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お出かけ台湾飯、第二段。日本統治時代の高校校舎を観る。80年間秀才高校生達がずっと愛しつづけた昔懐かしい台湾伝統の黒蜜カキ氷屋さんをご紹介。
日本のかたが昔を懐かしがる味を食べることができる今回のカキ氷のお店。そう子供のときお祭りの日に親に手を引かれて歩いた浴衣姿のあなたが食べたあのかき氷の食感を南国台湾で味わうことができます。でもゆっくり食べましょうね。そうじゃないと頭がキーンとしますよ。
評価
- 味 7点
- 予算 55台湾ドル/人
- サービス 普通
- 客層 若者
どんなお店?
カキ氷一本で80年間お店を守り続けたことに敬意を表します。
そしてなによりもすごいのが今でも人気はかわらず、いつもお客さんがいらっしゃることです。
地元の人だけではなく、観光客もちらほら見かけられ、多くの人に支持されていることがうかがえます。
老舗のカキ氷みなさんも食べてみたいとおもいませんか。
このカキ氷屋さんの目の前にある高校の学生が主に書いた落書きだらけの店内でカキ氷をいただきます。
正直落ち着かないですが、この高校は台湾最古で一番のエリートの男子校なんです。
日本で言うところの、灘高校や開成高校みたいなところです。
また正門の外から美しい当時のレンガ造りの校舎が一望できます。
台北市立建国高級中学
高級中学とは日本で言うところの高等学校です。
この学校の校舎は日本統治時代に建てられました。
校舎は台北総督府土木局営繕課近藤十郎の設計で、主要校舎の建築物は「中」の字型に建てられています。
レンガ造りの校舎は見た目も美しく、西洋の様々な建築様式を融合させた建築で、いわゆる「日本風洋式建築」の風格を醸し出しています。
1998年台北市は紅楼の特殊な歴史性に鑑み、これを市重要文化財に指定しています。
台湾はこの当時の建物を補修しては使い続け、総督府(首相官邸)、立法院(国会議事堂)等主要な国家機関の建物は今でもほとんどその当時のままで使われています。
この学校を含めてここら辺一体は日本統治時代の建物が多く残る官庁街なので散策すると時々中世ヨーロッパの建物が目に付き、和洋中混合のおもしろい景色が眼前に広がりますよ。
興味のある方は歩いてみて周ってください。
総督府にいたっては内部を無料で見学できます。
注意点としましては、総督府の周辺は警備が厳重で自動小銃を構えた軍隊の人もいますので、写真撮影はとめられることと、土曜日曜はいつも大体デモが行われていますので大規模なデモの時にはここらには近づかないでください。
また別の機会にお出かけ台湾飯として今回の高校校舎以外の建物をご紹介する日が来るかもしれませんので楽しみにお待ちください。
なにかございましたら、台湾オプショナルツアー専門会社ピンピントラベルにいつでもお問い合わせください。
注文時に四種類のトッピングをガラスケースの中のものを直接見ながらたのむことができます。
カメラ目線の店員さんがお茶目ですね。
写真を撮るときはいつも店員さんに許可をえるのですが、オッケーをもらった上にカメラ目線までくれるとは人懐っこい台湾人の典型的な店員さんですね。
ちなみにオーナーはもっと人懐っこくて、私が中国語を理解できると知ったあとはいろいろプライベートなことを聞かれたりしました。
台湾あるある(その17) 初対面でもプライバシーはなし 給料いくら?はさすがにやりすぎ
注文した品を自分でとりにいくシステムです。
番号も何もないのですが、忙しいときはどうするのでしょうか。
多分顔を覚えてて、はいあなたのですよといわれるのでしょうね。
ちなみに一人が一つをたのんだ場合氷と黒蜜はおかわり自由です。
カキ氷
トッピングに仙草、杏仁豆腐、粉粿、ヨーグルト啵啵球の四種類を選びました。
白い球体状のものがヨーグルト啵啵球というもので、薄皮の中に味付けした液体状のものをいれてプチプチの食感を楽しむ甘いイクラのような新しいデザートです。
中のヨーグルトは薬っぽく正直美味しくありませんでしたが、老舗のお店がこのような新しいものを模索する姿は正直すごいと感心しました。
ただ、このトッピングはまったくオススメしませんので、違うものを選んでくださいね。
味のついてない氷を甘い黒蜜でがりがり食べる幸せ。
まずこちらの黒蜜はさすがといわざるをえない出来になっています。
蜜は、黒砂糖独特のにおいを残しながら、甘すぎずちょうどいい感じに仕上がっています。
甘すぎる黒砂糖は食べていて喉が渇く感じになるのですが、こちらの黒蜜はまったくそういうことがおきず、食べ終えると喉の渇きはぴたっと収まっていました。
氷のがりがり具合はガリガリ君と比べると、そこまで粒は粗くはありません。
ただやはりガリガリとした感じはしますので、苦手な方はご注意ください。
トッピングに関しては、特にオススメはありませんので、先ほどご紹介した球体のもの以外の中からどれでもお好きなものをお選びいただければと思います。
こちらの美味しい黒蜜を氷水で割って愛玉をいれたジュース。
黒蜜がおいしいので、ジュースにしてももちろん美味しいです。
甘さの調整は出来ますが、日本語は通じません。
ハードルは少し上がりますが、オーナーは英語が出来るみたいなので、英語でたのんでみてください。
おかわり台湾飯。愛玉がおいしい屋台。
まとめ
黒蜜の美味しさを再確認できるカキ氷屋さん。
がりがりと音を立てながら食べるのがお店のマナーです。
お店は狭いですが、場所がすこし不便なところにあるので混んでて食べられないということは滅多にないと思いますので、ゆっくり座りながらスイーツを堪能できるのもおすすめのポイントです。
どうぞ台湾のふわふわカキ氷と食べ比べをしてみてくださいね。
ごちそうさまでした。
建中黑砂糖刨冰お店情報
営業時間 10:30-19:00 定休日 無休 最寄のMRT駅 中正紀念堂 G10 R08 台北地下鉄路線図 アクセス MRT中正紀念堂駅2番出口から徒歩10分 住所 台北市中正區泉州街35號