台北おすすめ豆花コンテストエントリーナンバー15、甘さ控えめで食べるとほっとするそんな豆花をお探しの方へ、明池豆花。

西門町から徒歩圏内にある30年つづく甘味処の名店。これといった知名度はありませんが安定して最後まで食べられるその甘さと豆花の出来はたべていてどこかほっとするような親しみと懐かしさを憶えます。まだ豆花を食べたことがないよという方がいらっしゃれば是非一度こちらで食べてみてください。


評価

  • 予算 45台湾ドル/人
  • サービス 普通
  • 客層 全世代

採点

  1. 口当たり 7点
  2. 風味 6点
  3. 甘さ 7点
  4. トッピング 3点
  5. 見た目 2点

どんなお店?

お店の外観

地下鉄小南門駅から徒歩圏内にある甘味がいろいろ楽しめるお店。

小南門駅は台湾に在住している外国人を管理する移民署があるため、台湾在住のかたにとってはなじみがある場所ですが、観光地としてはすこし寂しい印象がある場所です。

こちらは支店で本店は西門町にあります。


店内の様子

店内は広くなくどちらかといえばこじんまりとしています。

ただ狭いながら衛生はきっちりしていて清潔感はあります。

お食事スペースは中と外にありますが、大体の方は外で食べています。



お店自体もそこまで古くなくデザインもすっきりとしていて居心地は悪くないです。

ただ先ほどもいいましたが、ここらは観光地としては寂しく周りの人通りも多くありませんからどこか寂しい雰囲気があります。


メニュー

メニュー

注文方法は店員さんに直接口頭でします。

注文表はレジカウンターのところにありますから指差し注文もできます。

またお会計は先払いです。

メニューが豊富なので迷うと思いますが、超人気店ではないですから周りを気にせずゆっくりお選びくださいね。



定番でおススメのメニューはカウンター上のところに写真つきでありますから、どうしても決まらない場合はこちらから選んでもいいかもしれませんね。



トッピングはご自身の目で見えて決めることができますので安心ですね。



また人気で定番のトッピングはレジのところにだしてあります。

やはりタピオカと芋圓は人気商品なんですね。。



これがこちらのお店の看板メニューの豆花ですね。

いつもどおり円筒状の入れ物に入っていますね。

これをアイスクリームをすくう要領ですくい上げて盛り付けるのですが、いまさらながら豆腐をデザートにするなんてなんか不思議な感じがしますよねww

豆花のことは以前の記事で詳しく書きましたので気になる方はそちらをご一読ください。


台湾の伝統的なスイーツ、豆花を詳しく解説した記事。こちらを読めば豆花のことがたちどころにわかりますよ。



こちらがの写真は冬の到来とともに温かい商品の販売をはじめましたよとの告知を撮影したものなのですが、個人的に豆花を皆さんにおススメするポイントの一つに、このデザートは熱々の状態でも食べられる多様性にあるというところがあげられます。

夏の熱いとき、夏バテで温かいものが食べられないときは、この冷たく甘い豆花を食べると元気がでてきて、かつ元は大豆ですから栄養補充も出来ます。

また逆に冬の寒いとき、体が心から冷えているときに生姜が入った黒糖シロップを豆花にかけて食べるとこちらも体が温まり元気がでます。

そしてこれはどちらもデザートとして食べられるのですから、台湾の方に愛される理由がよくわかります。

まとめるとつまり豆花は、基本的にデザートとしての基礎を確立していながら、周りの環境によっていくらでも形を変えられる柔軟性をもったスーパースイーツだといえるのです。

さすがにこれはいいすぎだと思いますが、それほどのポテンシャルを秘めていると個人的に感じているこちらのスイーツを食べずに台湾を後にするのはもったいないと思いますのでまだ食べたことがない方は一度お試しくださいね。


豆花

薏仁豆花(45元)

トッピングにはと麦をいれた豆花。

まず豆花の口当たりは、少し柔らかめで好みからはずれますが、滑らかさは抜群で舌の上にのせると勝手に溶けていく感じがします。

もはや噛む必要がないくらいで、そのまま飲み込めそうです。

風味は大豆の香りがして上質な豆の香りを楽しめますが、少し焦げたにおいがするのが好みから外れるので減点しています。

ただこちらも以前豆乳のお店紹介のところでいったことがありますが、豆乳や豆花でたまにある焦げた風味は実は大豆から出る自然のにおいで、この焦げのにおいが強ければ強いほどそのお店は上質な大豆の量をたくさん使っている可能性があるのです。

あとは好みの問題なのでどうしようもないのですがこの焦げの風味については再考の余地があると個人的には感じています。

シロップの甘さはちょうどよく、この風味がいい大豆の香りを壊さずかつしっかりと甘さで豆花を包み込んでいます。

トッピングのはと麦は硬めに茹でていておいしいですが味付けに特徴はありません。


銀耳蓮子豆花(65元)

豆花に白きくらげと蓮の実をトッピングしたものです。

上の赤い実は棗です。

豆花の部分については先ほどと同じですので省略しますが、こちらのトッピングに使われている白きくらげはこりこり感があっておいしいと感じました。

また白きくらげから出る粘りがまた食感にアクセントをつけていて、個人的にはかなりすきなトッピングですね。

美容によくおいしく食べられる銀耳(白きくらげ)は女性の方にとくにおススメですよ。


まとめ

あまり有名ではないですが総合的に高レベルなものを提供していただける豆花のお店。

今回は個人的な豆花に対する思いを熱く吐露させていただきましたが、やっぱり豆花っていいですね。

これを食べたことがないというかたがいれば、かなり損をしているとおもいますので台湾にきたら必ず食べて欲しいデザートの一つです。

アレンジが自由自在で、おいしく、健康的で、栄養価が高い、こんなスイーツはなかなかありませんよ。



ごちそうさまでした。


明池豆花お店情報

営業時間
10:30-22:30

定休日
無休

最寄のMRT駅
小南門
台北地下鉄路線図

アクセス
MRT小南門駅2番出口から徒歩6分
 
住所
台北市中正區延平南路181號