小南門周辺の5大傻瓜麺レストランの一つで一番歴史があるお店、小南門福州傻瓜乾麺。

地下鉄小南門駅周辺には台北でも屈指の福州麺が食べられるお店が集まっている地域です。台湾飯ではすでに3店舗ご紹介して来ましたが、今回のお店で4店舗目になります。同じ地域にあることから食べ比べもできます。台湾伝統のファーストフードをぜひ皆様も一度はご賞味ください。


評価

  • 味 6点
  • 予算 90台湾ドル/人
  • サービス 普通
  • 客層 全世代
  • 化学調味料 5%

どんなレストラン?


お店の外観

地下鉄小門駅から徒歩圏内にあり立地条件は悪くありません。

こちらは本店で、2019年現在支店が台北に4店舗あります。

お店の歴史は70年ととても古く、台北における福州麺の元祖のお店といってもいいかもしれません。

個人的には元祖がどうのこうの話は歴史が古くなればなるほど信憑性にかけるものが多くあまり重視していません。。

大事なのは今現在美味しいかどうかですよね。

小南門福州傻瓜乾麺のホームページでお店の歴史等が見れますので気になるかたはご確認くださいね。。



店内の様子

お店の外観では広い感じがしましたが店舗の半分近くが工場をかねていますので、お食事スペースはあまり大きくありません。

改装はしていますが、店内は年季が入ったたたずまいになっています。

衛生状態はいいとはいえませんので、気になるかたは抗菌ウエットティッシュ等をご準備ください。



先付け

冷蔵庫に入っているタイプの先付けです。

これなら安心して食べることができますね。

お値段は一律35元でご自身でとって注文表の各式小菜のところにお取りになった個数を記入してください。


メニュー


メニュー

套餐とはセットという意味でAセット、Bセットとかがありますが、単純に計算してみてもこのセット商品に割引はありません。。

メニューを見たときに気づいたのですが、紛らわしい書き方をしているので皆様もお気をつけください。

台北の大衆レストランでは100元前後が相場ですのでこちらを目安にお料理を決めていただけたら問題ないと思います。



調味料

各テーブルに置かれた調味料。

傻瓜乾麺はこれらの調味料をお客さん自身がいれることでお料理として完成します。



傻瓜麺の食べ方指南

傻瓜麺は汁なしの乾麺です。

麺を湯がいたあとみじん切りした葱とお店によっては乾燥を防ぐため少量のラードを麺に絡めて客に提供します。

この麺がきたらお客さんがすることは3種類です。

  1. 麺にウスターソースをかけていただきます
  2. 麺にウスターソースと辣渣をいれていただきます
  3. 麺にウスターソースと辣渣と辣油をかけていただきます

とうぜん3が一番辛いです。個人のお好みでこの3つの方法から一つを選んで麺に味をつけることになります。

もちろん何もつけないとかも個人の自由でありですがさすがに味がなく美味しくないと思います。


補足説明としましては、ウスターソースとは烏醋という中国の調味料です。

発祥はイギリスで香港経由で中国全土に広まりました。


おかわり台湾飯。傻瓜麺に必ずついてくる調味料ウスターソースの秘密を探る。


また辣渣とは、乾燥唐辛子にコリアンダーの種、花胡椒、小茴香等を混ぜて調理した調味料の一種です。

辛さはありますが、ラー油と比べると唐辛子の量が少ないので食べやすいです。

麺と絡めると独特の風味がでて美味しくなります。

辣渣については、小南門5大傻瓜麺のレストランが全部紹介し終わった後に特集の中で詳しく説明するつもりです。


お料理


茎わかめ(35元)

茎わかめの細切りを醤油、お酢、唐辛子で味付けした先付けの定番料理。

味は普通です。



蘭花干(25元)

薄揚げ豆腐を醤油と砂糖で味付けした日本のお揚げさんのようなお料理。

少し甘みがありみずみずしく味がしみこんでいて美味しいと思いました。



餛飩加蛋包(55元)

ワンタンスープに卵がまるまる入ったお料理。

スープのない麺料理のスープ代わりにみなさん注文しています。

薄味で飲みやすいですが、化学調味料の味がして後味が悪いのが残念でした。



傻瓜干麺小(40元)

バカでも簡単に作ることができるという意味で名づけられたとんでもない料理。

繰り返しになりますが、この麺料理の味付けはご自身でする必要があります。

さあ目の前の調味料を加えて自分好みの味に仕上げてください。



調味料を入れた後は混ぜて混ぜて混ぜまくってください。

写真のような色合いになれば完成です。さあ食べてみましょう。



台湾の麺はカンスイが入っていない麺が多いためこしがないものが多いのですが、こちらの傻瓜麺もこしがなくのど越しがよくありません。

そのかわりつるつるもちもち感はしっかりあって食べ応えがあります。

ただこちらのお店の麺は、そのもちもちかんが麺を茹ですぎているせいか損なわれていて少しベチャっとなっていました。

以前はそうでもなかったので今回はたまたま茹ですぎただけだと思いますが、名門のお店が日によって味が違うのは残念なことです。。

麺の細さは標準的な細さで日本基準でいえば細めんになるでしょう。


まとめ

台湾の傻瓜麺の元祖といってもいい歴史ある麺料理のレストラン。

長年地元のかたに愛され続けていていまだに根強いファンがいるのもうなづけます。

西洋のファーストフードより健康的な台湾ファーストフードを皆さんも一度食べてみてくださいね。

地下鉄小南門駅から中正記念堂駅の区間には台湾飯がおすすめする5大傻瓜麺のお店がありますから、はまったかたは是非食べ比べもしてみてくださいね。



ごちそうさまでした。


小南門福州傻瓜乾麺お店情報

営業時間
月曜日-土曜日 07:00-22:30
日曜日 07:00-21:30

定休日
無休

最寄のMRT駅
小南門 G11
台北地下鉄路線図

アクセス
MRT小南門駅2番出口から徒歩5分

住所
台北市中正區延平南路153號