朝のあわただしい時間に多くの方から愛されるおいしいお粥が食べられる名店。そのお粥とあわせるのは油であげられた豚肉です。ご年配のかたも朝からこの組み合わせを飲むような勢いで食べています。さあ皆さんも台湾のかたに負けないように精力的に朝ごはんを食べましょう。
コンテンツ
評価
- 味 7点
- 予算 85台湾ドル/人
- サービス 普通
- 客層 年配者
どんなレストラン?
台北の観光名所の一つ龍山寺のそばにある創業1956年の老舗名店。
地元の方の割合が多く、年齢層も高めなのがこちらのお店の特徴です。
一応夕方まで営業していますが、どちらかといえば朝食のお店として人気で地元の方の胃袋を長年支えてきました。
つい最近の龍山寺周辺のお店のときにご紹介しましたが、お寺の近くの大衆レストランはおいしいところが多く、今回ご紹介しているお店もそれに当てはまります。
おかわり台湾飯。一度食べたら癖になるスルメのとろみスープがおいしい創業100年の老舗レストラン、兩喜號魷魚羹。
店内環境は正直よくなく人によっては汚く感じるでしょう。
お店はしっかりと清掃はされていますが建物自体がふるいのでどうしても汚れが目立ってしまいます。
ですので気になる方はウエットティッシュ等の準備をお願いします。
座席数はけっこうありますが時間帯によっては待たなくてはいけないときがあります。
また店内でお召し上がりの場合は座席はご自身で探す必要があります。
注文前に席を確保してから店員さんにご注文ください。
忙しいときは基本相席になりますので、相席するときは軽く会釈してから座ってくださいね。
こちらがお店の入り口付近の様子ですが、お店に入るとすぐのところにはメニューと注文表がおいてあります。
皆さんは席を探す前にそのメニューと注文表をとってから座席を探してくださいね。
メニュー
注文方法は記述式です。
メニューには写真と日本語が表記されていますので間違うことはないと思います。
ただこちらのレストランはお値段の表記がなく注文方法も独特ですので次で詳しく注文の仕方を書き記しますのでご参考にしてくださいね。
注文の仕方
写真をとり忘れましたので台湾のかたのブログから写真を引用します。
こちらの写真のメニューはお店の壁にかかっています。
まず最初に肉粥は自動的に人数分注文しなければいけません。
(自動的なので注文表に書く必要がないし書く欄もありません。)
そのあとおかずをご自身で選ぶのですが、ここで問題なのが壁にかかっている注文表の単位です。
結論から言うと两とは伝統的に使われている台湾の重さの単位で、37.5グラムです。
重さで書くとわかりにくいので後でお料理のところでご紹介する写真をみて大体の感じをつかんでくださいね。
そして注文表にはご自身の好きな量を書いてください。
例えば紅焼肉がほしいなら、そこの横にある空欄に2と書いていただければ2两分(75グラム)のお肉が運ばれてきます。
入店から注文までの流れをまとめます。
- 入店時店先にある注文表を忘れずにとる
- 座席は自分で探して注文する
- 注文は記述式
- 肉粥は自動的に注文される
- 単位に注意しておかずを注文する
これが自動的に人数分注文される肉粥です。
店先では店員さんがお肉を豪快に切っています。
紅焼肉を注文された方は豚肉の部位が赤身多めとかも注文できます。
ただ私も今回赤身多めとつたえましたがお肉自体が脂身の多い部位だったのかあまり関係なかったです。
ですのであくまで参考程度に見といたほうがいいかもしれません。
お写真の物体が紅焼肉です。
中国で紅焼肉といえば日本で言う豚の角煮みたいなものを指すのですが、台湾では下味をつけた豚肉を揚げたものを指します。
日本で言う竜田揚げの豚肉版といった感じです。
おかわり台湾飯。伝統市場の中にある豚肉料理専門店。阿角紅燒肉。
テーブル周りはシンプルです。
一応調味料はありますが使う機会はあまりないかもしれません。
お料理
紅焼肉だと1两はこれぐらいになります。
お肉は揚げたてではないため熱々ではないですが衣がさくさくしていておいしいです。
少し濃い目に味付けされた揚げ物ですが、意外とあっさりとたべることができます。
写真はありませんが専用の甘いタレもつきますのでそちらにつけて食べてくださいね。
花枝なので日本語ではコウイカです。
こちらも茹でたてではないですが新鮮で身は引き締まっていていい歯ごたえでした。
こちらでは少しあまい醤油に生姜をのせて食べます。
おかわり台湾飯。台湾でイカの区分にお困りではないですか。こちらを読めば台湾のイカの種類がたちどころにわかりますよ。宜蘭廟口紅糟魷魚。
芥蘭という中国野菜です。
茎の部分が大きいですがこりこりしていて面白い食感で、繊維質がないアスパラガスみたいです。
味は少し苦味があるため、小松菜に似ています。
こちらは茹でた後冷蔵保存して言うため冷たいです。
これがメインのお粥です。
具には豚肉と薄揚げが入っていて、フライドオニオンがふりかけられています。
お米は広東粥のような米粒がなくなっているものではなくしっかりと粒がのこっているため日本で食べるお粥さんに近い感じです。
うまみがしっかりでた出汁をいっぱい吸い込んだお粥さんはあっさりしていていくらでも食べられる感じです。
味付けは醤油ベースで仕上げられていて揚げたまねぎ以外は日本のものとそう変わらないです。
あっさりしていて食べやすい上に、味付けも私好みだったのであっという間に食べてしまいおかわりしようか迷ったぐらいです。
量はさすがに多くはありませんので量を食べたいかたは注意してくださいね。
とはいえ朝がメインのお店ですので、個人的には朝食べるにはちょうどいい量だと思います。
まとめ
台湾の伝統的な朝食を作り続けている老舗のお粥レストラン。
労働者にいまでも愛されている理由がこちらで食べるとすぐにわかります。
注文の仕方が地元密着過ぎて観光客にやさしいとはいえませんが今回の台湾飯を読んでいただければその心配はご無用です。
龍山寺にもしこられたついでに是非寄ってくださいね。
ごちそうさまでした。
周記肉粥店お店情報
営業時間 06:00-16:30 定休日 無休(不定休) 最寄のMRT駅 龍山寺 BL10 台北地下鉄路線図 アクセス MRT龍山寺駅3番出口から徒歩3分 住所 台北市萬華區廣州街104號