張春涼麺

冷やし中華始めました。その3。日本の冷麺とはまったく違った台湾式冷麺をどうぞ。

万華区にある地元のかたに愛される朝ごはん型涼麺のレストラン。休日にもなると30分待ちは当たり前の長蛇の列ができます。日本の冷麺とはまったく違った台湾式冷麺を今回ご紹介します。


評価

  • 味 7点
  • 予算 50元/人
  • サービス 普通
  • 客層 全世代
  • 化学調味料 5%

どんなレストラン?


お店の外観

もともとは台湾飯おすすめの夜市である南機場夜市の中にあったレストラン。

引越しをした今も南機場夜市から徒歩5分以内にあるため、便宜上南機場夜市のタグ付けをしますね。

近いとはいえ引越しをしたにも関わらず、ファンが今でも大勢詰め掛けます。

遠くは隣の県からもやってくるようですよ。

休日になれば写真にあるとおり人であふれかえります。

日本人の感覚として朝から冷麺はあまりないと思いますが、台湾では普通の光景です。

この行列はお持ち帰りの人で、レストランで食べる人は並ぶ必要がないのでそこまで待つことはありません。


またこの行列に台湾での男女の役割分担が見れてすこし微笑ましいです。

台湾では休日の雑用に男性が使われることが多いです。

もちろん全員とはいいませんが、外食文化である台湾ではご飯を買いに行くのは、バイクで気軽に出られる男性の役割です。

写真を見ていても並んでいるのはほとんどが男性ですもんね。。



店内

外の行列に比べて座席には空きがあることから、このお店のお客さんは涼麺をもって帰る人が多いことがわかります。

食事スペースは広くはありませんし、掃除はきちんとされていますが綺麗でもありません。

お客さんも涼麺を食べたらすぐに出て行くといった感じです。



犬と同伴!!

涼麺を食べていたら私の隣に座った台湾人のおじさんの足元には一匹の犬が。。

台湾でも最近ペットを飼う人が増えています。

しかしながらそのマナーは非常に悪いとしかいいようがありません。

台湾の人はおおらかなのか、こういった光景に出くわしても文句をいいませんし、お店の人も誰もなにもいいませんが、大の犬好きである私ですらごはんの場所に犬を同伴する行為にはドン引きしました。


台湾あるある(その24)

台湾人は犬の散歩にリードをつけない人がいる

ペットが野良犬化しています


筋肉質の男性がこちらのオーナー。

忙しいのに関わらず私が日本人とわかるといろいろ世話を焼いてくれました。

お食事中見ていても、台湾のお客さんにも私に対するのと同じ態度でしたので、彼の人柄なのかもしれませんね。

いつものようにお店での写真の許可を求めると、かっこよくとってくれよと言われました。

なかなかお茶目でかわいらしいオーナーです。。

中で食べる人は、お写真のところで注文します。

お味噌汁をたのんだ場合はご自身でよそってください。



外にあるゴミ箱

食べ終わると自分が食べた容器をもって店先にあるこのゴミ箱に自分で捨てに行くシステムです。


涼麺


お味噌汁(15元)

注文するとおかわりし放題のお味噌汁。

台湾式のお味噌汁なので甘みが強いです。

台湾滞在9年目の私ですが、この台湾式お味噌汁が大の苦手です。

今回なぜ注文したのかが思い出せません。

味は、甘いです、苦手です。。



涼麺

台湾の涼麺で大事なことはよく混ぜること。

麺の下に基本となるお酢と醤油のタレが入っていて、その上に麺とゴマダレがかかっていますから、よく混ぜないと味が偏ったものになってしまって、本来の美味しさにはなりません。

さらにここにラー油やわさびペーストを入れる場合は辛さが偏りますので、さらにしっかりと混ぜてください。



私なりによく混ぜたつもりですが、食べたとき味にむらがあったためまだ混ぜ方が足りないと感じました。

お店によってぜんぜん違う台湾式冷麺の味付けですが、こちらの涼麺の特徴は、ゴマの風味が豊かなことです。

醤油ダレの部分はあくまでおまけみたいなもので、ゴマ味を楽しんでもらいたいというお店側の意図を感じました。

そのゴマダレは、粘りと水気のバランスがすこし粘り気よりになっているため、個人的にはもう少し醤油ダレを増やしたほうが好みだと感じました。

次は麺についてです。

こちらの麺は以前台湾式冷麺でもご紹介しましたが、かんすいが入っていない麺です。

そのためかんすいの麺を日常的に食べている日本のかたにとっては、ぼそぼそとした食感だと感じるかもしれません。

ただ、水気が少ないゴマダレにはこの麺のほうがタレによく絡み、味がしみこむので涼麺をおいしく食べられるのではないでしょうか。


おかわり台湾飯。こちらでも台湾式冷麺のことを詳しく説明しています。


まとめ

つるつるしこしこの日本式の冷麺に対して、しっかりとした味付けのぼそぼそとした食感の台湾式冷麺。

このように文字に起こすとどうしても日本の冷麺に軍配があがってしまいますが、ゴマダレの台湾の冷麺もなかなかのものですよ。

朝から冷麺なんかと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、台北では涼麺はレストランによって24時間や、深夜しかやっていないとことかいろんなパターンがありますので、どの時間帯でもかならず食べることができます。

台湾の冷麺に少しでも興味があるかたは、是非チャレンジしてみてください。



ごちそうさまでした。


張春涼麺お店情報

営業時間
07:00-15:00

定休日
木曜日

最寄のMRT駅
龍山寺 BL10
台北地下鉄路線図

アクセス
MRT龍山寺駅2番出口から徒歩25分 

住所
台北市萬華區中華路二段368號