まるで果汁を飲んでいるみたい。台湾で冬アイスなんてどうですか?北門鳳李氷。

南国フルーツの果汁をそのままシャーベット状にしたアイスがおいしい老舗スイーツのお店を今回ご紹介します。台湾は常夏と思われがちですが意外と冬は寒いんです。ただこちらのアイスを食べればおいしさでその寒さも吹き飛ぶはず。夏でも冬でもおいしいものはおいしいんです。


評価

  • 味 7点
  • 予算 50台湾ドル/人
  • サービス 普通
  • 客層 若者

どんなお店?

お店の外観

台北の繁華街通称東区にある老舗のアイス屋さん。

ここら一帯はオシャレなカフェやアパレルのお店が多く、またどこか落ち着いた雰囲気があるため若者とくに大学生以上の人たちに人気のエリアとなっています。

その中でこちらのお店はオシャレとは程遠い外観ながら若者達にその味が支持され人気のお店になっています。

以前もいいましたが、台湾の若者は当然流行に敏感で新しいものがすきなのですが、その反面伝統的なものにも一定の愛情を与えているように思えます。

お寺で熱心にお祈りしている若い人たちも少なくないですし、食べ物も伝統的なものを好んでよく食べています。

食べ物に関しては伝統的なスイーツが他と比べて安いというのも理由にあるとは思いますが、あまり綺麗とはいえない伝統的なスイーツのお店で化粧ばっちりのギャルっぽい子がお食事をしているすがたは台湾ではよく見る普通の光景で、みていて少しほほえましいです。



お店の入り口付近には手書きでかかれたメニューがおいています。

冷たいものと、熱いもの両方置いています。

メニューには涼品とかいていますが実際は熱いみたいです。

これは確認していませんが恐らく間違いないと思います。


店内の様子

こちらに伺った日がおそらく11月の中ごろだったと記憶していますが、この日の台湾の気温は20度前後で涼しい気候だったのにかかわらず写真で見ていただけたらわかるとおりこの盛況振りです。

まず最初に言っておかなければいけないことは、台湾人は超寒がりが多いということです。

人にもよると思いますが、日本のかたで20度前後で寒いと感じる方はあまりいらっしゃらないと思いますが、台湾人にとっての20度はそろそろダウンを着ようかなと思い始める気温ですw

これは大げさでもなんでもなく、台湾ではバイクに乗る人が多いため、20度前後になるとバイクに乗っているときの体感温度を勘案してダウンを着るひとが増え始めます。

15度を下回ると彼らにとってはもう完全に真冬です。

ですので当日20度でアイスを食べるお客さんがこんなに多いのは台湾では珍しいことなんですよ。


話が脱線しました。

店内は掃除がしっかりとされていますが建物が古いため綺麗とはいえません。

またお店には扉がないため外から空気がもろに店内に入ってきます。

台湾といえど最低気温は5度になることもありますから本当に寒い真冬はこちらでお食事をするべきではありませんww

(台北では毎年合計10日ぐらい気温が5度になることがあります。)



お店に入って正面がこちらのカウンターになっています。

注文はこちらでお願いします。


メニュー

メニュー

お店の壁には中国語でそしてレジカウンターのところには日本語表記のメニューがおいてあります。

注文方法はレジにて口頭で店員さんに伝えます。

メニューの日本語表記が間違っている箇所が散見されますので補足すると、メニューの上二つはおススメ商品でこちらを注文すると、他の味とのミックスはできません。

ミックスと選ぶにはその下の6種類から選びます。

選べる数は二種類までとなっています。

またお会計は先払いでお願いします。



カウンターのところには多くの種類のアイスクリームが並べられています。



味のミックスを選ぶとまず写真のように、容器に縦に半分ごっそりとアイスをいれてくれます。

アイスを丸めるやつは使わないので見た目にも豪快でまた量が多く入るためお得度がはんぱありません。



そして残り半分にも別の味を豪快に入れていきます。

アイス好きにはもうたまらない光景ですよね。。



スプーンはレジ横にあります。

アイスを受け取ってご自身で席をさがしたらさあアイスタイムの始まりです。


アイス

鳳梨冰芋頭冰(50元)

タロイモアイスとパイナップルアイスのハーフアンドハーフを注文しました。

大きさは成人女性の手のひらがちょうどすっぽり納まるぐらいの大きさで高さもありますからかなり大きいといえます。

三度の飯よりアイス好きなら別ですがやはり二人でシェアするほうがいいと思います。



まずパイナップルアイスの食感はアイスクリームではなくアイスシャーベットのそれです。

またアイスの中にはパイナップルの果肉も混ざっていて食べ応えがあります。

味は完熟のパイナップルの果汁をそのまま凍らせたみたいな感じで、まさに食べる果汁というところです。

完熟過ぎてすこし酸味にかけていると思いましたがそれでもこれだけ本物の味を忠実に再現する技術は素晴らしいと思います。

タロイモアイスはシャーベットではなくアイスクリームになっています。

こちらもタロイモ感がすばらしくまた甘さも控えめでついついたくさん食べ過ぎてしまいます。


荔枝冰(45元)

ライチのアイスです。

こちらもパイナップルと同じでシャーベットになっています。

大きさは先ほどのものの三分の一ぐらいですので注意してください。

味はこちらもすばらしい再現度でライチの果汁をそのまま食べている感じがします。

こちらは完熟やや手前のライチの味がして少し酸味がありよりおいしく感じました。


まとめ

台湾の南国フルーツをそのまま凍らせたようなアイスが人気の今回のお店。

冬にアイスとはある意味修行のような気がしないこともありませんが、ある意味保存していた夏のフルーツを新鮮な状態で食べるための最適な方法なのかもしれませんよ。

いずれにせよ、夏冬の季節に関わらず新鮮そのもののフルーツ(アイス)を食べるならこちらのお店はおススメですよ。



ごちそうさまでした。


北門鳳李氷お店情報

営業時間
12:00-21:30

定休日
無休

最寄のMRT駅
忠孝敦化 BL16
台北地下鉄路線図

アクセス
MRT忠孝敦化駅3番出口から徒歩5分 

住所
台北市大安區忠孝東路四段216巷33弄9號