コンテンツ
漢方スープの真髄をここで見つけたり(薬膳、精進)
私が台北で漢方スープを飲むときに選択肢に入るレストランの一つ。そのおいしさは漢方嫌いをだまらせ、その効果は大将の体を見れば一目瞭然。台北で有名な士林夜市の中にあるため観光客が行きやすいのもいいですね。
評価
- 味 8点
- 予算 120台湾ドル/人
- サービス 普通
- 客層 全世代(特にご年配の方に人気があります)
どんなレストラン?
士林夜市の中にあってひときわ異彩をはなっている漢方薬膳のお店。
冬でもタンクトップの大将の齢は60をとっくに過ぎているとか。
髪の毛も黒々としていてとてもそうはみえないのはこのスープのおかげみたいです。
お料理
鶏もも肉を薬膳スープで煮込んだ料理。
お肉はよく煮込まれているため身がほろほろ取れ食べやすく薬膳スープの味も豚肉に比べてあっさりしています。
薬膳が少し苦手な方は先にこちらを注文していただいて、もし食べることができたらお連れさんが注文した豚肉のスープを周りの皆さんの迷惑にならないよう奪い合ってください。
店名にあるとおり10種類の漢方を使い出汁をとった薬膳スープ。
しかしながら10種類にはとどまらないとおっしゃる食通のかたもおられ議論が絶えないところです。
まず一口スープを飲むとやはりというか漢方のにおいが口中に広がります。
私はもともと薬膳スープは苦手でした。
その理由はおそらくどの薬膳スープにも入っている紅棗、黒棗、甘草等からでる甘みがお肉類と合わさったときに起こる違和感が私の中でまだ消化されていないためでした。
しかしながらここの薬膳スープは確かに甘さを感じますが、スープの塩味とちょうど相殺される感じがし、喉に流し込むんだあと甘さと塩加減が舌の上でバランスよく落ち着くといった感じがし、薬膳嫌いの私でも全部食べきれました。
日本で言うそうめん。そのまま食べてもいいしお肉を食べ終えた後のスープにいれてもおいしくいただけます。
上が唐辛子醤油、下が台湾でよく見かける唐辛子入りの甘辛いソース。
まとめ
台湾人の生活の中で当たり前のように存在する漢方。
我々にはまだなじみが深くありませんが、その考え方や文化、歴史には敬意を払わずにはいられません。
今回は先人の知恵が生み出し紡いできた薬膳というものを現代版にアレンジし、なおかつおいしいという素晴らしいレストランをご紹介しました。
海友十全排骨お店情報
営業時間 日曜日-木曜日14:00-1:00/金曜日土曜日14:00-2:00 定休日 無休 最寄のMRT駅 剣潭 R15 台北地下鉄路線図 アクセス MRT剣潭駅1番出口から徒歩8分 住所 台北市士林區大東路49號