おまかせ台湾飯第七弾。今回は金桔を徹底的に解説します。食レポはその金桔やレモン、オレンジを生絞りした新鮮なジュースがおいしいお店、金桔檸檬汁。

ツアーの空き時間有効活用プロジェクト第3弾。台北の旧市街迪化街の中にあって、パワースポットとして有名な霞海城隍廟から徒歩圏内の生絞りジュースのお店で喉の渇きを潤しましょう。


評価

  • 味 7点
  • 予算 40台湾ドル/人
  • サービス 普通
  • 客層 全世代

金桔


金桔

金桔とは和訳の難しい柑橘系の果物です。

香りがよく、酸味が強く甘みがすくないのが特徴で、熟せば黄色になるのですが熟しても甘みが強くならないので、香りがよりつよい果実が青いうちに摘み取ります。

この果物を無理やり和訳すると、沖縄のシークヮーサーや東南アジアで広く栽培されているカラマンシーとなるのですが、私はどちらも食べたことがないので、個人的な意見として日本の果物で似ているものを探せば、スダチがそれに最も近いと思います。


金柑、金橘、金桔、金棗の違いとは?

これら四つは台湾で中国語表記すると混同しやすい柑橘系の名称です。

台湾人でもよくわかっていない人が多いみたいです。

日本で言えば、ハッサク、ポンカン、イヨカン、デコポン等がそれぞれ違うと同じことですね。

今回ご紹介した柑橘系果物である金柑、金橘、金桔、金棗はそれよりも簡単に分類することが出来ます。

それは、金柑、金橘、金棗は同じ果物だということです。

金桔だけが違う柑橘系の果物となっています。



金橘

この写真が金柑、金橘、金棗です。

外観は楕円形で、皮を剥いて実と分離させるのが難しいです。

果実は熟するにつれて緑からオレンジ色に変わり、甘みもつよくなります。

また果実の皮まで食べることができ、熟したものは皮のほうが中の実より甘いのが特徴です。


台湾ではこの果物自体を呼ぶ時は金柑と呼ぶことが普通ですが、この果実を加工して作られた商品は名称が変わり金棗になります。

例えば加工商品の名前は、金棗乾、金棗糕等といいますがもしかしたら皆さんも台湾で見たことがあるかもしれませんね。

また棗(なつめ)の字がありますが、金棗乾は棗を使ったお菓子ではなく金柑を使ったお菓子ですので混同しないように注意してください。


台湾では金柑は台北から車で約一時間の距離にある宜蘭の特産品として有名で、加工工場も沢山あります。

DIYができるところもたくさんありますので興味のある方は宜蘭に出かけてみてください。

またピンピントラベルでは宜蘭のツアーもたくさん実施しております。興味のある方はピンピントラベルでオリジナルオプショナルツアーを作成してみてください。


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金桔、酸桔、四季桔

そして今回のジュースやさんで使われている果物が金桔です。

中国語表記では金桔、酸桔、四季桔と書き全部同じものを指します。

外観は円形で小さく、先ほどもいいましたがちょうどスダチのような見た目をしています。

金柑と違って皮は簡単に剥くことができますが、甘さがほとんどないため果実を絞って砂糖などを入れて飲むのが一般的です。

台湾では屏東、高雄で栽培されていて現地では酸味が強烈なことから酸桔と呼ばれています。


さて今回は金桔のことをくわしく解説しました。

台北のお土産屋さんでもよく見かけるこの果物を加工した商品もこれからは混同せずに買うことが出来ると思います。

では次からはいつもの食レポにもどりますね。。


どんなお店?


お店の外観

お店というか完全に屋台です。

場所は迪化街にあり、霞海城隍廟から徒歩で往復して買い物する時間も入れて10分もかかりません。

霞海城隍廟の前を通るたびにツアーに参加していると思われる暇そうな日本のかたを見かけます。

もしこの場所で手持ちぶたさを感じているならこちらのドリンクスタンドで有意義な時間を過ごされてみてはいかかですか。

こちらのジュースをもってバスに持って帰ってゆっくり飲まれるのもいいと思いますよ。



屋台の前面にはオレンジとレモンが山のように積まれています。

またその前には絞りきったそれらの皮がこれまた山のように積まれています。



目の前で果物を切ってくれて、目の前で絞ります。

一番奥に写っている銀の筒に入っている液体はシロップ入りの水で、状況によっては果汁に加えられます。

氷入りを選べばシロップ水は使われませんのであくまで果汁100パーセントにこだわるなら氷入りを選んでください。



まさに絞りたてのジュース。

この絞り機ほしいです。

どこで買えるか知っている方は教えてください。。


絞りたてジュース


氷総合果汁(40元)

氷入りのオレンジ、レモン、金桔三種類が全部入ったジュース。

こちらは氷入りですので果汁100%です。

妻が選んだものはオレンジ、レモン入りのジュースで氷無しでしたので、水増しのためシロップ水を入れていました。

そのため甘さは私のものより強くジュースとしてはこちらのほうが飲みやすいと感じました。

ただ私のジュースは確かに甘みという点では砂糖入りのものには勝てませんが、酸味と甘みのバランスがちょうどよく個人的には断然氷入りの果汁100%のほうが好きです。


まとめ

仕事以外ではなかなか来ることのない迪化街ですが、きたら必ずといっていいほどこちらのお店でジュースを飲みます。

それほどこちらのお店のジュースがおいしいのですが、なにより本当に絞りたてなので新鮮なのがうれしいです。

オーナーも気さくなかたで、言葉が通じなくても英語で何とかできるのもいいところです。

お土産を買う場所として不動の人気をほこる迪化街で散策をされる予定のかたはこちらのお店でジュースを飲んでみてください。

かならず満足していただけると思います。



ごちそうさまでした。


金桔檸檬汁お店情報

営業時間
09:00-21:00

定休日
無休

最寄のMRT駅
北門 G13
台北地下鉄路線図

アクセス
MRT北門駅3番出口から徒歩14分

住所
台北市大同區迪化街一段166號