萬大碳烤燒餅店

中華パンの最高峰。さくさくしっとりの生地にたっぷりの塩ねぎを挟みこんだ中華パンを是非食べてみてください。

おやつに、間食にもってこいの中華パン。その食感のよさと味付けは誰もが認めるところ。台北人にとってその懐かしい味は、一度食べたらやみつきになること間違いありません。今回は中華パンがおいしいお店をご紹介します。


評価

  • 味 7点
  • 予算 12台湾ドル/人
  • サービス 普通
  • 客層 全世代

どんなお店?


地下鉄の駅からは少し距離があります。

食べるスペースがなく、あるのは何個かの椅子だけなので実質お持ち帰り専用のお店だといえます。



きざみネギ

きざんだネギを乾かすため大型扇風機で風をあてています。

ただこちらの場所は歩道で、近くにはバイクも車も走っていますので、衛生面が心配ですが、これが台湾クオリティーです。

小さなことは気にしません、みなさんお元気です。



店先でお店のかたが生地を丸めて中華パンを成型しています。

パンそのものの生地は手で簡単に伸ばせるほど柔らかく、またよく伸びます。

ここにこちらのパンの美味しさの秘密があるのでしょう。

また写真中央の銀色の器に入っているものはラードです。

生地の中に大量のネギとともに入れています。

これがパンを焼くときにジワーっと生地の内側にしみこみしっかりとした味付けに一役買っているのだと思います。


燒餅


蟹殻黄(12元)

中国上海が元祖の中華パン。

名前の由来は、見た目が蟹の甲羅に似ているからという安易なネーミングです。

こちらの蟹殻黄の味付けは、アンコかネギかの二つだけです。

いつも売切れになるのは、ネギのほうで運悪く売り切れた場合は次に焼きあがるのを待つしかありません。



焼きあがった中華パンを箱詰めにしています。

人気のあるお店なので、ほとんどのお客さんは箱買いしていきます。

そのためこちらのお店ではほとんどができたてほやほやの中華パンを食べることができます。

店名には炭火焼と書いていますが、実際はガスでパンを焼いています。

以前は胡椒餅や他の中華パンを炭火で焼いていてその名残みたいです。

その時の胡椒餅を食べてみたかったです。。



一口目の食感がなんともいえないさくさくの中華パン。

大きさは人差し指の長さぐらいで口の大きい人なら一口で食べることができるぐらいです。

中に入っているのはネギだけなのに、十分なうまみがパンに味をつけています。

そのネギのうまみが小麦と合わさったあと胡麻の香りが鼻腔を通り抜けます。

またネギの水分とラードがパンの中からパンの内壁にしみこみそれが余計にパンをしっとりさせています。

塩加減もちょうどよく、汗をかいた日に冷たい牛乳と一緒に食べたらもうあとはなにもいりません。

お客さんの多くが箱買いしていく気持ちがわかる至高の一品だと思います。

またここから徒歩十分ぐらいのところに以前ご紹介した、南機場夜市の焼餅のお店がありますので、こちらと食べ比べしてみるのも楽しいかもしれませんね。


おかわり台湾飯。南機場夜市にあるおすすめの焼餅のお店。



蟹殻黄(小豆いり)

甘い蟹殻黄です。

中には小豆が入っています。

小豆の甘さは控えめで、少し塩も入っていると思います。

美味しいのですが甘い焼餅はまた違うところにオススメのお店があります。

そのお店をご紹介するまでもう少しお待ちくださいね。


まとめ

個人的に塩味の中華パンのなかでは特におすすめのお店です。

台湾でおいしい中華パンを食べた後に中華パンの魅力に目覚め、いろいろ食べ歩きましたが、こちらの中華パンは自信をもって皆様にオススメできます。

お店は少し不便なところにありますが、私一押しの夜市である南機場夜市から徒歩圏内にありますので、どちらかに寄っていただいたらもう片方にいけますので食べ歩きにはいいかと思います。

また少し難しいかもしれませんが、こちらのパンは冷めてもトースターで焼直せばさくさくの食感がよみがえりますので、お土産として日本に持ち帰ろうと思えばできるはずです。

わたしはまだ試したことはないですが。。

人情味があふれる店で、私が中華パンを写真で取ろうとしたら、「あんた新しいパンが焼きあがるからそっちを撮り」、とわざわざ教えてくれて、新しいパンも写真を撮り終えるのを待っていってくれました。

今回はその時写したパンを最後に今回の食レポを締めますね。



ごちそうさまでした。


萬大碳烤燒餅店お店情報

営業時間
09:30-20:00

定休日
日曜日

最寄のMRT駅
龍山寺 BL10
台北地下鉄路線図

アクセス
MRT龍山寺駅2番出口から徒歩12分

住所
台北市萬華區萬大路124號