ルーローファンと一緒に食べるのは業界最安値のふかひれスープ、三元號魯肉飯。

台湾B級グルメの王者ルーローファンとふかひれスープが同時に食べられるお店。お店の裏手には最近日本の方に人気の寧夏夜市がありますので立地条件がいいのもおすすめのポイントです。


評価

  • 味 6点
  • 予算 90台湾ドル/人
  • サービス 普通
  • 客層 全世代
  • 化学調味料 5%

どんなレストラン?


お店の外観

日本の方に人気の寧夏夜市のすぐ裏手にある地元の人に人気のあるルーローファンのレストラン。

お店には歴史がありますが改装されているため外観からはその古さを感じません。

またご飯時には人たくさん来ますのでその時間を外していただいたほうがすんなりと席に座って食べることができます。



スープ類は実際見て注文できます。

正面向かって右には排骨湯(豚スペアリブのスープ)等をよそう大釜が置かれています。

排骨は揚げられていますが注文が入った後にスープと一緒にするためかりかり感を損なわないように工夫をしています。



そして正面向かって左側が魚翅肉羹(フカヒレと豚肉のとろみスープ)です。

こちらのレストランの看板メニューで注文するかたの半数がこのメニューをたのんでいます。

さすが看板メニューだけあって釜も専用のものを使っています。



お店の中でご飯を食べない場合はこのお写真の場所まで来ていただいて直接注文するようになっています。

もちろん混んでいるときは列に並んでくださいね。

メニューは上の看板に書いていますが中国語で伝えるのは難しいと思いますので日本人だと伝えて日本語のメニューをもらって指差し注文してくださいね。

台湾でお持ち帰りするときは容器は簡素なプラスチック容器で、スープは少し厚めのビニール袋に直接ぶち込むことが多いのでびっくりしないでくださいね。。

まあびっくりしないほうが難しいぐらいのカルチャーショックを受けると思いますが。。



店内の様子

店内はそこまで広くはありませんが大衆レストランとしては十分な大きさだと思います。

店内もしっかりと清掃されていてお食事スペースとしても奇麗だと思います。

テーブル、椅子、調度品等かたは木のぬくもりを感じることができ人の往来が激しい時間帯でもわりとゆっくりとできます。


メニュー


メニュー

メニューは各テーブルの壁に貼り付けられています。

注文の仕方は店員さんによる聞き取り方式です。

テーブルにすわって頃合いをみて店員さんが注文を聞きにきてくれます。

もし店員さんが気付かないときは、顔を上げてきょろきょろしていたら気付いてくれると思います。。

お店には店員さんは無駄にたくさんいますから間違いありません。

またメニューの左から三つのお料理はいわゆる先付で冷蔵庫からご自身でお取りください。



調味料

各テーブルに備え付けられた調味料。

お好みで味を調整してください。

ルーローファンを販売しているような大衆店は注文してからお料理が運ばれてくるのが早いので準備を先にすましておきましょう。

ほら言っている間にお料理が来ましたよ。。


お料理


排骨湯(50元)

揚げ豚スペアリブはスープに入れるタイミングで入れているため衣のさくさく感はしっかりと残っています。

他の具にはキノコと大根が使われていてどちらも軟らかく煮こまれています。



スープは薄めの味付けで作られていてあっさりしています。

ルーローファンがしっかりとした味付けなので一緒に食べるのならこれぐらいのほうが食べ合わせとしてはいいのかもしれません。

お肉もしっかりと揚げられていて、薄めの味のスープと一緒にたべるとお肉から出る脂がいい意味でこってり感をスープに加え、それがいいアクセントになってスープの味を調整していると感じました。

ただお肉にははっきりとわかるぐらい強めに中華調味料の香りがしますので、それが苦手な人は注意してください。



魯肉飯小(20元)

台湾の国民食ルーローファン。日本人にとっての牛丼みたいな食べ物です。

豚バラ肉を使っているため脂っこさはありますが手軽においしく食べられるため台湾全土にいろいろな味付けで工夫したルーローファンのお店があります。

こちらのルーローファンは、まず脂身の部分がそこまで多くないという印象です。

そのため食べていてもくどさを感じずつるつると飲み込むように食べることができました。

また汁気も標準的なものよりかなり多めに入れられていてお椀の底には結構な量の汁がのこっていました。

ただ大きな問題はこのルーローファンも先程のスペアリブと同じで中華調味料の香りが強めにします。

薄味で甘みが強くなく食べ終わった後も口の中はすっきとしていますが、中華調味料それも八角の香りが苦手な人にはおすすめできません。



魚翅肉羹小(50元)

フカヒレが入った豚肉のとろみつみれ汁。

具にはエノキ、タケノコ、サメの皮が入っています。

結論から言うと私はこのスープがあまり好きではありません。

その理由は簡単で甘みが強いからです。

台湾で人気のあるスープには必ずと言っていいほど甘みが強めにはいっていて、台湾人に聞いてもスープのおいしさを決める要素に甘みを挙げる人がすくなくありません。

このお店のふかひれスープもその例外ではなく甘みがきいただしを使っています。

ただこれは私の好みに合わないだけでおいしくないとは思いません。

はまる人にはばっちりとはまるスープだと思いますんで興味のある方は一度お試しくださいね。


まとめ

台湾料理といえばルーローファンといってもいいほど台湾人から支持されているお料理。

台湾にはほんとうに多くのお店があります。

その中にあって特徴的な味を守り続けている創業90年近くの超老舗の今回のレストランは、いまだに地元の方から愛され続けています。

こちらでルーローファンを食べるのはすなわち台北の歴史を感じることと同義ですので、是非一度こちらのレストランに足をお運びそのお料理をお試しください。



ごちそうさまでした。


三元號魯肉飯お店情報

営業時間
09:00-21:20

定休日
無休

最寄りのMRT駅
中山 G14 R11
台北地下鉄路線図

アクセス
MRT中山駅5番出口から徒歩8分

住所
台北市大同區重慶北路二段11號