温泉街の外れにたたずむお酒のあて以外にもちゃんとしたお食事ができる台湾風居酒屋、喬園海鮮料理。

今回の台湾飯は台北中心地から地下鉄で乗り換えなしにこられる温泉街「北投温泉」の外れにある台湾風居酒屋をご紹介します。ゆっくりと温泉につかったあとかるくいっぱいひっかけながらおつまみをつまんでもよし、お酒を飲まずにがっつりとご飯を食べてもよしとまさに誰もが楽しめるレストランです。北投にきたときは是非こちらでお酒やお食事をお楽しみください。


評価

  • 味 6点
  • 予算 300台湾ドル/人
  • サービス 普通
  • 客層 全世代
  • 化学調味料 5%

どんなレストラン?

お店の外観

居酒屋とはおもえないかわいらしい外観が特徴的なレストランです。

比較的最近改装がされたみたいで全体的に奇麗なのはもちろんのこと装飾もおしゃれな感じがします。

また台湾ではおなじみの熱炒(台湾風居酒屋)によくありがちないい意味でのガチャガチャ感がなく、ちいさなお子様連れのかたでも安心してご利用できるのではないでしょうか。

お店からすぐのところには二号店もありますからもし土日の忙しいときで待ち時間があるときなどはそちらもチェックしてみてください。

最寄りの地下鉄の駅は「北投」で駅からすぐの距離にあります。

北投駅周辺にも温泉施設はありますが、ホテルや旅館での本格的な日帰り温泉をお探しなら北投駅から乗り換えして次の駅である「新北投」で乗り降りください。

家に湯舟がない私が普段使いする時は総体的にお値段が高い新北投ではなく北投の温泉施設を利用することのほうが多いです。

おかわり台湾飯。台北で一番お安く利用できる家族風呂つき温泉施設。

余談ですが台北で安くて男女別の裸で入れる広い大衆浴場をお探しなら北投温泉ではなく「紗帽山溫泉」が一番おススメです。

台北にすんでいて温泉が好きな方なら紗帽山溫泉の各温泉施設(私が実際使用して知っている限りでは紗帽山溫泉にあるほとんどの温泉施設)で販売しているお得な10枚入りチケットを購入されると一回分がよりお安く温泉を楽しめますのでご検討くださいね。

こちらもおでかけ台湾飯でいつかご紹介しますね。


店内の様子

店内も台湾風居酒屋とは思えないほどきれいに装飾されています。

円卓もあり大人数にも対応しているのがいいですよね。


居酒屋らしく大型の冷蔵庫にぎっちりとキンキンに冷えたビールが入っています。


メニュー

メニューは記述式です。

写真入りのメニューをみながらお決めください。

お会計は食後になります。


こちらが写真付き、日本語翻訳付きのメニューです。

私が日本人だとわかると店員さんが持ってきてくれました。

ただ日本語の翻訳がすごいことになっていますのでほとんど参考になりません。


例えばこれ。

乾燥豆ブタによって、寸断される肉を揚げるwww

イラストにするとこんな感じでしょうかww

誤訳、ほっこりします。


その日のお店のおススメメニューは壁のところにかけていますので迷ったのならこちらから選んでもいいと思います。


なおこちらでお酒を飲まずにご飯としてしっかり食べたい方はお料理を注文した後白いご飯をご自身でご用意する必要があります。


お料理

豆干肉絲(150元)

押し豆腐と細切り肉のオイスターソース炒めです。

台湾では一般的な炒め物料理なのであまり注文しませんが、誤訳にひかれて注文してみました。

さすが居酒屋だけあって味はしっかりめにつけられていて野菜、押し豆腐ともにちゃんとした歯ごたえが残っていておいしくいただけました。

ただやはりといいますか、食べた後は熱炒特有の切れの悪い油っぽさが残り少し胃が重たく感じました。


和風章魚煎蛋(160元)

台湾の菜脯蛋(切り干し大根入り卵焼き)と大阪のたこ焼きをミックスしたようなお料理です。

卵焼きの中身には小さめに切られたタコが入っていてソースも日本風のソースがかかっています。

生地は卵しか使っていないためタコ焼きやお好み焼きとはまた違った食感で面白いのですがおいしいかと言われれば普通としか答えられない微妙なものに仕上がっています。


椒麻鶏(160元)

月亮蝦餅と並び台湾人でさえタイ料理だと信じて疑わない台湾のタイ料理レストランでよくみかける定番のお料理です。

これじつは中国雲南省が発祥のお料理で、台湾でも広く浸透していますが味付けや風味がタイ料理に似ていることから台湾のタイ料理屋で取り入れられ台湾人に誤解を生じさせたみたいです。

さてこちらのお店の椒麻鶏はソースの甘みと酸味のバランス、カリカリに揚げられた衣の食感が心地いいのですが、お肉はジューシーさを少しそこなっている点と肝心の花胡椒の香りがあまりしないのがマイナスポイントです。

お肉も少し薄めで小さいのが残念なところですが、全体的には満足がいくお料理だと思います。


酸菜鮮蚵湯(140元)

新鮮な牡蠣と酸菜がたっぷり入ったスープです。

牡蠣は臭みがなく新鮮そのもので酸菜の酸味もそこそこで食べやすいと感じました。

人によっては塩味が薄いと感じるかもしれませんのでご注意ください。


まとめ

今回の台湾飯は、温泉地からは少し距離がありますが、地元のかたの台所、お酒好きが集まる場所として人気のある台湾風居酒屋のお店をご紹介しました。

場所が場所だけに市内で買い物ついでにくるというわけにはいきませんが、台湾で温泉を楽しみたいと思っている方には温泉後に是非立ち寄ってもらいたいお店の一つです。

寒い季節になると多くのかたが恋しくなる温泉。

台湾でもゆっくり温泉を楽しんでくださいね。

最後にお店をご利用時の注意点として、今回ご紹介したお店は熱炒(台湾風居酒屋)になりますが、台北市内のものとは違って閉店時間が早くなっていますのでご利用になられる時はお気を付けくださいね。


ごちそうさまでした。


喬園海鮮料理お店情報

営業時間
11:30-14:00
17:30-21:00

定休日
無休

最寄りのMRT駅
北投 R22
台北地下鉄路線図

アクセス
MRT北投駅1番出口から徒歩6分

住所
台北市北投區大業路512號