台湾ののびーるお餅を作り続けてもうすぐ70年。程よい甘さのスイーツはどれも絶品ですよ。雙連圓仔湯。

最近大人気のタピオカですが実は台湾にはさまざまなスイーツがあるのをごぞんじでしたか?今回はその中でも日本のかたにもなじみが深いお餅が絶品のお店をご紹介します。日本のものとはまた違った味わいがあっておもしろいですよ。


評価

  • 味 7点
  • 予算 135台湾ドル/人
  • サービス 普通
  • 客層 現役世代

どんなお店?


お店の外観

創業70年の超老舗店。

お店は改装済みですので外観からはその年代を感じることはまったくできません。

台北地下鉄雙連駅から徒歩圏内にあるため立地条件もそうとういいです。

路を挟んで向かい側の路地を少し入ったところには日本のかたに大人気のマンゴーカキ氷のお店「冰讚」があります。

おいしいかき氷を食べた後はこちらでまた違った甘みの台湾スイーツを食べるのが台湾通だといえるでしょう。。

さあ今日も台北で食い倒れましょう。。



お店に入ってすぐのところにカウンターがありますが、ここは基本お持ち帰り専用の場所です。

中で食べる場合は店員さんに「内用(ネイヨン)」と伝えていただければ一階の開いてるスペースか大体は広々した二階にいくよう指示されると思います。

個人的にもお連れ様の中に足が悪い人がいない限り二階でお食事をされたほうがゆっくりできると思いますのでそちらをお勧めします。

二階に行けば二階にいる店員さんが席に案内してくれまたメニュー表と記入用紙をもってきてくれます。



トッピング

二階に行く前にスイーツのトッピングが直接見ることができますので、気になる方はこちらでいまから食べようと思うものをじっくり選んでいただいたらいいと思います。

もしトッピングがどんなものかわからなくても、写真付日本語付のメニューをあとで見ることができますので問題ないと思います。



店内の様子

黒をベースとした壁に木のぬくもりが感じられる落ち着いた空間。

エアコンもしっかり効いているため真夏の暑いときでも快適です。

ただ台湾全土にいえることですが、エアコンの設定温度が異常に低く設定されているため肌寒いと感じるかたがいらっしゃるかもしれません。

これは台湾だけに限ったことではなく東南アジアの国でもこういうことがよくおきますので真夏の旅行でも寒がりなかたはなにか羽織るものをご準備くださいね。

裏技になりますがこのお店には真夏でもホットのスイーツがありますのでこれを食べていただくのも寒さ対策になるかもしれませんね。。


メニュー


メニュー

写真付、日本語付、お値段付の申し分ない内容のメニュー表です。

これをじっくり見ていただき、写真はありませんが注文表にご自身が食べたいものを記入していただくシステムです。

補足しますと、メニューにある赤い数字はメニュー番号ですので注文表のところで番号を見て書き込めます。

また括弧の中のIはアイスのいみでHはホットの意味ですのでお間違いないようにお願いします。

注文表は二種類あって青い色がアイス専用で赤い色がホット専用ですので用途に合わせてご記入ください。

お会計は伝票をもって先ほどの一階カウンターでお支払いください。



トッピングの種類がメニューの表裏に写真付で書いています。

先ほど一階で見ていただいたものの中に気になるものがありましたらこれで確認していただいてからご注文くださいね。


スイーツ


紅豆、蓮子、白木耳、湯圓(90元)

小豆、蓮の実、白きくらげ、白玉がトッピングされたスイーツ。

日本ではあまり馴染みのない蓮の実と白きくらげが特徴的ですね。



控えめな甘さのスープに小豆が溶け込んだ胃に優しい感じの味です。

蓮の実は栗の実の食感に少し似ていますがそれ自体に甘さはありませんので食感用のトッピングといっていいと思います。

その食感用のトッピングのもう一つが白きくらげですが、こちらの食感は蓮の実とは違ってグニグニこりこりとしていてこちらのスイーツのアクセントになっています。

いずれにしてもこの食感用の二つのトッピングは漢方でもつかわれる体にいいといわれているものですのでおいしくて体にいいのならもうなにもいうことはありませんね。

そして最後のトッピングの一つに使われているものが白玉で、すこし小ぶりですがしっかりとした歯ごたえを残したとてもおいしい団子になっています。



福圓、 蓮子、白木耳、湯圓(90元)

福圓とは竜眼の実のことで台湾では桂圓と呼ばれることのほうが多いと思います。

こちらも漢方によくつかわれるもので、少し甘ったるい甘みが特徴の果実です。

竜眼自体は個人的にはあまり好きではありませんが、こちらのお店のスイーツは甘さ控えめで素直においしいと思える味でした。



燒麻糬(45元)

こちらがお店の看板料理のお餅です。

お店のホームページによれば友達からその作り方をおしえてもらいお店に出したら大人気になったらしです。

お餅にまぶしてあるのはピーナッツの粉と黒ゴマそして砂糖です。



日本のお餅とくらべてお餅の粘りが足らないのが台湾のお餅の最大の特徴で、おはしで持ち上げただけで自重で伸びていきます。

噛んでもそれは同じで、日本のお持ちがぐにぐにだとするなら台湾のお餅はぐちゃぐちゃといった感じです。

この差は使われているもち米が違うのはもちろんのこと台湾のお餅には油が入れられていることが最大の違いだといえます。

個人的には日本のお餅のほうが好きですね。。


まとめ

甘さが控えめでおいしい台湾スイーツ。

今爆発的人気のタピオカと違って伝統的な台湾スイーツは健康のことも考えられているためこれからもしかしたら日本で人気がでるかもしれませんね。

今回ご紹介したお店はその元祖といってもいいぐらいの歴史あるお店で台湾スイーツの入り口としては最高の場所だと思いますので、お近くをお通りのさいは是非よってみてください。



ごちそうさまでした。


雙連圓仔湯お店情報

営業時間
10:30-22:00

定休日
無休

最寄のMRT駅
雙連 
台北地下鉄路線図

アクセス
MRT雙連駅1番出口から徒歩3分 

住所
台北市大同區民生西路136號