今回ご紹介するレストランは、いわゆる「熱炒」と呼ばれる台湾式居酒屋のレストランです。ほかのお店と比べても圧倒的にお酒の種類が多くお酒好きにはたまらないお店になっています。お値段もお手頃で台湾で初めて「熱炒」デビューするには最適なお店ですので興味がある方はぜひこちらで楽しいひと時をお過ごしください。
コンテンツ
評価
- 味 7点
- 予算 300台湾ドル/人
- サービス 普通
- 客層 現役世代
- 科学調味料 5%
どんなレストラン?
お店の外観
人目を引く大きな赤い看板が特徴的なレストランです。
熱炒にはこういった無駄に派手な外装のお店が多く、暗くなると遠目からでもすぐにそこにあるのがわかるほどです。
熱炒とは以前にも紹介したことがありますが、簡単にいえば台湾式居酒屋(お料理の値段設定やお手軽さのことを考えると席がある台湾式立ち飲み屋のほうが正解かもしれません)でお酒が飲める大衆レストランといったところです。
普段外食ではあまりお酒を飲まない台湾人がここではおもいっきりお酒を楽しんでいて、よっぱらった彼らをみることができるのも熱炒の一つの特徴といえます。
おかわり台湾飯。熱炒とはなにかを具体的にご紹介します。
最寄りの駅は地下鉄「行天宮」駅で、駅からは徒歩約5分の場所にあります。
またこちらのお店が面している通りは台北でも有数の熱炒街になっていますので気になる方は近くのほかのお店と食べ比べしてみてもいいかもしれませんね。
お店の入り口には生け簀があります。
台湾の熱炒ではこういった生け簀があるお店が多く新鮮な海鮮が食べられるのも一つの特徴ですね。
魚の種類はお店によってまちまちですが、個人的には本当においしい新鮮な魚を食べたいのならやはり熱炒ではなく海鮮料理のレストランに行ったほうがいいと思います。
経験豊かなプロの料理人が作る海鮮料理はやはり違いますからね。
生け簀の外にもその日仕入れたばかりの新鮮な海鮮が並んでいます。
先に魚を選んでいただいてから調理方法を店員さんにお伝えください。
確認していないのでわかりませんがおそらく、蒸(蒸す)、炒(炒める)、煎(揚げ焼き)の三種類から選ぶことになると思います。
お値段は一匹400元前後で日本円に換算すると1500円ぐらいと決してお安くないですが台湾では魚はお肉よりかなり割高でだいたいどこでもこれぐらいします。
ただ先ほどもいいましたが海鮮専門のレストランでも同じぐらいのお値段ですので魚を食べるのなら熱炒より海鮮レストランでいただくほうがいいと思います。
店内の様子
店内は開放式で夏場は外から暖かい空気が流れ込んできます。
ただ同時に大型のクーラーが稼働していますから暑いのが苦手だという方はお店の奥の席でお食事されることをおススメします。
こちらのお店は最近リフォームをしたばかりでお店はかなり奇麗でかつ明るい雰囲気です。
これなら女性のかたでも気兼ねなく入れるのではないでしょうか。
私がこちらで食事をした日も台湾人女性だけのグループがちらほらいました。
(ただ台湾人女性は汚くて古いお店でも値段が安くて味の好みさえ合えば男たちに混じって平気でお食事をしますがww)
日が暮れるとこちらの歩道兼テラス席も人で賑わいます。
公道にテーブルをおいて商売する台湾スタイルはもう慣れましたが、こういったお店での注意点の一つとして外のテラス席では喫煙をしながらお食事をすることができますので、お近くをお通りのときはそれらのたばこの火に注意する必要があります。
喫煙者が悪気がないのはわかっていますが酔っていることもあり煙草を持った手が偶然通行人にあたるということを私は何度か目撃していますので、小さなお子様連れの方は特にお気を付けくださいね。
お刺身用の魚の切り身がこちらに置いてあります。
見た感じは新鮮そうでおいしそうですがおなかの弱い私は熱炒でお刺身を注文したことがありません。
ビールあります。
キンキンに冷えています。
種類も豊富です。
こちらのものはセルフサービスになりますので勝手にテーブルまでもっていっていただいて最後のお会計時に店員さんが確認にきますのでそのときに清算してくださいね。
また店内にはすこし露出が多い恰好をしたビールの売り子さんもいますからそちらに直接注文していただいてもいいです。
お値段も同じですから安心してくださいね。
焼酎各種そろえています。
紹興酒、白酒、ウイスキーもあります。
極めつけはワインもあります。
ここまでお酒が充実しているのは熱炒のお店ではまれではないでしょうか。
メニュー
注文方法は記述式になります。
メニュー表の中にある時価の部分が先ほどご紹介した生け簀のところにある海鮮です。
お会計はお食事後にお願いします。
調味料はレジ横のこちらのスペースに全部そろっていますのでセルフでご用意してくださいね。
また奥にある炊飯器の中にある白いご飯は無料の食べ放題になっています。
さて準備はととのいました。
あとはおとなしく料理が来るのを待つとしましょう。。
お料理
アサリに似た二枚貝の炒め物です。
バジルと生姜の風味がきいた醤油味のピリ辛のソースが新鮮な貝とマッチしていてまさにお酒の肴といったところです。
日本のアサリと比べて貝の粒が大きめなので食べやすいのもいいですよね。
空心菜の炒め物です。
シャキシャキ感をしっかりと残しながら炒められた空心菜はその新鮮さゆえに食事後にもしっかりと前歯と犬歯の間に挟まったままで残っています。
気になる方とのお食事でこちらを注文されたら特に気を付けてくださいね。
前歯に残ったままのこいつの破壊力はもう計り知れませんからwww
味付けには薄めの塩が使われていてニンニクの風味とあいまってあっさりといただけるのがいいですね。
一口サイズにきった鶏肉を揚げた後大量の乾燥唐辛子とピーナッツを味付けして一緒に炒めたお料理です。
見た目ほど辛くはないですが味付けは今までのお料理と比べても強めにつけられていてまさにお酒と一緒に食べるために作られたといっても過言ではありません。
タイ料理と思いきや台湾人がつくったなんちゃってタイ料理である蝦のすり身揚げです。
味付け自体は悪くないのですが、蝦の量が少なく食べ応えがほとんどないためおススメしません。
まとめ
お料理もさることながらその圧倒的なお酒の種類の多さがうりの今回のレストラン。
普段お酒をたしなまない私でもこちらにくればついつい羽目を外してお酒を飲んでしまいます。
手ごろなお値段でおいしくお酒が飲めるので気づけばかなり注文してしまい食べきれなくなりお持ち帰りすることもありますが、それはそれでよしとしています。
皆さんが台湾にいらっしゃったときはこちらのお店で少し羽目をはずして台北のナイトライフをお楽しみくださいね。
ごちそうさまでした。
紅翻天生猛海鮮お店情報
営業時間 17:00-01:30 定休日 無休 最寄りのMRT駅 行天宮 O09 台北地下鉄路線図 アクセス MRT行天宮4番出口から徒歩5分 住所 台北市中山區吉林路239號