やさしい味のサツマイモのお粥さんをビッフェ形式でご自身が選んだおかずでいただくレストラン、小李子清粥小菜。

台湾でいたるところにあるビッフェ形式のレストラン。誤解を恐れずに言えば、大衆ビッフェ料理で美味しいところはありませんでした。ただ数少ない例外の一つが今回のお店です。大人数でも少人数でも問題ないですからいろいろな台湾の味を楽しみたい欲張りさんにはオススメのレストランです。


評価

  • 味 7点
  • 予算 250台湾ドル/人
  • サービス 普通
  • 客層 全世代
  • 化学調味料 5%

どんなレストラン?


お店の外観

大衆ビッフェのレストランとしては非常に大きな建物です。

一階二階にお食事スペースがあって収容キャパも多いです。



お店の入り口

外のネオンと違って入り口は地味ですので、近くまでこられたかたは上の写真の看板を目印にいらっしゃってください。


自助餐(ビッフェ)


台湾でよくあるタイプのご自身で選んでおかずを決めるレストラン。

ホテルの朝ごはんとかで経験された方もおおいと思いますが、台湾では街のレストランにこういう形式のお店が多いです。

自助餐(ビッフェ)ではホテルのビッフェと違って、おかずはご自身で選べますが盛り付けるのは店員さんの仕事でまた食べ放題でもありません。

頼むものや種類によって値段が変わり、安く済まそうと思ったら台北でも70元前後でお食事ができます。

ただやはり安かろう悪かろうが多く個人的にはあまりオススメしません。

ですが今回のお店はその中でも群を抜いておいしいといえるレストランですのでご紹介しました。

それでは今回のお店の注文の仕方を写真つきで詳しく解説します。


自助餐(ビッフェ)での注文の仕方


レストランの中央にはカウンタースペースがありその中に店員さんが入っていて周辺におかずが所狭しと並べられています。

お写真のトレイをご自身で持っていただいてこのカウンターを周って好きなおかずを探してください。

上の看板には、向かって左にはベジタリアンコーナー、右がその他の美食コーナーで写真の正面中央が暖かいものコーナーです。

今回は右手の美食コーナーから見ていきましょう。



お魚、お肉等の一般的な中華もしくは台湾料理が並べられています。

お値段の表記はありませんので適当に注文するしかありません。

ただあとのメニューのところで説明しますがここのコーナーの値段は高くありません。

お値段を気にせず食べたいものを注文してくださいね。



中央に位置する温かい料理のコーナーです。

ここのコーナーだけは、IHヒーターでいつでもお料理が熱々の状態で保存しています。

ただし他と比べてお値段が少し高いです。

参考までにあとでもいいますが、お写真の豚足は240元します。



そして最後がタマゴとお野菜のコーナーです。


ほんとうにたくさんおかずがありますので目移りしてしまいますね。

以上のおかずをみていただいて気に入ったものがあれば店員さんに口頭で注文します。

また言葉が話せないときでも距離が近いので指差しで注文すれば問題ありませんよ。



カウンターの柱にかかってあるこちらのメニューだけは、レジまでいって自己申告する必要があります。

上が野菜炒めで、下がタマゴ料理です。

こちらで注文した料理だけは、自分で持っていかずに席についたあと店員さんにレジでもらった伝票をみせます。

しばらくするとあつあつのお料理が運ばれてきますのでそれまではご自身で選んだお料理を食べましょう。


メニュー


伝票

このお店にはメニュー表がありませんので、こちらの伝票でシステムをご説明します。

まず伝票の左の数字は、お料理のお値段です。

私が注文したお料理のうち一番安いのが60元のもので一番高いのが240元のものです。

60元のお料理がどれかわかりませんが、240元のお料理は確実に豚足です。

一番下の20とは、お粥もしくは白米のお値段です。

お粥さんと白米はおかわり自由です。

お酒は販売していませんので、もしお酒が必要なら持ち込んでください。

常識の範囲内であれば持ち込み料金などは必要ありません。



一階と二階にそれぞれお食事スペースがあります。

階段で上る必要がありますが、お食事はゆったりとしたお二階のほうがおすすめです。

広々とした空間で室内も綺麗です。


お料理


ゴーヤ炒め

ゴーヤとたまごを炒めたお料理。

あっさり塩味でゴーヤの苦味もうまく利用して味つけしています。



酢豚

小ぶりのお肉をつかった酢豚。

酸味甘みがバランスよく配合されていて、さくさくに揚げられたお肉にしっかりとからめてあります。

ただお料理は冷めていますのでご注意ください。



菜脯蛋

切り干し大根いりの卵焼き。

ただ私が注文したものには切り干し大根が入っていませんでした。

料理人の方が入れ忘れたのだと思いますが、すごい偶然に大当たりしてしまいました。。



川七炒め

川七とは日本語でアカザカズラといい、葉に少し粘りがある栄養価の高い植物です。

こちらのお料理はお酒をたっぷり使っていて、麻油鶏に少しにている味つけでした。



豚足(240元)

しっかりと煮込まれた豚足。

ぷりぷりでコラーゲンたっぷりなのがわかります。

醤油ベースの甘辛い味つけでくどくなく、くさみもしっかりと消されているため豚足が苦手な私もいけました。



粥(20元)

一人20元で食べ放題のさつまいものお粥さん。

塩などまったく味付けされていないのになぜか食べだしたらとまらない魅力があります。



味つけの大部分を担っているのが写真のサツマイモです。

ねっとりとした食感にしっかり甘さを内包しており、お米の一粒にまでにその味がしみこんでいます。


台湾人は日本とちがって白いご飯におかずを次々にのせていって食べます。

これはご飯がお粥さんになっても同じで、それぞれ自由におかずをお粥さんの上にのせて食べている姿は綺麗とはいえませんが合理的なのかもしれませんね。

私は薄味好きなのでこの味がないに等しいお粥さんでも問題ないのですが、もし味が薄くて食べられないというかたがいらっしゃいましたら、それを想定したおかず選びをしていただけたら問題ないと思います。

そしてお粥さんの上に選んだおかずをのせていただいて自由に食べてくださいね。


まとめ

お粥さんってこんなに美味しいものだとあらためて気づかせてくれたこちらのレストラン。

おかずも迷うほど種類があってそのどれもがビッフェとは思えない品質です。

台湾にこられてたくさんの種類を食べたいかたにはマストなレストランだと思います。

普段小食な私たち夫婦も思わず食べすぎてしまった今回のレストランですが、みなさまも是非そのやさしいお粥の味を確かめに行ってください。



ごちそうさまでした。


小李子清粥小菜お店情報

営業時間
17:00-06:00

定休日
無休

最寄のMRT駅
科技大楼 BR08
台北地下鉄路線図

アクセス
MRT科技大楼駅出口より徒歩5分

住所
台北市大安區復興南路二段142-1號