしますとかかれています。

これは牛モツスープを注文すると、お汁(牛モツなし)を追加でいっかいおかわりできますという意味です。


メニュー

メニュー

注文方法はご自身での記入式になっています。

記入時にはご自身のテーブル番号を書き忘れないようにお願いします。

牛雑湯を注文すると店員さんから辛い調味料は必要かと聞かれますので、必要な方はイエスとお答えください。

食レポの時でもいいますが、この辛い調味料がいいアクセントになりますので特別に辛いのが嫌いな方以外は必要と答えてくださいね。

お会計は食後になります。


テーブル周り

各テーブルには調味料はシンプルにお酢と醤油しか置いていません。

私は結局こちらは使いませんでした。


お料理

牛肉炒麺(100元)

細切りした牛肉と麺を炒めた台湾式焼きそばです。

ソースに沙茶醬がたっぷり使われていてまたしっかりと味がついているうえに深い味わいがあります。

沙茶醬とは扁魚や小エビ、ピーナッツを材料とした独特の香りがある調味料で、起源は東南アジアの串焼き料理「サテ」ソースにあるといわれています。

厳密には東南アジアから中国、台湾へとくるうちに味が少しずつ変化していったため同じではないのですが、どちらにしろかなり癖のある味わいで好き嫌いが分かれる味ですね。

これもいつかおまかせ台湾飯で解説したいです。

お料理のお肉はすこし筋張っていて場所によってはかなり食べにくいです。

沙茶醬の味付けがクリアできてもこのお肉は正直にいってそこまでおいしくないのであまりおススメできません。


炒牛肉(120元)

細切りした牛肉と空芯菜をさきほどと同じ味付けで炒めたお料理。

牛肉が焼きそばと同じで場所によっては筋張っているのであまりおいしくありません。

こちらも残念ながらあまりおススメではありません。


牛雑湯(80元)

オーストラリア産の牛肉を独自にブレンドした生薬や生姜とともに4,5時間煮込んだ看板メニューの牛モツのスープです。

牛モツはしっかりと下処理して別の鍋で煮込んだあと先ほどのスープと一緒に煮込むため臭みは全くありません。

牛モツをつけて食べるソースには、にんにくと生姜のおろしに白酢、唐辛子ソースが入っていてあっさりした味付けにアクセントを与えてくれます。



一口飲むとわかるスープのすばらしさ。

雑味などはまったくなく、むしろ後味のバジルのさわやかな香りが際立つかなり洗練されたスープです。

味付けじたいは濃くありませんが、うまみが強いため飽きることなく最後まで飲めます。

漢方の香りも強くなく本当に入っているのかすらわからないレベルです。

牛モツも臭みがなく食べやすく、先ほどご紹介したソースと一緒に食べるともう箸がとまりません。

個人的には暫定ですが台北の漢方スープの中ではトップに君臨するスープです。


まとめ

台北のレストランはあまたありますが、ここまで洗練された漢方スープはなかなかありません。

もともと漢方スープが苦手だった私でもおいしい以外の感想を持ちえなかったこちらのスープを漢方嫌いなかたにこそ飲んでいただきたいと切に願います。

場所が少し遠いのが難点ですがそれ以外の欠点はないといっても過言ではないでしょう。


なぜかお土産でいただいたインクのでないボールペンww

ごちそうさまでした。


蕭家牛雑湯お店情報

営業時間
11:00-20:00

定休日
月曜日

最寄りのMRT駅
南京三民 G18
台北地下鉄路線図

アクセス
MRT南京三民駅4番出口から徒歩15分

住所
台北市松山區新東街26巷1號