さあ鍋の季節がやってきましたよ。鍋の具はすべて当日料理人が調理しているためどれも新鮮でおいしいものばかりです。辛いものを食べながらビールを喉に流し込むあの感覚はたまらんですよね。食べ放題の火鍋屋さんとは一線を画するお料理の数々を是非ご賞味ください。
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評価
- 味 8点
- 予算 700台湾ドル/人
- サービス 良い
- 客層 現役世代
どんなレストラン?
地下鉄中山駅から歩いて10分ぐらいのところにあり立地条件はいいです。
建物自体も古く店名にあるとおりまさに一軒家でご飯を食べる感覚が味わえます。
写真の場所は本店でここから二軒先には支店があります。
またここいらは、台北の日本人街として昔から有名な林森北路という繁華街のため深夜には少しカオスな雰囲気を醸し出します。
この写真はお店の前の道を横から撮影したものですが、このあたりの雰囲気が少しわかると思います。
よく言えば古きよき繁華街といった感じですが、ここはいわゆる大人の男性が無駄遣いしてしまう場所ですので、深夜帯の女性の一人歩きや小さなお子様づれのかたは一応注意してくださいね。
こちらが先ほどご紹介した新しくできた支店です。
建物自体もあたらしいため出来るならこちらでお食事されることが望ましいですが、お客さんの人数が少ない場合は本店を利用することが多いみたいです。
また店の前で写真をとっていたら店員さんから中の写真をとってもいいよといわれたのでお言葉に甘えさせていただきました。
開店時間前だったのに関わらずまた私がここのお客さんだと知らなかったのに写真の撮影許可をくれたのはすごく驚きました。
あとで実はこちらに予約していてあとでご飯をたべるよと伝えましたが、おそらくこちらのレストランを利用せずそのまま帰ったとしても問題なかったんだと思います。。
恐るべし台湾人の親切心。
あとで妻にあなたが外国人だからだよとそっけなく言われましたがもうこのやりとりは慣れましたww
丸テーブルでやはり大人数用の内装です。
建物も新しくまた設備もととのっているためこちらのほうがやはり快適です。
また支店のほうがお店の規模も大きいためお客さん用の冷蔵庫もかなり大きいです。
また種類も豊富で台湾ビール、ウイスキー、日本酒(獺祭がおいてありました)なんでもあります。
店内の様子
こちらが本店の中の様子です。
やはり規模が小さくこじんまりしています。
改装をしているため清潔感はありますがよくみると古臭さを感じます。
置いているお酒の種類もすくないです。
ただ本店でも支店と同じお酒を注文することはできますので問題はありません。
ボトルキープできます。
メニュー
注文方法は店員さんに口頭で直接行います。
中国語しか通じませんがサービスのいいお店ですので問題ないかと思います。
それでも心配なかたは、例によってお店のホームページのメニューを貼り付けておきますので前もって注文したいものをメモしておいで店員さんにお見せください。
台湾で火鍋を注文するときの注意点
台湾飯では初めて火鍋のお店を紹介しますので今回は台湾で火鍋を注文するときの注意点をいくつかご紹介します。
食べ放題のレストランやお店によってはシステムが違うところがあるかもしれませんが基本的には次のようなことが注意点としてあげられます。
- 火鍋にはまず出汁代がかかる
- 出汁代の中には一部鍋の材料が含まれる
- 一つの鍋で二種類の味が楽しめる
- タレは自分で作る
まず最初はお店のシステムとして出汁代をとるところが多いです。
これは人数分かもしくは人数に関係なく固定かはお店によって違いますが大体どのお店もこの方式を採用しています。
またこの中には鍋の材料が少し含まれていて、今回ご紹介しているお店では豆腐と鴨の血ゼリーが入っています。
そして次は、一つの鍋で二種類の出汁が選べることです。
もちろん一種類だけでもいいのですが辛いのが苦手なかたやいろんな味が楽しみたいかたに向けてどのお店も二種類楽しめるようにしています。
鍋はそれように真ん中で仕切りをつけた形のものを使います。
またこれによって追加料金がかかるかはお店によって違います。
最後はお鍋のタレは自分で作る必要があります。
大体どの店でもこのタレを作るコーナーが設けられていてお客さんは注文が終わるとこのコーナーにいって自分でタレを作っています。
味付けはそれぞれ好みなんですが今回はお店の人にきいた辛い鍋にはこれだという組み合わせを皆さんにお知らせしますね。
こちらがご自身でタレを作るコーナーです。
こちらにはきちんと日本語表記があります。
今回は特別にお店のかた直伝の麻辣鍋でつけるタレの黄金比をお知らせします。
それは、醤油、お酢、ごま油を1:1:1で混ぜることです。
あとの葱やニンニク等は好みでけっこうですのでこの1:1:1を憶えておいてくださいね。
まああくまでもこの配合はこちらのお店のおススメであって必ずこうだというものではないですからあくまで参考程度とお考えくださいね。
麻辣鍋
これが台湾でもっともよく食べられている鍋料理、麻辣鍋です。
発祥はもちろん中国四川です。
見るからに辛そうですがこれは辛い上に山椒のぴり辛さが加わっていますから辛いのが苦手な人にとってはもはや毒ですねw
ちなみにこちらのお店は辛さを選べます。
今回は一番辛くない微辣を選びましたが、店員さんいわくこちらの辛さの基準は他と比べて一段階上らしいので実際の辛さは小辣レベルみたいです。
台湾での辛さ表示
微辣< 小辣<中辣<大辣
鍋料理にとって最も大事なのがこの出汁ですが、こちらの出汁素晴らしいです。
もちろん辛いのですがそれよりうまみがすごいです。
いろんな香辛料がはいっているのですがその中でも特に花山椒の香りがよく上質な花山椒を使っていることがわかります。
すこしわかりにくい表現かもしれませんが、辛くて苦しいのですが飲み込むとすぐにもう一杯ほしくなるあの感じです。
ほんとうにおいしい辛味は辛さよりうまみがかってまた飲みたくなるのです。
辛さが苦手な私ですがこちらの出汁は辛い辛いと汗を大量にかきながらついつい食べずにはいられませんでした。
さあそれでは鍋に材料をいれて食べていきましょう。
台湾式春菊です。
日本のものと比べて葉が広く少し厚みがあります。
日本の春菊は山茼蒿といいます。
白菜です。
肉厚で新鮮です。
しめじです。
これも新鮮でした。
タロイモが練りこまれた豚肉のつくね。
タロイモの歯ごたえがしっかりと残されていてまた甘みもしっかりと感じられる面白い料理です。
辛い鍋との相性も抜群でお店のかたがおすすめした理由がよくわかります。
蝦とイカの練り物。
どちらも粗くつぶしているため食感がしっかりと残っていておいしいです。
アメリカ産の牛肉です。
PRIMEとは米国農務省が定めている八段階に分かれた牛肉の品質区分で一番高い級です。
さすが最高級だけあって非常にやわらかくお肉のうまみもしっかりとしています。
霜降りの和牛になれた方には少し物足りなくなるかもしれませんが私にはこれで十分です。
ちなみにこちらのお店にはA5和牛もありますので和牛が食べたいんやというかたはそちらをご注文くださいね。
辛い鍋には必須の梅ジュース。
このジュースは辛さを和らげる作用があり実際これを飲んだ後辛さは嘘のようにきえます。
またなぜかわからないのですが甘みの中に少し塩味があり独特のにおいがして私は非常に苦手です。
ただこちらのものはぎりぎり飲めました。
このように書くとお店のものを否定しているように感じるかもしれませんが、私が梅ジュースを飲めるところはあまりありません。
とても不思議な味なので皆様も自己責任で試してみてくださいねw
まとめ
日本のかたにも人気がある台湾の火鍋。
わいわいとみんなでおしゃべりしながら食べるのが鍋の醍醐味で楽しいですよね。
今回はその火鍋の中でも台湾でもっともポピュラーといえる麻辣鍋のお店を紹介しました。
辛さが苦手な私ですがここまでおいしいのなら汗をかきながらでもなんとかいけます。
台北にこられたら辛いのが苦手な方も是非チャレンジしてみてくださいね。
ごちそうさまでした。
八条老宅麻辣鍋お店情報
営業時間 月曜-土曜 17:30-2:00 日曜 17:30-24:00 定休日 無休 最寄のMRT駅 中山 G14 R11 台北地下鉄路線図 アクセス MRT中山駅2番出口から徒歩9分 住所 台北市中山區林森北路133巷3號