現状まちがいなく台北最安値の蒸し鶏専門の大衆レストラン。場所もきたなく辺鄙なところにありおすすめしにくいレストランですが、それでも蒸し鶏の味は伝統にうらづけられたしっかりとしたものを感じます。台北にこられるリピーターさんには是非行ってもらいたいお店です。
コンテンツ
評価
- 味 7点
- 予算 85台湾ドル/人
- サービス 普通
- 客層 現役世代
どんなレストラン?
誤解を恐れずに言うともうバラック小屋にしかみえないレストランというのも気が引ける外観をしたお店です。
お店の近くには快速道路の出入り口があるため交通量も多く大きなトラックが行き来している環境は、大げさではなく小さなお子様連れのかたやご年配のかたにはおススメできません。
最寄の駅からも徒歩ではかなり時間がかかるため今回の台湾飯はリピーターさん専用のレポにしたほうがいいかもしれません。
それでも冒険が好きだとか海外旅行ではディープなところに行きたいと思われる方がいらっしゃいましたらどうぞ車にお気をつけておいでください。
お店の入り口のところにおかれた屋台には蒸し上げられた鶏肉が積み上げられていて、職人さんが大きな包丁でなたを振るうように鶏肉を切っています。
どんどんという音はすさまじく、また人気店なので次ぎから次へとお肉を切っていきます。
切った鶏肉はお皿にのせられて並べられていきます。
冷蔵していませんが次々とはけていくので衛生面はそこまで問題ないと思います。
お皿によってお肉の量が違うのは、このお店の独特のシステムで、店内に入ったときに人数によってお肉の量がかってに決められるため、お皿に盛り付けるときに分けているからです。
もはや洞穴といったほうがしっくりくる感じです。
においなどはまったくありませんが、やはりハードルは高いと思います。
ただ驚くことに台湾の女の子はこんなところでも一人でやってきておじさんにまじってご飯を食べています。
台湾の女性が強いのは有名ですが、その強さをこんなところでも垣間見ることができて面白かったです。。
メニュー
繰り返しになりますがもう一度注文の仕方を書きます。
まずこのお店は一人につき蒸し鶏一人前を注文するのがルールです。
ですので中で食べる場合注文せずとも入店と同時にお肉の値段が決まります。
ご自身で量を増やしてくれといわない限りこのお値段は一人前75台湾ドルです。
その時の鶏肉の部位はもも肉になります。(一番食べやすくこれがおすすめ)
- 入店時人数を告げる
- お店で食べるかお弁当にするかを伝える
- 必要ならお肉の量を増やすことを伝える
- ごはんの有無を伝える
- スープ等の注文をするかどうかを伝える
個人的には普通サイズの鶏肉で十分だと思います。
もし気になるかたは食レポのお写真をみて量の判断をしてくださいね。
必要最低限のものしかおかないスタイルにお店のこだわりを感じます。
さあお肉がやってきましたよ。
お料理
すこしわかりにくいかもしれませんがお肉の量は必要かつ十分だと思います。
人数分にあわせてお皿に盛り付けますが、五人前とかの場合はさすがにお皿は分けると思います。
75元のお皿は基本的には鶏もも肉になりますが、今回は偶然さまざまな部位がまじっています。
もしかしたら一人前の場合には部位が偏る可能性があります。
もも肉がメインで、胸肉、手羽とバランスよくはいった蒸し鶏。
大きな包丁で豪快にぶつ切りしていますのでどれも骨がついていて食べるのが少し面倒くさく感じます。
ただ鶏肉の蒸加減は素晴らしく鳥のお肉が見事にやわらかく蒸し上げられています。
お肉の質は弾力性に乏しくいいとはいえませんがお値段を考えると仕方がないですね。。
一方このお肉にかかったタレは絶品で少し甘みによっていますが醤油ベースの味は日本人の口にも間違いなく合うと思います。
おそらく日本の鰻屋さんと同じで開業以来継ぎ足し継ぎ足しで伝統の味を守っているのでしょう。
炊き立ての白いご飯にとり油と特性ダレをかけたシンプルな料理。
特性ダレはおそらくお肉にかかっているものと同じで少し甘みによった濃厚な醤油味で白いご飯との親和性はかなり高いです。
この味をもっとも簡単にかつわかりやすくお伝えするなら、それは鰻の蒲焼のタレです。
鰻のタレよりも粘りが少しないかというぐらいで味は極めて似ています。
スープを注文しなかった人には無料で具がない鶏がらスープがサービスでつきます。
しっかりと鶏肉の骨を煮詰めたスープは濃厚でこれが無料だとは本当に太っ腹のお店です。
少しお酒のにおいが強いですが、無料にも関わらず化学調味料(味精)などはまったく使っておらず飲んだ後もすっきりとした後味になっています。
まとめ
安い、本当に安すぎる今回のレストラン。
日本円に換算するとたった300円でここまでのお食事ができるなんて本当に信じられません。
また安いまずいでは決してなく、お肉はもちろんのことそのタレはこれだけでご飯が三杯はいけるかと思える濃厚な味になっています。
お店の環境はいいとはいえませんが、もしそこを気にされないなら必ず満足がいくお食事になると思います。
ごちそうさまでした。
施福建好吃雞肉お店情報
営業時間 10:00-17:30 定休日 日曜日 最寄のMRT駅 西門 BL11 G12 台北地下鉄路線図 アクセス MRT西門駅6番出口から徒歩11分 住所 台北市萬華區環河南路一段25巷4號
こんばんは。
ランキングから来ました。
日本円で300円は安いです。
さすが台湾ですね。
コメントありがとうございます。
300円は安いですけどお店が汚いですw
しょうがないことなんですが万人受けするとは思わないので台湾にあまり免疫がないかたは慶城海南雞飯で食事をするほうが幸せになれますw