台湾のイタリアンのレベルは低くありません。それを証明することができるレストランの一つが今回ご紹介するお店です。しっかりと本場の味を再現するお料理の数々は見た目も奇麗で、雰囲気のいい店内がそれらに色どりを与えています。たまには台北でイタリアンもいいかもしれませんよ。
コンテンツ
評価
- 味 8点
- 予算 500台湾ドル(ランチのみ)
- サービス 普通
- 客層 若者
どんなレストラン?
入り組んだ狭い路地の住宅街の中にあるイタリアンレストラン。
一見しただけではこちらにレストランがあると気づかないくらいのおとなしいたたずまいです。
二階より上は普通の住居でもしかしたら見つけにくいかもしれませんので、お店にいくときは看板に注意して探してくださいね。
テラス席もありますがあまり使っていないからか少し汚れが目立ちます。
お店の中でも奥はすばらしい内装ですのでできるなら奥の席でお食事をされるのをおすすめします。
私は写真を撮るときの光の関係で窓際を選びました。。
夜にお酒をメインに飲む場合はこちらのカウンターでもありだと思います。
カウンター前のお食事スペースです。
パソコンを触っている人がこちらのレストランのオーナーです。
若くしてこのような素敵なイタリアンレストランを経営されるとは素晴らしいですね。
こちらがレストラン奥のお食事スペースです。
座席をみると予約済みのテーブルもいくつか目に付きます。
少し暗い感じで高級感がありゆっくりとおしゃべりしながら落ち着いてお食事ができると思います。
奥のレストランを別の角度から撮影しました。
光の使い方がうまく落ち着いた空間を演出しています。
写真をとるのには暗すぎましたが、ゆっくりするならお食事はこちらでするのがベストだと思います。
ガンベロ・ロッソ(Gambero Rosso)とは、イタリアで有名なグルメ専門の出版社で、「GRHSpA」が発行している出版物の総称です。
一番有名な物は選び抜かれたレストランを評価した「リストランテ・ディ・イタリア(Rhjistoranti d’italia)」という、日本で有名な「ミシュラン・ガイド」のようなものです。
イタリアではミシュランガイドより人気があります。
2016年のアジアツアーから初めてイタリア以外のレストランを評価し始め2016年にも今回ご紹介するレストランは最優秀ピッツェリア(Top Pizzeria)を獲得しています。
2019年度台北版にも今回ご紹介するレストランは選ばれていますのでもはや常連といってもいいともいます。
ちなみに「GAMBERO ROSSO 2019 Taiwan」では全部で8店舗えらばれています。(そのうち台北は7店舗です。)
もし興味がある方がいらっしゃればホームページを張り付けておきますのでご参考ください。
メニュー
おしゃれなメニュー表。
ゆっくりした空間でゆっくりとメニュー表をみてお決めください。
注文方式はお店の人による聞き取りです。
もちろん中国語で注文をすることになりますが英語でもいけるみたいです。
どちらも苦手な人は指差しで行きましょう。
くわしい内容はお店のホームページをご覧ください。
木目調の素敵なテーブルでのお食事ができます。
注文が終わるとナイフフォーク等をご用意していただけます。
さあお料理が来るまで素敵な空間でゆっくりと過ごしてください。
お料理
オリーブオイルにバルサミコ酢が入ったものをパンにつけていただきます。
細長い大きなプリッツみたいなものは、イタリアのレストランでは卓上パンの一つとして提供されるグリッシーニといわれるパンです。
他のパンも焼き立てではないですが、しっかりとトーストされているため温かくカリッとした食感が残っています。
ランチセットのサラダです。
新鮮な野菜に生ハムやチーズがたっぷりと入っており、あっさりとしたバルサミコ酢でいただきます。
大きめのおナスを半分にして断面にチーズとトマト、バジルをのせてオーブンで焼いた前菜。
おなすはとろとろになっていて、チーズの塩味がなすの甘みを引き出しています。
ランチのサンドウィッチコースの中からAssisiというものを選びました。
フォッカッチャにゴマの葉と豚肉の薄切り、キノコ、チーズを入れて調味料にバルサミコ酢とニンニクバターをいれたお料理。
写真でみるより実物はかなり大きく感じましたので小食の方にはすこし多く感じるかもしれません。
フォッカッチャはさくさくしっとりで噛むとパリッといういい音がします。
中の具の水分もあるはずですがパンの中に塗られたバターがしっかりと水分を分断していてパンのさくさく感に影響を与えていません。
お肉にも味付けがされていますが少し脂っぽく感じました。
メニューには書いてありありませんが、ニンニクバターに混じってアンチョビの味がしました。
もしかしたら隠し味にアンチョビを使っているかもしれません。
これだけ複雑にからみあった味ですがすっきりとまとまっていて食べやすいと感じました。
今度はランチのピザセットを選びました。
味はDiavolaを選びました。
少しピリ辛の味に自家製サラミの味がマッチした少し辛いピザ。
モッツァレラチーズの甘みが全体の味を引き締め、次から次へと食べてしまいました。
そして肝心のピザの生地はすばらしいの一言です。
耳の部分のパリッカリッの歯ごたえはすばらしいの極致で具のしたの部分は少し厚くしっとりとしています。
以前も台北のおいしいピザ屋さんのソースがおいしいピザレストランを紹介しましたが、こちらのレストランの生地は今のところ台北で一番おいしいです。
台北にいらした際はぜひ食べてみてください。
セットメニューのデザートです。
バニラ味のジェラートにエスプレッソをかけて食べるおしゃれなデザート。
エスプレッソの苦みとアイスの甘みがちょうどよく食べた後口の中がすっきりとします。
まとめ
台湾でイタリアン?
不思議に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、侮ることなかれなかなかレベルが高いお店が多いんですよ。
とくに最近では素晴らしいイタリアンレストランが少なくありません。
少し視点を変えてB級グルメの間にイタリアンをたべるのもまたギャップがあって思い出に残る台湾旅行になること間違いありません。
ごちそうさまでした。
ANTICO FORNOお店情報
営業時間 平日 12:00-16:30/18:00-22:00 土曜日、日曜日 12:00-15:00/18:00-22:00 定休日 無休 最寄りのMRT駅 科技大楼 BR08 台北地下鉄路線図 アクセス MRT科技大楼駅出口から徒歩7分 住所 台北市大安區瑞安街141號