個人的に台湾で数多くの大衆レストランが目指すべき味の到着点近くにあると思う大衆中華レストランのお店。安くてうまいが見事に両立したこちらのお店はいつも地元のかたで賑わっています。こんなお店が家の近くにあったら通うだろうなと素直に思えるそんなお店です。
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評価
- 味 7点
- 予算 350台湾ドル/人
- サービス 悪い
- 客層 全世代
どんなレストラン?
地下鉄士林駅を降りるとすぐそこにある今回のレストラン。
地図上では地下鉄の高架下にお店の入り口があるように思いますが、実際は高架下から建物一つ分を進んだ次の路地に入り口はあります。
わかりにくいことはありませんが、こちらにお越しのときはご注意ください。
またご飯時には列ができることがありますが、お持ち帰りのかたがかなり多いのでそこまで待つことはありません。
ただお店の規模にくらべて厨房が狭いのかどうかはわかりませんが、混雑時はお料理が運ばれるのに時間がかかるときがあるので、こちらもご理解くださいね。
店内はかなり広々としています。
ただ設計はいびつでおそらく改装をかさねて広くしたような感じがします。
座席の数もおおくなおかつ二階まであるのでキャパに関しては、これはもう大衆レストランの域を越えているのは間違いありません。
キャパが広いのはいいことですが、それに合わせてお料理を作るスペースも大きくするべきなので、これがこのお店の課題かもしれません。
もう少しお料理が早くきたら完璧なんですよね。。
お店に入ったらまずレジカウンターのところにあるメニューもしくは注文表をとってください。
こちらのレストランはご飯時にはお持ち帰りの人が注文が終わると入り口付近でたむろしています。
その人たちに紛れ込まないようにまず店員さんに存在を知らせる意味でもメニューをとるのが店員さんに気づかれやすい方法だと思います。
(まあでもこちらのお店はオーナー婦人をはじめ店員さんも日本のかたが好きそうなので気づいてくれるとは思いますが。。)
台湾の大衆店ではいい意味で自己アピールをしてくださいねww
入り口左手にはこちらは書き込み式注文表があります。
店員さんに気づいてもらえるてなおかつ席がある場合は店員さんがこれを持って座席まで案内してくれます。
またお持ち帰りを希望の方はこちらの書き込み式注文表に直接書き込んでください。
メニュー
メニューは残念ながら中国語のみです。
注文方法は記述式です。
お会計は最後にお願いします。
こちらが記述式の注文表です。
テーブル番号は案内時に店員さんが書いてくれるので書く必要はありません。
大衆店にはめずらしく調味料が一つも見当たりません。
これは味に自信がある証拠とお見受けします。
期待が俄然高まってきましたよ。
とその前に、白いご飯を注文した場合はセルフサービスになります。
店内にはこのようなセルフのごはんとお茶を入れる場所が一階だけで二箇所あります。
またご飯はおかわり自由ですので心いくまでお召し上がりください。
ご飯は炊き立てで普通においしいです。
さあお茶も運びましたし、ご飯もよそいました。
あとはお料理が来るのを待ちましょう。
お料理
もともとは広東料理で料理名からもわかるとおり魚が入っているのが正統なのですが、台湾にきてアレンジされているためこちらは魚無しになります。
中の具には、茄子、豚挽き肉、が入っていて濃い目に味付けされています。
さてこちらのお料理まずはいい意味で味が濃いです。
個人的には薄味がすきなのですが、大衆中華料理といえばこの濃い味に白いご飯を食べるというイメージですのでこれはこれで大丈夫です。
(ただ白いご飯ではなく炒飯を注文していたら多分私は途中でギブアップだったでしょう)
茄子はしっかりと下揚げされていて、とろとろになるまで煮込まれていますがその形は綺麗にのこっていて歯ごたえもしっかりとあります。
味付けは少しピリからですがニンニク、生姜とどちらもきいていて酒のあてとしてもいいかもしれません。
今回の中華料理はこういうのでいいんだよの一つ目ですww
台湾はまぐりのスープです。
こちらは薄味で飲みやすいのですが、味に特徴はありません。
ひとつ気になったのが、スープを茶碗によそうとき少し混ぜるだけで貝殻から身がすぐ外れてしまいました。
貝は死んだら殻を開かないとは聞いたことはありますが、身が簡単にとれるのはないか理由があるのでしょうか?
もし知っている方がいれば教えてください。
骨付きのスペアリブを揚げて甘辛く味付けしたお料理。
今回の中華料理はこういうのでいいんだよの二つ目のお料理です。
お肉は柔らかくしっかりと味がついている上、揚げ方もむらがなくかむとサクッという気持ちのいい感触が口に残ります。
甘辛さの加減もちょうどよく骨の量がすくないのもポイントが高いです。
これならご飯が何杯でもいけちゃうそういった感じのお料理です。
まとめ
中華料理はこういうのでいいんだよ選手権の筆頭候補に名乗り出た今回のレストラン。
お値段が庶民的なのに味がしっかりとしていて、ご飯に合うよう工夫されたお料理の数々はどれもおいしくいただけました。
炒飯だけですませるなら90元でいけますし、しっかりご飯を食べたとしても350元ですむところに魅力を感じます。
お安く、おいしく、量が多い、そして味がしっかり、これぞまさにみんなが望んでいる中華料理の原点が味わえるレストランに皆さんもどうぞお越しくださいね。
ごちそうさまでした。
宝飽煲お店情報
営業時間 11:30-14:00/17:30-20:00 定休日 月曜日 最寄のMRT駅 士林 R16 台北地下鉄路線図 アクセス MRT士林駅1番出口から徒歩3分 住所 台北市士林區福壽街3號