小籠包以外のお料理がお手軽に食べられる鼎泰豊、五草車中華食館。

鼎泰豊の中華料理部門で修行したシェフが開いたレストラン。部門が違うため小籠包はありませんが、それ以外のもの、特に炒飯などは見た目も味も似ています。なにより本家と比べてお値段がお安く食べられるのがいいですね。


評価

  • 味 6点
  • 予算 180台湾ドル/人
  • サービス 普通
  • 客層 全世代
  • 化学調味料 5%

どんなレストラン?

お店の外観

最寄の古亭駅から徒歩3分弱のところにある今回のレストラン。

表題にもかきましたが、長年鼎泰豊の中華料理部門で修行した方が開いたレストランです。

お店は開店して間もないため綺麗で清潔感があります。

座席数は多くお食事時でも満員になることはあまりないので予約必須ではありません。


店内の様子

お食事スペースは清潔感があり、テーブルや椅子もまだ新しい感じがします。

店内は間接照明を多用した現代的なレストランになっていますが、個人的には大衆中華料理レストランは部屋が明るいほうが好きですね。



厨房はガラス張りで中がはっきりと見えます。

看板料理の麺がたくさん茹でられていて、人気があるのがわかります。


メニュー

メニュー

写真つきのメニューです。

日本語表記はありませんが写真を見れば一目瞭然ですね。

一応レストランのホームページのメニューをリンクしておきます。


五草車中華食館のメニュー



注文方法は記述式です。

写真つきのメニューを見てお好きなものを選んで記入してください。

お会計は最後になります。


調味料、小皿置き場

各テーブルには調味料が置いていないかわりに、入り口近くのこの場所にまとめておいてあります。

また小皿もおいてありますので必要に応じてお使いください。


お料理

今回はわれわれ夫婦にたいしてすごくよくしてくれる台湾人夫婦にまぬかれてやってきたレストランですので、まず注文数がすごく多いです。

全てを紹介したいところですが食べていないものもありますから、とりあえず食べたものをレポートしますね。


少し話は脱線しますが、私が台湾の方と食事をするときにいつも思うことは、彼らはとてもよく食べるということです。

たとえば、おうちに招待されお料理でもてなされたとき、最後に言われることは十中八九、「お腹いっぱいになった?」です。

日本なら味はどうとかお粗末さまでしたとかが常套文句だと思いますが、やはりここにも文化の違いがあって面白いですね。

たとえ外食であっても人とお食事をする場合は本当にたくさんの種類を注文します。

健啖家が多いといえばそうなんですが、私が見るところ彼らは食べることをとても大事にしているように見えます。

そういえば、台湾で街中で知り合いにあったときにも、「ご飯食べた?」は立派な挨拶で、こんにちはと同じ意味になります。

脱線が長くなりました。食レポに戻りますねww


辣味小黄瓜(65元)

輪切りしたキュウリの唐辛子和えです。

新鮮なキュウリをピリッとした唐辛子とともに食べます。

前菜としてはメジャーで酒の肴としてもよく食べられます。

こちらの味は普通です。


蝦醤四季豆(100元)

インゲンの蝦醤油炒めです。

先ほどのキュウリもそうですが、こちらのお店はメインはお安いのですが、小料理は少し高めです。

厳しい言い方になりますが、味はどちらも普通ですのでこのレストランで小料理を注文する必要はないと思います。


炒高麗菜(80元)

キャベツの塩炒めです。

あっさりした味で食べやすいですが、油の量が多く少しべちゃっとしています。


蒜泥白肉(140元)

豚ばら肉をニンニクソースでいただくお料理。

豚ばら肉は茹でているため余分な脂がでていて見た目よりもあっさりと食べられます。

ニンニクソースは甘みが強くガツンと来るものはないですが、お肉と一緒に食べるとご飯がすすみますね。

お酒のあてとしてはあまりむかないような気がします。


清蒸鱸魚(210元)

蒸したすずきの煮込み料理。

鱸は台湾でもメジャーなお魚でスーパーでも普通に見かけます。

日本のものと比べると少し泥臭くはありますが、あっさりとした白身の味は共通で、自宅でもたまに煮魚をつくります。

こちらの鱸はやはり少し泥臭くはありますが、甘辛いしょうゆ味のタレがおいしくそこまで気にはなりませんでした。

日本では煮魚は生姜で臭みを消すことが多いと思いますが、こちらでは葱や唐辛子を使うことが多い気がしますね。


元盅鶏湯麺(220元)

鶏肉入りスープ麺。

鳥の出汁がたくさん出たあっさりと食べられるスープ麺です。

麺は台湾ではお馴染みのこしのないぼそぼそ麺です。


排骨湯麺(175元)

スープ麺を豚のスペアリブといっしょにいただくお料理。

スープと麺は先ほどのものと同じですので省略します。

そしてこちらのスペアリブは今までのお料理とは一線を画しています。

噛むとじわっとうまみを含んだ肉汁がでてきて、お肉の筋がないためそんなに力を必要とせず噛み切れます。

中華調味料の味がするので万人受けはしませんが、肉厚で食べ応え十分ですのでおススメです。


排骨蛋炒飯(180元)

豚のスペアリブと卵炒飯がいっしょになったお料理。

炒飯は油っぽさがないうえにぱらぱらです。

薄味で塩を基本としているので個人的にはかなり好きな味付けです。

鼎泰豊のものと比べてもうまみの部分でやや落ちますが、正直そこまでの差は感じません。

さきほどのおいしいスペアリブとあわせて食べると口の中が幸せになります。


まとめ

どうしても鼎泰豊と比べられてしまう今回のレストラン。

台湾人ブログの中でも廉価版鼎泰豊といわれることも少なくありません。

ただスペアリブをはじめおいしいお料理があるのは間違いないので、気になる方は是非一度お試しください。



ごちそうさまでした。


五草車中華食館お店情報

営業時間
11:00-21:10

定休日
無休

最寄のMRT駅
古亭  G09 O05 
台北地下鉄路線図

アクセス
MRT古亭駅2番出口から徒歩3分 

住所
台北市中正區南昌路二段188號