小喬新疆羊肉串

羊肉の鍋をつまみながらみんなでわいわいお酒を飲む喜び。台北市外にある本格的な新疆料理のレストラン。

日本人にはなじみが薄い羊肉。臭みがあるだとかあまりいいうわさは聞きませんが、実際はまったくそんなことはありません。今回は羊肉を美味しくいただける、半分レストラン、半分居酒屋的なお店をご紹介します。


評価

  • 味 7点
  • 予算 250台湾ドル/人
  • サービス 普通
  • 客層 現役世代

どんなレストラン?


お店の外観

台北市の隣町である新北市板橋区にある本格新疆料理のレストラン。

夜にしかやっておらず、台湾サラリーマンにとっての居酒屋兼お食事どころになっています。

18時にもなるとお店には仕事帰りのサラリーマンでいっぱいになり、賑やかな雰囲気になります。

とはいいましても、台湾人の飲酒率は日本と比べると低いのでお酒を飲んでいる人の割合はこちらのお店では半分ぐらいといった感じです。

お酒を飲むとどこの国でも同じですが、お客さんの声も大きくなりますので、そういったお酒の場所の喧騒が嫌いな方はご注意ください。

またいつものように地下鉄でいける範囲の新北市は便宜上台北市扱いさせていただきます。



店内の様子

店内は広くはありませんが、ふるいながらも清潔感はあります。

写真を写したこのときは平日の18時ぐらいでしたが、お客さんで満員でした。

また写真編集のときに気づいたのですが、真ん中あたりの若い男女のグループがカメラ目線でピースしています。

私は気づかなかったのでなんのリアクションもできませんでしたが、このレストランが半居酒屋であるということを物語っています。

お酒を飲んだらテンション上がりますもんね。。



キンキンに冷えたビール

台湾ではお酒を飲むときはセルフサービスのところが多いです。

つまり勝手に冷蔵庫からビールをだして勝手にあけて飲んでもいいんです。

お会計は最後に全部まとめてします。

台湾の居酒屋といえば、熱炒といわれる形式の場所が有名ですが、熱炒も同じで全部セルフサービスのところが多いです。

唯一違うところは、熱炒には野球場のビール売り子みたいな若い女の子がいる場合がおおく、すこしエロチックな格好でビールを直接お客さんに売る、酒促小姐といわれる女の子がいる点です。

気になるエロ紳士の読者様は、酒促小姐で検索してみてください。。


台湾生ビール

またちょうど写真に台湾生ビールが写っていたのでこちらもついでにご紹介します。


出典:台灣菸酒公司様

このお写真が台湾生ビールです。

販売元は台灣菸酒公司で、日本の方がよく知っている一般的な台湾ビールを製造している会社です。

この生ビールは消費期限が18日しかなく、それを過ぎたら破棄されます。

私はお酒に関してはあまりわからないので他の方がおっしゃるには、台湾ビール(金牌、クラシックなど)より新鮮さが感じられ美味しいみたいですよ。

まだ飲まれたことがない方は是非お試しください。

他の台湾ビールと飲み比べをしても楽しいかも知れませんね。



鍋調味料用コーナー

こちらもセルフでつくる、なべ用のタレ作りコーナーです。

台湾の火鍋のときと違って、台湾調味料がないことと、たまねぎのみじん切りが置いてあることが、こちらが新疆料理のレストランだと私に教えてくれています。

ただ、実際本場の新疆料理を食べたことがありませんし、新疆料理を食べた回数も多くないのでそれが正しいかどうかは判断できません。

そういう意味では今回の食レポはいつもにまして個人的主観が強いということをあらかじめ申し上げておきます。



羊肉砂鍋(135元)

固形燃料が運ばれてきて火をつけたと思ったらすぐにきた羊肉の鍋。

中には、薄切り羊の肉、えのき、乾燥湯葉、パクチーが入っています。



透明にちかい鍋のスープは、それでもしっかりとした出汁がでていて、スープだけ飲んでも十分美味しいと感じました。

おそらく出汁には調味料は入っていませんのでこのうまみは素材から出たものになります。

とくに羊からとった出汁は、あっさり系の鳥の出汁とこってり系の豚の出汁のいいとこどりという感じがして、とても飲みやすいうえに、しっかりとご飯を食べた満足感も同時に得られます。

ただやはりパクチーもそうですが、出汁にすこし独特の香り(この香りの正体が羊肉由来なのか香辛料由来なのかはわかりません)がしますので香辛料全般が苦手な方はご注意ください。



羊肉の薄切りは、いわゆるお肉のにおいはしますがそれは自然のにおいであっていやなにおいではありませんでした。

ただこの薄切り肉に関しては、弾力はありますが、普段食べなれた牛肉と比べるとどうしてもその硬さが気になりました。

味に関しては、牛肉より豚肉に近い感じがしました。



羊肉串(140元)、雞屁股(35元)

羊肉の串焼きとぽんじり。

ぽんじりはおいといて、この羊肉にかかっている赤い色をした香辛料が独特の味わいを醸し出しています。

この味を表現するため似た味の日本の調味料を探しましたがみつかりません。

トルコ料理に詳しい方がいらっしゃればよくわかると思いますが、トルコのピザの上に乗っている牛肉の味付けがまさにこの味付けです。

むりやり文字に起こすと、酸味がすこしする、香りのすごく強い香辛料を何種類も混ぜた感じです。



甜不辣(30元)

大盤鶏六~八人前(1000元)

まず最初に私はこの写真の二品は注文していません。

熱心に写真をとっている私を哀れにおもって店員の方が私のテーブルを通るたびに、他のお客さんが注文した料理を私のテーブルにのせて写真をとれといってきたのです。

二枚はとらせていただきましたが、さすがに他のお客さんのものを私のテーブルに置くのは気がひけたためこれ以上はお断りしました。

おことわりしたときの店員さんはそんなの気にしなくたっていいのよといってくださいましたがさすがにね。。

最近台湾人に近づいているともっぱらのうわさの私でもまだ遠慮という二文字は残っていましたよ。。

あ、ですから味のレポはできません。あしからず。


まとめ

結果的に羊肉の美味しさを存分に味わえた今回のレストラン。

特に鍋のスープは、本当に絶品で具を全部食べた後もスープだけずっと飲んでいました。

お酒好きのかたも、がっつりもあっさりもどちらもいける羊肉料理屋さんがあればもうあては十分ですよね。

いっぱいのんで、ちょっと変わった美味しいものをたくさん食べたいという贅沢な方には、今回のレストランは最適だと断言します。

ただ場所がすこしわかりにくいところにありますので、おこまりならいつでもピンピントラベルにご相談ください。


台湾オプショナルツアー専門旅行会社、ピンピントラベル。



ごちそうさまでした。


小喬新疆羊肉串お店情報。

営業時間
17:00-24:00

定休日
無休

最寄のMRT駅
江子翠 BL09
台北地下鉄路線図

アクセス
MRT江子翠駅5番出口から徒歩5分

住所
新北市板橋區仁化街84號