東一排骨總店

台湾パーコーの完成系といっていい名店

開業以来同じ味を守りつづけて約50年。オーナーの趣味丸出しの80年代ディスコ風店内でいただくお料理はびっくりするほどの本格派。みなさん今日はパーコーをいただきましょう。


評価

  • 味 8点
  • 予算 200台湾ドル/人
  • サービス 普通
  • 客層 全世代(入り口に10段ぐらいの階段があります)
  • 化学調味料 5%(おそらくスープのみ)

どんなレストラン?



お写真の自動ドアをあけて目に飛び込んでくるのは、間違った場所に来てしまったかと思うぐらい場違いな無駄に派手な内装です。

わかりやすく説明すると、子供のころテレビの映像で見たパンツ丸出しのお姉さんが踊っていたバブル全盛期のディスコみたいなところです。

店員さんに確認したところ全部オーナーの趣味みたいです。仕方がないんですが正直落ち着きません。

内部のお写真も撮りましたがここではあえてお見せしません。気になる方はどうぞご自分の目で見に行ってみてください。


お料理


看板メニューの排骨飯

日本語ではパーコーやパイコーと表記されます。つまりは、豚肉のスペアリブに味付けして衣をつけて油であげた料理です。

衣はつなぎの卵にお肉をくぐらし小麦粉をまぶしてあげます。お肉自体は叩いてのばすため厚くなく食べるときサクッとする食感が得られます。

これも台湾では代表的な庶民料理の一つで日本で言うところのとんかつにやや近いかもしれません。


メインの食レポ

こちらの料理でまず驚いたのはそのお肉の厚さ。

平均の2倍近くあろうかと思われるお肉はそれでも柔らかくジューシーで新鮮そのものです。

下味とは別に衣につける味付けは、中華調味料が少なく日本人の口に合う味だと感じました。

今回私が注文した料理はパーコー飯なのでお肉のほかにご飯がでてくるのですが、驚いたことにご飯には4種類ものおかずが乗っています。

こちらもそれぞれしっかりとした味付けになっていて食べ応え十分といったところです。(おかずの干し豆腐にはパクチーが入っていました。嫌いな人は気をつけてください。)

一人で食べるにはすこし量が多すぎるので、パーコー飯を一人前たのんで、あとの一人は単品でパーコーを注文するのがいいかもしれません。



厚揚げ豆腐

厚揚げ豆腐を特製タレで煮込んだ料理。こちらはなぜか漢方のにおいが強くてわたしのすこし苦手な味でした。

お写真には唐辛子がたくさんあるように思えますが辛さはそれほどでもなかったです。



小白菜の炒め物

こちらも日本人の口に合うとおもわれる野菜炒め。使う油は少なめで、味付けに醤油と鰹だしを使っているのであっさりとしています。


まとめ

本当にコンセプトがわからないレストラン。

現地協力者のおすすめがなかったら絶対にいっていなかったと思います。

ただ食べたらすべての不安を吹き飛ばすほどパワフルな味のパーコーでした。ここまでおいしいパーコーはなかなかありませんので、皆様もぜひご賞味ください。


東一排骨總店お店情報

営業時間
10:00-20:00

定休日
月曜日、旧正月、端午、中秋、清明節

最寄のMRT駅
西門 BL11 G12
台北地下鉄路線図

アクセス
MRT西門駅5番出口から徒歩5分

住所
台北市中正區延平南路61號2F