いろんな種類のおいしい点心や餃子を心行くまで食べたいあなたにお届けする山東料理の名店、泰和樓。

今回の台湾飯は、いろんな種類のお料理があるなかで小麦を使ったお料理が特においしい山東料理のレストランをご紹介します。以前ご紹介した新店にある「山東小館」の支店にあたるレストランですので味は間違いありません。基本的な味をしっかりと守りつつ本店とは違うメニューもたくさんありますのでいろんな味が楽しめるのもこちらのレストランの特徴といえます。


評価

  • 味 7点
  • 予算 350台湾ドル/人
  • サービス 普通
  • 客層 全世代

どんなレストラン?

お店の外観

2018年開業のお店は見た目からわかる通り新しく奇麗です。

名前は違いますが台北市のお隣の新北市新店にある「山東小館」が本店で、こちらのレストランを切り盛りしている方が三代目になります。

先代から受け継いだ味を忠実にまもりつつ新しいところを取り入れ意欲的に若い層を取り込もうとする姿勢は素晴らしいの一言です。

実際お店の外観だけを見てもおよそ中華料理のレストランとは思えないほどの洗練されたデザインをしていてここからすでに三代目の意欲を感じることができます。

最寄りの地下鉄の駅は「古亭」駅でそこから徒歩五分ほどの場所にあり立地条件はかなりいいです。

本店が少し不便なところにあるので手軽においしいお料理を食べるのならこちらを選択してもいいのではないでしょうか。

ただ食レポでもいいますが本店とは微妙に味の違いがあるように感じました。


おかわり台湾飯。おいしい山東料理を食べるのならここはマストです。


お店に入ると大きなガラス張りの厨房が見え中では職人さんが点心を作っているのが見えます。

写真にあるのはおそらく葱油餅ですがここまで生地を大きく伸ばして一気にたくさん作っているのは初めて見ました。


店内の様子

外観と同様内装も奇麗でかつ無駄のないデザインになっています。

お店自体は縦長の構造になっていて広さはさほど大きくありませんが、そのかわりに2階建てになっているため座席数は十分確保されています。

ただ二階でお食事をされる場合階段が少し急なので上り下りの時は十分に注意してくださいね。

階段には車いす用自動昇降機がついておりサービスはしっかりとしているのが好印象です。


この手のお店には珍しく小料理は冷蔵されていません。

本店でもそうでしたのでこれが伝統なのかもしれませんが、おなかの弱い私にはどうしても怖く感じてしまいます。

本ブログでも何度も言っていますがご旅行で台湾に来ている方は避けたほうが無難です。


飲み物もそろっています。

本店ほどアルコールが充実していないのはもしかしたらターゲットにする顧客の層が違うからかもしれませんね。


メニュー

今回はメニューの中の写真はありません。

メニューは一部ではありますが写真付きのものがありわかりやすくなっています。

ただ日本語メニューはありませんのであしからず。


注文方法は記述式になります。

先ほどのメニューとにらめっこしながらゆっくりと決めてくださいね。

記述が済むと店員さんをよんで渡してください。

お会計は最後になります。


テーブルには必要最低限の調味料しか置いてありません。


さあ準備は整いました。

あとはお料理を待つだけです。


お料理

老媽拌麺(130元)

ピリ辛に味付けされた汁なし麺です。

こちらは本店にはないオリジナルメニューです。

麺は近年台湾で流行っている幅が広く薄くやや縮れた麺を使用していて、しっかりと混ぜたあといただきます。


余談になりますがこの麺を使ったインスタント食品は数多く販売され近年台湾でブームになりました。

有名な台湾の芸能人がプロデュースした商品も珍しくなり今でもスーパーでよく見かけます。

ただ疑問なのが台湾の芸能活動において個人が商品を販売するのは、ほかのメーカーからあたりが悪く芸能活動が制限されるような気がするのですがどうなんでしょうか。。

気になってはいましたが完全におせっかいなので深くは考えないことにしますww


さてこちらの混ぜそば、トッピングに卵、ネギ、叉焼が使われていてほぼ日本のラーメンに近い形です。

味付けはやや甘めの唐辛子醤油味で、タレに花椒がたっぷりと入っているため香りがよくもちもちの麺とよく絡みおいしいです。

見た目に反して辛さはさほどでもなく辛いものが苦手な私でもすんなりと食べることができました。


椒麻鶏(210元)

揚げた鶏肉にチリソースをたっぷりかけたお料理です。

細かく刻まれた赤唐辛子と青唐辛子の辛みがうまく調和していて辛いのですが箸がとまらなくなりついつい食べてしまうそんな味です。

鶏のから揚げもカリカリに揚げられていて食感もいいです。

本店と比べると値段は安いのですが大きさが半分ぐらいなのでかなり損した気分になることが唯一の残念ポイントかもしれません。


四季豆蒸餃小(100元)

本店でもいただいたさやいんげんの蒸餃子です。

餡には細かく刻まれたインゲンと豚の挽肉、春雨が入っています。


基本的な味は以前の本店のレポ通りなんですが気になる点がいくつかありました。

その一つがインゲンの食感です。

本店ではしっかりと細かく刻んでいるのにしっかりとインゲンの歯ごたえが残っている抜群の出来栄えだったのに対してこちらのものは少しインゲンが粗めに刻まれていて口の中に残るような感覚になりました。

また皮についてですが、こちらのものはお箸でつまむと五個中三個が皮と餡が分離してしまいレンゲがないとうまく食べられませんでした。

本店ではそんなことなかったのでもしかしたら皮が違うか蒸す加減が違うのかもしれません。

ただそうはいっても本店との違いは微妙なものでこちらのものも十二分においしいですからこちらのお店にいらした際は必ず注文していただきたいお料理なのは変わりません。


豆沙鍋餅(150元)

デザートで注文した中にあんこが入った中華式パンです。

こちらも本店にはないオリジナルのメニューです。

生地はさくさくで胡麻の風味がよくおまけにあんこの甘さが控えめで上品な味付けになっています。


まとめ

今回は山東料理がおいしいお店をご紹介しました。

本店は以前ご紹介したのでそちらを見ていただいたらわかりますが、個人的におススメのお料理である「酸菜白肉鍋」をこちらでは食べなかったため正確な比較ができなかったことが心残りです。

台湾の方のブログ等を読んでいると味はほとんど同じという方や本店のほうがおいしいという方がいらっしゃって正確なところはわかりませんが、共通して言えるのはやはりどちらもハイレベルにおいしいというところです。

もし人数に余裕があればこちらの鍋を注文してみてくださいね。

軽食(小籠包等)も充実していますからランチで利用されるのもいいかもしれませんね。


ごちそうさまでした。


泰和樓お店情報

営業時間
11:00-14:00/17:00-20:30

定休日
無休

最寄りのMRT駅
古亭 G09 O05
台北地下鉄路線図

アクセス
MRT古亭駅6番出口から徒歩5分

住所
台北市大安區杭州南路二段61-20號