台湾で北京ダックを食べるならマストな広東料理のレストラン、龍都酒樓。

全国北京ダックファンの皆様お待たせしました。台北で北京ダックを食べるのなら必ず外せないレストランを今回はご紹介いたします。厳密には広東ダックといって食べ方が北京ダックとは違いますが熟練されたシェフが作り出すダックのお料理はどれも美味しいものばかりです。今夜は少し贅沢してこちらのお店のお料理に舌鼓を打ちましょう。


評価

  • 味 8点
  • 予算 700台湾ドル/人
  • ダック一羽 1680台湾ドル/2019年6月現在
  • サービス 悪い
  • 客層 全世代

どんなレストラン?


お店の外観

まさに無駄に派手を地で行くお店の外観。

これこそが中華式だというかたもいらっしゃるかもしれませんが、台湾ではここまで派手なのは珍しいです。。

立地条件はよく地下鉄中山駅から徒歩圏内で日本人御用達の街である林森北路という繁華街の一角に位置しています。

利用時期は2019年の6月と少し前になりますが、私の両親が台湾に遊びに来たときに利用しました。

またその時車をだしてくれた台湾人の友達もご招待しましたので総勢6人での食事になりました。

ただ皆さんと一緒だったので写真をゆっくりとることができず今回はかなりクオリティーの低い写真になってしまったことを先にお詫びします。

またお店の内装等も写真に収めていません。。

ただ人数が多かったせいで注文したお食事の種類は多いですのでじっくりお料理のレポートをしたいと思います。


サービスについて

まずこちらのお店で北京ダックを食べるのには予約は必須です。

基本的には二日前でいいのですが、人気店なので二日前では予約できない可能性が高いです。

弊社ピンピントラベルのオプショナルツアーご利用ならこちらのレストランの予約を無料で行いますのでご検討くださいね。


台湾でオプショナルツアーをお探しならピンピントラベルをご利用ください。


さて予約必須のこちらのレストランですが実はサービスは中級店としてはあまりよくありません。

簡単に言うと人気がありすぎて一人一人のお客様へのサービスがぞんざいになっています。

私が行ったときも、制限時間があるのはしょうがないのですが注文から終わりまですごくせかされました。

食器等を片付けるときも急いでいるので、ガチャガチャと大きな音を立てます。

日本のお客さんが多いので日本語が話せる店員さんもいますし、メニューも日本語メニューがあるので現役世代の日本のかたにはいいかもしれませんが、今回の私たちのようにご年配の方が同伴のご家族さまもしくは小さなお子様連れのかたには手放しでおススメできないのが現状です。


お料理


爽脆海蜇絲(380元)

前菜にくらげの和えものを注文しました。

くらげは臭みはまったくなくこりこりしていて新鮮な歯ごたえを楽しめます。

味付けの酢も強くなく横についている麹みたいなものと一緒に食べるとくらげのうまみがでてきてより美味しくいただけます。



清炒鮮蘆筍(380元)

アスパラガスの炒め物。

かなり大ぶりなアスパラガスが目を引きます。

アスパラガスは大きいですがみずみずしくしっかりとした歯ごたえが残っています。

味付けは塩と少しの鶏がらスープのみというシンプルさで素材の味が充分に楽しめる一品です。



小魚莧菜(300元)

莧菜とは日本語に直すとヒョウナといい台湾の野菜です。

味や食感はほうれん草に似ていて癖のない味です。

そのヒョウナといっしょに食べるのは茹でたちりめんで少し塩味がついています。

味付けはこちらもシンプルでちりめんの塩味を除くと限りなく薄味になっています。



生菜包蝦鬆(540元)

ミンチした蝦を味付けして炒めたものをレタスで包んでいただくお料理。

蝦とともに揚げられて砕かれたカリカリのものが料理にインパクトを与えています。

蝦のうまみがしっかりとでていて、蝦特有の臭みは玉ねぎがしっかりとかき消しています。

味付けはこちらもかなりシンプルで素材で勝負といったところでしょうか。



千里薑蔥爆牛肉煲(380元)

牛肉をスライスした葱と生姜で炒めた定番料理。

こちらは先ほどまでとはうって変わって、しっかりとした醤油ベースの味付けになっています。

生姜と葱の香りが牛肉に染み込んでいて食べやすかったです。

ただ牛肉自体はそこまで柔らかくなく少し筋張った部位もありました。



瑤柱蒸蘿蔔糕(88元)

有名なのは焼いたものですが、こちらは蒸してある大根餅です。

焼くよりもよりあっさりしているのが特徴で甘めの醤油ダレとの相性もいいです。

大根餅はむっちりしている上に舌触りも滑らかで飲むように食べることができます。



燕液蝦餃皇(138元)

新鮮な蝦が入った蒸餃子風点心。

餡は新鮮でうまみもしっかりと感じることがでいますが、皮が少し厚めで点心としてみるなら普通といった感じです。



蟹黃蒸燒賣(138元)

いわゆる普通のシュウマイです。

こちらも値段のわりに美味しさは普通といった感じです。



廣式片皮鴨(1680元)

お待たせしました。メインの北京ダックです。

正確には広東ダックといって北京ダックとは作りかたと食べ方が少し違います。

今回はその違いを詳しくいいませんがまたいずれ説明するときが来るかもしれません。



皮にまいて一口食べたときからすぐにその美味しさがわかります。

そのおいしさを簡潔にいうと、ぱりぱりしていて、脂っぽくないんです。

鶏皮をつかって料理をしたことがある人ならわかると思いますが、皮ってとても多くの脂分を含んでいるんですよね。

ですがこちらのダックはじっくりとローストすることによって余分な脂をすっきりと落としていて、またお肉に火が通り過ぎないように絶妙な加減で調理しています。

おいしくない北京ダックは2個ぐらい食べるともう脂で食傷気味になりますが、こちらのは2、3個食べてもぜんぜん大丈夫でした。

また広東ダックですので皮にお肉が多めについています。

このお肉もジューシーでおいしく北京ダックの皮だけをたべるより個人的には好きかもしれません。

いずれにせよ、日本のかたが愛するこちらのダックの味はうわさにたがわぬ素晴らしいものでした。

皆様も是非お試しください。

ちなみにお二人様用にダックは半分から注文できます。



薑絲皮蛋鴨骨粥(400元)

ダックを注文したら追加でたのめるダックの骨でとったスープとピータンの広東粥。

こちらも薄味でスープにはダックのうまみがぎゅっとつまっていて美味しくいただけました。

ただ広東粥のお米はどろどろに煮込まれていて、日本の雑炊のような粒が残ったお粥さんとはまた違う食感のものなので注意してくださいね。


まとめ

少し多くお料理を注文しすぎてしまいお持ち帰りすることになった今回のレストランのお食事。

個人的には大満足でした。

やはり北京ダック(広東ダック)はおいしいとあらためて思いましたね。。

ただやはり人数がいて初めて食べられる料理ですので普段なかなか食べられないのが問題ですよね。

皆様ももし台湾で3人、もしくは4人以上の人数が集まるのならこちらのレストランで半分の北京ダックを食べてみてください。

(4人でも半分の鶏で十分です)

きっと満足していただけると思いますよ。



ごちそうさまでした。


龍都酒樓レストラン情報

営業時間
11:30-14:00/17:45-22:30(Lo 21:15)

定休日
無休

最寄のMRT駅
中山 G14 R11
台北地下鉄路線図

アクセス
MRT中山駅2番出口から徒歩8分

住所
台北市中山區中山北路一段105巷18之1號