程味珍

台湾名物意麺を食べることができまたお酒も飲むことができる、創業40年の老舗レストラン。深夜まで営業しているので、夜ご飯を食べそびれたかたはこちらにいらしてください。(麺料理)

台湾でも数少ない深夜営業している老舗のレストラン。おつまみも充実しているため、お酒が好きな方にとっては天国のような場所です。おつまみを食べて、お酒を飲み、締めの麺料理を全て一つのレストランですませることができます。


評価

  • 味 7点
  • 予算 100台湾ドル/人
  • サービス 普通
  • 客層 現役世代
  • 科学調味料 5%

どんなレストラン?


お店の外観

40年という字が入った真っ赤な看板が目に付きます。

日本人に馴染みのある西門町をぬけた場所にあるため、旅行者にとっては来やすいと思います。

深夜5時まで営業しているため、西門町に宿をとったかたは夜遅くてもおいしいお食事にありつけます。



店内

掃除がきちんと行き届いています。

だいたいどの時間もお客さんがいますが、とくに込み合うという印象はあまりありません。



レストランで食べる場合は、写真おカウンターの場所で、注文表をとって、先に席を確保した後に注文表をカウンターに持っていってお会計を先にするシステムです。

忙しい時間帯でも従業員の数は多いので、手が空いてるかたに声をかけていただければ大丈夫です。



調味料

各テーブルに備え付けてある調味料。

台湾ではだいたい辛いラー油がありますのでお好みでどうぞ。


お料理


小豆乾(20元)

滷味(ルーウェイ)とは醤油味ベースの出汁に食材をいれ煮込む台湾伝統的料理。

おのおの出汁に独自の調味料を入れるため一つとして同じ味はないといわれています。

こちらのルーウェイは醤油の香ばしい香りをしっかりと残してあり、八角等の中華調味料の味もほとんどしませんでしたが、ピリッと辛めの調味料が入っていますので、お酒のおつまみの色が強いです。

またルーウェイは作った後すぐ食べず冷蔵庫で寝かしてから食べるのが普通なので、食卓に並ぶときはすでに冷たくなっていることが多いですが、こちらのルーウェイは湯煎してからだすためあったかいです。

今回いただいた豆干も温めていますが、そのわりにはまだ硬い感じがしました。

またこちらのお店では、注文表とは別にこれらの滷味を注文する場合はお店の前に回って、トングで自分の食べたいものをお皿に乗せる必要があります。

ちょうど上の一番目の写真がその様子をとらえたやつです。


おかわり台湾飯。お酒を飲むならここは外せません。



サツマイモの葉炒め

熱を通すと粘りがでるサツマイモの葉。

台湾ではかなりメジャーな葉野菜です。

個人的には台湾野菜の中では一番好きです。

ただこちらのサツマイモの葉はすこし古いので苦味がしました。

味付けは台湾でよくある薄味で、最後まであっさりといただける感じです。



ワンタンスープ

汁なし意麺をたのんだ時はマストのお料理です。

ふわふわのワンタンとやさしい味の出汁の相性は抜群で、いくら飲んでも胃に負担がかからない感じです。

刻んだセロリもこの薄味のスープにアクセントを与えていて、最初は薄いかなと思っても最後にはちょうどいいと感じる味付けです。

またワンタンの味付けは意外としっかりしているので、どうしても薄味が苦手な方はワンタンと一緒に食べてみてください。



乾意麺

汁なしの意麺。

こちらも台南名物の意麺とは違った麺料理です。

台南の名物意麺は練って成型した麺を油で揚げる保存食に似た麺なのですが、こちらの麺は卵を小麦粉に練りこんだすこし縮れた平麺を使用しています。

この麺は台北では普通に見られ、台南の意麺とは違うので注意が必要ですが、かんすいを使っているため麺にはこしがあり、喉越しもいいです。

味付けは、中華調味料それも八角のにおいがすこしします。

もしかしたら麺にルーローファンが少しかかっているので、このルーローファンに八角が入っているからかもしれません。

醤油ベースのすこし甘めの味付けで、中華調味料さえクリアできれば、日本人の口に合うと感じました。


おかわり台湾飯。台北で食べる意麺の老舗レストラン。



湯意麺

スープに入った意麺。

麺は汁なしと同じですが、スープに入っているためまた違った味わいが楽しめます。

こちらのスープはあっさり系の出汁で、なぜかはわかりませんが甘みを感じます。

日本の出汁にはみりんをいれて、甘みとコクをだしますが、台湾の中華出汁にも同じように甘みを入れるかどうかはわかりません。

こちらのスープは甘み以外にも、しっかりと丁寧にとられているからか雑味を感じず、むしろうまみをじゅぶんに堪能でき、飲みやすい感じがしました。


まとめ

台南意麺とはまったく違いますが、しこしことした食べやすい意麺。

その麺を提供してすでに40年以上たっている今回のレストラン。

正直にいいまして、意麺をたべるなら以前ご紹介した意麺王のほうがオススメですが、こちらの売りは、深夜営業とお酒のあてが豊富であるということ。

前者とはしっかりとすみわけができています。

もし飛行機の時間とうの影響で、深夜に台北にこられたかたでお店が決まっていないかたは、このレストランでお食事をしてみてはいかがですか。



ごちそうさまでした。


程味珍お店情報

営業時間
平日 09:30-4:30
土日 09:30-05:00

定休日
無休

最寄のMRT駅
北門 G13
台北地下鉄路線図

アクセス
MRT北門駅1番出口から徒歩10分

住所
台北市萬華區西寧南路63之2號