辛い、うまい、やめられなーい、台北中心部にある四川料理の大衆レストラン、川渝小吃坊。

台北で本格的な大衆四川料理が食べられるお店。交通の便がいい中山駅のすぐ近くにあるのに安くておいしい四川料理が食べられるのは本当にありがたいですね。辛いものが好きな皆さん、今夜はここで汗をかきながらおいしい四川料理をいただきましょう。


評価

  • 味 7点
  • 予算 125台湾ドル/人
  • サービス 普通
  • 客層 現役世代
  • 科学調味料 5%

どんなレストラン?

お店の外観

台北駅から地下鉄で一駅の中山駅からすぐの場所にある立地条件がいい大衆四川料理のレストラン。

ご飯時には待ち時間が発生することも多くありますが、となりの日本食のレストランも人気のお店で、どちらも列ができていますのでお間違いないようにしてくださいね。

お店は台湾でよくありがちな店先に屋台がせり出した半屋台式のレストランで、入り口で店員の方がお料理を作っているところを見ることができます。

見た目は綺麗とはいいがたいですが、どこか風情があり大衆レストランそのもののような感じがしてもろに台湾を感じることができると思います。



屋台のところでは麺を大量に茹でていて全てのスペースに麺が入っているところをみると人気店なのが一目瞭然です。

どうやらこちらのスペースでは麺料理などの簡単なお料理をするところとして利用していて高火力が必要な一般的な四川料理は奥の厨房で調理しているみたいです。


店内の様子

店内は台湾のかたにとって昔懐かしい農家の部屋を再現していてそれようの調度品が壁にかかっています。

座席数はそれなりにありますが、私が行ったときもそうでしたが食事時はごらんのように人でいっぱいになります。

麺料理がメインのお店なのでお客さんの回転は早いはずですが人気があって追いつかないのが現状なのでしょう。

これは期待が高まります。



別の角度から店内の様子を撮影しました。

壁にかけられた田舎の農家を演出する調度品が見えますね。

まあでも混雑時は、隣の人とか肩がぶつかるような狭いスペースでのお食事になりますので店内の様子を楽しむ余裕はありませんw

またお店に入るときは店員さんの指示で席を誘導してもらう必要がありますので、お店にはいったらまずは店員さんにお店の中で食べるように言ってくださいね。

その時は基本相席になります。


メニュー

メニュー

注文方法は記述式です。

お店に入るときに店先においてある写真の用紙をもって店員さんの指示に従って座席にお座りください。

座席にすわってからメニューを選んでいただきますが、日本語表記もありませんし、店内に飾られている少しの写真つきメニュー以外にはお写真はありません。

メニュー表の記入時での注意点は、辣度の欄にお好みの辛さを忘れずに記入してください。

大辣、中辣、小辣、微辣、不辣の5段階で記入する必要がありますが、不辣は辛味がないので避けるとして、他の辛さの段階は日本のそれより一段階上と思って選んでくださいね。

(一般的にいって台湾の方は辛いのが好きでまた耐性もあります。)

お会計はお食事後になります。


小菜

お店の入り口付近には小料理がおいてあります。

もし必要ならご自身でとってください。

メニュー表には表記する欄がありますが、最後のチェックのときにお店の人が計算してくれますので、必ず記入する必要はありません。

またこちらのお店の小料理はきちんと冷蔵保存されていますので、観光客のかたでも安心してお召し上がりいただけます。


調味料、お箸等の置き場

店の一番奥にはセルフサービスのお箸、スプーン置き場があります。

各テーブルには調味料がおいてないのでもし必要な方はこちらまでとりにきてください。

赤い筒に入っているのが砂糖入りの紅茶で緑のほうは無糖の緑茶が入っています。

こちらもご自身で使い捨てコップにいれてお運びください。

また、お口直しの白きくらげの甘いスープが置いてありますがこちらもご自由におとりください。


お料理

小菜(40元)

薄くスライスしたレンコンを四川風に味付けした小料理。

辛さはつよくありませんので食べやすく、なにより花胡椒の香りがよくすっきりした味付けでお箸が進みます。

レンコンもしゃきしゃきで個人的にかなり好きな小料理でした。


燙青菜(40元)

空心菜を茹でて軽く味付けしたお料理。

こちらも辛さは強くなく食べやすいのですが、湯切りがしっかりしていないため少し味が薄まっていました。

ただお野菜は新鮮でしゃきしゃきとした食感がしっかりと残っていて最後まで飽きずに食べられます。


重慶手工酸辣粉(95元)

紅芋のでんぷんで作った麺を辛くて酸っぱいスープでいただく四川の名物料理。

麺は日本的な表現でいえばマロニーちゃんを太くした食感で、噛むと少し歯ごたえがありブニブニしています。



この独特の歯ごたえの麺をいただくのがこれまた独特の酸味と辛味が一緒になったスープです。

こちらのスープは辛味と酸味のバランスがよくうまみもしっかりとあるため辛いのですがついつい飲んでしまっていました。

酸味と辛味といえばサンラータンもそうなのですが、あれは辛味の部分が胡椒辛くこちらの唐辛子の辛さとはまったく違います。

ただこちらには花胡椒もしっかりとはいっているためまさにマーラーといったところで、さすが四川の麺料理らしくしびれる辛さが全身を駆け巡りました。

ちなみに辛いのが苦手な私が頼んだのが微辣だったのですが、これなら少し余裕をもって食べることができました。


重慶麻酸小麺(75元)

普通の小麦麺に先ほどの酸味をなくしたスープが入った麺料理。

味付けした豚肉のミンチが麺の上にのっています。



こちらのスープは先ほどのうまみが十分にでたスープの酸味がないバージョンですので癖がなく辛いのが苦手でさせなければ誰にでも食べやすい味だと思います。

麺は台湾ではよくみるこしのないぼそぼそ麺ですが、カンスイをあまり使わない台湾の麺に慣れた私はもはや気になりません。

こちらも辛さを微辣にしたので問題なく最後まで食べられました。


まとめ

今回は四川料理の辛くておいしいお店をご紹介しました。

台北中心地にもかかわらずまだまだこんな素晴らしいお店があるのかと驚きを隠せません。

辛いのが好きなかたなら間違いなくはまるレストランだと思います。

辛さの程度も自分できめられますから悶絶するぐらいの辛さに挑戦してみるのも旅の楽しい思い出になるかもしれませんよ。

おススメはしませんがww



ごちそうさまでした。


川渝小吃坊お店情報

営業時間
11:30-21:00

定休日
無休

最寄のMRT駅
中山 G14 R11
台北地下鉄路線図

アクセス
MRT中山駅1番出口から徒歩2分

住所
台北市大同區南京西路18巷6弄8之1號