今回の台湾飯は、台北を飛び出し地方で出会った忘れがたいおいしい思い出のレストラン、食堂、屋台等をご紹介する企画の第二弾をお届けします。台北市から車で一時間でこられる自然豊かな宜蘭県にあるニンニクスープが抜群においしいお店は地元のかたにはもちろんのこと遠方からもお客さんがくる知名度抜群のレストランです。皆様も宜蘭県にお越しの際は是非一度そのおいしいスープをご堪能ください。
コンテンツ
評価
- 味 7点
- 予算 60台湾ドル/人
- サービス 普通
- 客層 全世代
どんなレストラン?
お店の外観
お店の歴史は55年という歴史はありますが、店舗を最近改装したばかりで外観は近代的でかつかなり奇麗です。
店名もそれに合わせて、それまでの北門蒜味肉羹から今の阿娘給的蒜味肉羹に改名しています。
お店の規模としてはそこまでおおきくありませんが、一番の問題はお店の近くに駐車場がないということです。
日本の田舎では国道沿いのレストランに駐車場がないということは考えられませんが台湾ではこれが結構あっていつも難儀します。
今回ご紹介しているお店も車でこないと不便な場所にあるので余計にそう感じます。
では台湾のかたはどうしているかというとお店の前の道沿いに路駐をしています。
ご飯時になるとお店の周り一帯は路駐で溢れますがもはやこれは台湾の風物詩といってよく我々外国人もそれに倣うしかありません。
仕方がないとはいえもし運悪く切符をきられたとしても自己責任でお願いしますね。。
店内でお食事希望でかつお店が混んでいる場合はまず入り口付近にあるこちらの器械から番号札をとってしばらくお待ちください。
また器械の上には記述式のメニュー表がおいてありますのでお待ちの時間を利用して先に記入をすましておいてくださいね。
ご自身の番が来ると上の電光掲示板に番号が表示されますので番号札と記入済みのメニュー表を店員さんに提示してください。
お持ち帰り希望の方は写真左の場所から直接注文をしてください。
宜蘭県
台北から車で一時間のこの地は、自然が多く残りのんびりと時間が流れる個人的にはかなり好きな景勝地です。
空気がよく、温泉もあり、ご飯がおいしく、海ではサーフィンなどができまた沖合に出ると鯨やイルカも見ることができます。
特産品も多く、特に鴨肉、ネギ、新鮮な海鮮は台湾ではかなり有名でまた最近では「Kavalan」ウイスキーの生産地として世界中からも注目されています。
カバランウイスキー蒸留所に関しましては台北ナビさんのところで詳しく解説してくれていますのでそちらをご一読ください。
弊社でもウイスキー工場見学とともに、宜蘭県の特産品がいただけるレストランや、日帰り温泉をいっしょに楽しめるツアーを組んで何組ものお客さんをご案内していますが、どの方からも好評を博していますので観光地としてかなりおススメします。
ただこれほどすばらしい環境にありながら知名度があまりないことと交通の便が悪いためなかなか個人の観光客のみなさんに足を運んでもらえないことが残念です。
もし実際にこちらの地に足を運んでいただけたら素晴らしい体験ができることを保証いたしますので台北にお越しの際は是非こちらまで足をのばしてみてくださいね。
また思い出台湾飯の第一弾も宜蘭県のレストランをご紹介しましたのでそちらもご一読ください。
おかわり台湾飯。えっ?たった80元?小籠包の世界に革命がおこります。正好鮮肉小籠包。
店内の様子
店内も奇麗に改装されているため食事環境としては全く問題ありません。
天井も高く夏場にはクーラーをガンガンきかせますので熱いスープを飲んで汗をかいてもすぐにひくので女性のかたでも安心してお食事を楽しんでいただけると思います。
座席数はそこまで多くはないので混雑時は相席になる可能性があります。
店先では大きな寸胴に入ったニンニクスープがぐつぐつと煮込まれています。
さすが人気店で大きな鍋なのに見る見るうちに量が減っていき追加でスープが注がれていきます。
匂いも強烈で意識しないでもニンニクのおいしそうな香りが鼻腔をくすぐります。
メニュー
注文方法は記述式で記述後はお店入り口のカウンターでご自身でお会計をして注文してください。
メニューの表記は同じなのに値段が違うのは量が違うだけです。
標準が60元でプラス10元していく毎に量が増えます。
お箸、調味料、ティッシュ等はセルフでご用意ください。
お料理
かなり強いニンニクの香ばしい香りがする豚肉入りとろみスープ麺です。
量は標準サイズを選びましたが小さめの丼サイズに入っていて人によっては少し物足りなく感じるかもしれません。
具の豚肉はつみれ風ではなくしっかりと肉の食感を残したぶつ切り風で食べ応えがあります。
お肉自身にも味はついていますがこちらに関してはあまり特徴的なものはなかったです。
この料理を特徴づけるのはやはりそのあふれんばかりの香りを放つニンニクです。
写真を見ていただけたらわかる通り粗めに刻まれたニンニクがこれでもかと入っていてまさにニンニクとともに食べるスープになっています。
スープの基本的な味付けはおそらく豚骨スープなんでしょうが、細かいところはニンニクの香りが強すぎてわかりませんw
ただそれでも全体の味のバランスとしてはしっかりとうまみを残していてかつニンニク特有の辛みはまったくなくまさに食べるニンニクスープとして十分に成立していると感じました。
スープにつけられたとろみも強くなく、くどくなりがちがニンニクスープに合わせられているのがわかります。
まとめ
今回の台湾飯は宜蘭県にある大量のニンニクを使ったとろみスープが素晴らしくおいしいお店をご紹介しました。
個人的にはあまり得意ではないニンニクですがこちらのものは最後までおいしく食べきることができましたので、ニンニクが好きなかたにとってははまってしまうかもしれない魅力を持ったお料理だと思います。
場所は少し不便なところにありますが、観光地として魅力的な宜蘭県にお越しの際は必ず寄っていただきたいレストランの一つです。
ごちそうさまでした。
お店情報
営業時間 09:00-18:00 定休日 月曜日 最寄りの駅 宜蘭車站 アクセス 宜蘭車站から車で10分 住所 宜蘭縣宜蘭市泰山路239-1號