一度食べたら癖になる、斤餅を使ったまきまきが本当においしいレストラン、清真中國牛肉麺館。

日本の方でこの味が嫌いな方はいないのではないかと思われるほど安定したおいしさを提供してくれるレストラン。斤餅を使いなんでもまきまきするそのお料理は味だけではなく作る楽しみも味わえます。台湾牛を使ったこくのある牛肉麺もおいしいですので是非お試しください。


評価

  • 味 8点
  • 予算 250台湾ドル/人
  • サービス 普通
  • 客層 現役世代

どんなレストラン?

お店の外観

台北の中でも屈指の人気エリア通称東区の中にある老舗のレストラン。

近くに若者向けのカフェやレストランがたくさんありますが、人気はそれらと比べても勝るとも劣りません。

また食事時になれば近くのサラリーマンや家族がひっきりなしに訪れ待ち時間が発生することも少なくありません。

ゆっくりお食事を楽しみたいのならお昼より夜のほうがいいと思います。


斤餅について

以前本ブログの記事で斤餅の歴史についての記事を書いたことがあるのですが、今回改めてそのことを調べてみた結果、その情報量が少なすぎて結論は先延ばしにすることにします。

参考にさせていただいた記事は多拉A夢的部落格というブログなのですがこれ以外にソースがない状態です。

これについては分かり次第こちらの記事に追記する予定ですのでしばらくお待ちくださいね。

ただいずれにせよ斤餅は、中国の山東料理を基礎とする中華料理で、台湾の朝ごはんとして人気のある豆乳と同じく戦後台湾に持ち込まれた料理であるということは間違いありません。


おかわり台湾飯。斤餅の歴史について触れた記事をご紹介します。


店内の様子

店内は掃除が行き届いていて清潔感があります。

台湾あるあるの従業員の数もお店の規模に比べてかなり多いですので待ちぼうけになることもありません。

平日夕方の開店直後の店内なら写真にある通りガラガラです。


小料理

しっかりと冷蔵されている小料理。

最近は台湾も暑くなってきましたので、きちんと冷蔵されているのは安心して食べることができますよね。

本ブログではたびたび言っていますが、小料理が冷蔵されていないお店も少なくありませんからそういったお店では小料理を食べないでくださいね。



こちらが斤餅を作っている様子です。

作り方はまず斤餅は細長い棒状にしておいて、とぐろ巻きにして寝かせておきます。

そして注文が入るとそれを麺棒で丸く薄くのばしていきます。

それを最後に鉄窯にのせて焼けば完成です。

生地に油が練りこまれているのが特徴で、見た目にも少してかって見えますが食べるとそこまで脂っこさは感じません。


メニュー

品数がすくないためページ数もすくないです。

基本的には牛肉麺かまきまきから一つを選ぶという感じですね。

(両方同時は量が多くて食べられないと思います。。)

注文方法は店員さんによる聞き取り式です。

お会計は食後にレジのところでお願いします。


テーブル回り

そういえばこちらには牛肉麺の付け合わせの定番である高菜がありませんね。

またお箸やレンゲは注文後店員さんが持ってきてくれますのでテーブルを探さないでくださいね。


お料理

紅焼牛肉麺(155元)

こちらのお店ではあっさり味の清燉牛肉麺とこってり系の紅焼牛肉麺の両方が置いています。

どちらも食べたことがあるのですが、あっさり系のほうは少し漢方の味がするので苦手な方は注意してください。

今回はこってり系の紅焼牛肉麺を注文しました。



牛肉のうまみがたっぷりでたスープはさすがのうまさで、一口目から食欲を刺激されます。

また見た目の色に反して辛さはそこまでではありません。

牛肉も大きめのものが4,5個はいっていて食べ応えがあるだけではなく一つ一つが恐ろしくやわらかく炊きあげられています。

麺は中太でやや縮れているためスープとの絡みはいいのですが、台湾ではよくありがちなこしは日本のものと比べると弱いと感じると思います。

台湾の友人の中でもこちらの牛肉麺が台北で一番おいしいという人もいますが、個人的にはかなりおいしいですがやはり一番ではないですね。。


斤餅(30元)

こちらが斤餅という小麦粉でつくった北京ダックで使う皮のような食べ物です。

いろんなものをこちらで包み、テンメンジャンをつけて食べるのがこのレストランの食べ方です。

この斤餅が絶品で、小麦の香ばしさはいうまでもなく、皮の粘りもあり、もちもちとした食感を飲み込むまで楽しむことができます。

このレストランではこちらがマストになりますので是非皆さんも注文してみてください。


合菜玳帽小(160元)

具材の一つ目は、もやしを主体とした野菜炒めを焼き卵で包み込んだ一品です。

こちらは味付けは強くないので、テンメンジャンをつけて食べるのが普通ですが私は薄味がすきですのでこのままいただきました。



中の具材には、もやし、春雨、豆干、きくらげが入っています。

食べるときはかぶせている卵焼きをくずして具と一緒に食べます。

味付けは先ほども言いましたが、塩コショウと少しのお醤油のみというシンプルなものです。



これをこうして。。



こう。

もうおいしさが伝わったと思いますw


京醤牛肉絲小(220元)

牛肉の細切りをたっぷりのテンメンジャンで味付けした味わい深い一品。

下の白ネギと一緒に食べるともうたまりません。

北京ダックとはまた違った食感と味わいが楽しめますので、まきまきを頼むのならこちらは是非食べてもらいたいメニューです。



今度はこれをこうして。。



こう。

おいしいです。。


まとめ

個人的に現段階では台北でまきまき料理の最高峰のレストラン。

私はもともと北京ダック等で使われる小麦粉で作った皮を使ったお料理がすきなのですが、こちらの皮は明らかに頭一つとびぬけていると思います。

おいしさのあまり牛肉麺と一緒にいろいろ頼んでしまうと食べきれないと思いますので食いしん坊さんは注意してくださいね。


清真中國牛肉麺館お店情報

営業時間
11:30-14:00
17:00-20:30

定休日
無休

最寄りのMRT駅
國父紀念館 BL17
台北地下鉄路線図

アクセス
MRT國父紀念館駅1番出口から徒歩4分

住所
台北市大安區延吉街137巷7弄1號