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西門町の通称四川通りにある創業40年の老舗四川料理のレストラン。ピリ辛のおかずについついご飯がすすみます。
地元のかたから、外国人観光客まで幅広いお客さんに愛される四川料理の老舗レストラン。お値段もお安めだからついつい注文しすぎてしまいます。辛いものがたくさん食べたいかたは必見ですよ。
評価
- 味 6点
- 予算 270台湾ドル/人
- サービス 普通
- 客層 全世代
- 科学調味料 10%
どんなレストラン?
西門町の通称四川通りにあります。
ここはかつては20軒以上の四川料理のお店が並んでいましたが、その数は減ってきていて今は6軒ほどになっています。
その中でもこちらのお店はご飯時になると、いつもお客さんで賑わいます。
斜め向かいには支店もありますので、本店が混んでいるときはそちらへどうぞ。
支店のほうが新しく建てられているため内装がきれいです。
広くはありませんが、掃除をきちんとされているため綺麗です。
ただクーラーを見ていただければわかりますが、内装や設備に年代を感じます。
お茶を入れて食べる準備をしましょう。
お料理
蒼蠅頭とは、細かく刻んだ花ニラに豚挽肉、豆鼓、醤油、唐辛子を炒めたもので、これ実は台湾人が作ったなんちゃって四川料理なんです。
本場四川にはこの料理はありません。
台湾で生活しているとこういったものが結構たくさんあって、外国に行って初めて気づくということがままあります。
台湾で外国料理を食べるときになんちゃって料理を見つけるのも楽しみの一つですね。
さてこのお店の蒼蠅頭は、辛さが抑え気味で、花ニラの歯ごたえがシャキシャキしていて白ご飯がすすむ少し濃い目の味付けです。
個人的にはもうすこし豆鼓が多いほうが好みです。
いきなり脱線しますが、台湾で中華料理を食べるとき、受け皿が少ないことに気づきます。
日本では大げさではなく、おかずが変わるたびにお皿も変えますが、台湾ではお皿はほとんど変えません。
もっといえば、お皿はあまり使いません。
ではどうするかというと彼らは、茶碗に入ったご飯の上に直接おかずを載せます。
そして驚いたことにその茶碗のご飯を食べたあとはスープもそこに入れて飲みます。
合理的といえばそうですが、白いご飯にいろいろなおかずの色がつく様子は見ていて綺麗とはいえません。
ご家庭の食卓で洗い物を減らすという意味でならわかりますが、外でもみなさんこうなのです。
もしかしたら、ご家庭で家事を減らすためにみなさんがそういう習慣が自然と身についているとしたなら、素敵な話ですよね。
洗剤の量も減らせて、環境にも優しいですもんね。
真相はわかりませんが。。
台湾あるある(その18) なんでもおかず オン ザ ライス 最後は、スープ イン ザ チャワン
台湾に来た後に初めて知った四川の定番料理。
最近では日本でもメジャーになったかどうかは知りませんが、麻婆豆腐と比べたらその知名度はまだまだだと思います。
宮保鶏丁とは、揚げた鶏肉とピーナッツを乾燥させた唐辛子と、花椒等の調味料を使って炒めた料理です。
こちらの宮保鶏丁は、やはり辛さが控えめの代わりに塩味がしっかりとついていると感じました。
花椒の香りもそこまで強くないので、中華香辛料が苦手な日本人のかたもすんなりと受け入れられる味だと思います。
今回たのんだものの中で唯一辛味がない料理です。
使われている野菜は、芥藍菜といって中国野菜です。
アブラナ科の緑黄色野菜で、葉には少し苦味があるのが特徴です。
ここの野菜炒めは塩加減もあまり強くなく、箸休めにはちょうどいい味付けでした。
みなさんご存知麻婆豆腐。
ここの麻婆豆腐は、花椒がしっかりきいた風味のいい味付けでした。
しかしながらやはり味は強めにつけられていて、ご飯もしくはビールのお供という感じです。
豆腐のかたさは少し柔らかめにいためられているため、食べやすく感じました。
まとめ
全体的に味付けが濃いと感じた今回のレストラン。
辛すぎない四川料理で、日本人にも受ける味付けだと思います。
ただし、花椒など中華調味料はたっぷり使っていますので、本場四川と日本の四川料理の間というかんじでしょうか。
いずれにせよ、お値段がおやすく、場所も西門町という日本人旅行者が行きやすい場所にあるため、もし台湾でのレストラン選びに迷ったのなら、こちらのレストランでお食事をされてはいかがですか。
おかわり台湾飯。四川料理はこちらもオススメです。
ごちそうさまでした。
真川味お店情報
営業時間 11:00-14:00 17:00-21:00 定休日 月曜日/火曜日 最寄のMRT駅 西門 BL11 G12 台北地下鉄路線図 アクセス MRT西門駅6番出口から徒歩6分 住所 台北市萬華區康定路25巷42-1號 その他 斜め向かいに支店あり