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おまかせ台湾飯第四弾。スイーツ、お料理、なんにでも使える魔法の食べ物タロイモを徹底解説。食レポはタロイモを使ったデザートが絶品の台湾スイーツのお店をご紹介。独特な食感のカキ氷と一緒に食べると誰もが驚きとともにその美味しさにはまってしまうでしょう。
台北市のとなりの新北市にある地元台湾人に大人気の台湾スイーツのお店。樂華夜市近くにあるため夏の夜にはとても多くの人が集まります。子供連れのご家族から、ご年配のかたまで誰もが笑顔で冷たいスイーツを食べている姿をみると自然と笑みがこぼれてきます。
評価
- 味 7点
- 予算 100台湾ドル/人
- サービス 普通
- 客層 全世代
タロイモ
台湾でタロイモは芋頭といいます。
タロイモは、サトイモ科の植物のうち、根茎を食用とするために栽培されている栽培種の総称です。
世界的に食用として利用されているため、各地域に改良された品種があります。
畑作だけでなく水田耕作でも栽培されている種類もあり、若葉や茎を食用として利用している地域もあります。
日本で栽培されるタロイモの仲間には里芋があり、タロイモの中で最も北方で栽培される品種群として認められています。
タロイモの原産地
タロイモの原産地は東南アジアです。
タロイモは紀元前500年頃に東南アジアから世界各地に伝播したと考えられていますが正確にはまだよくわかっていません。
日本へはインドから中国を経て伝来したか、あるいは東南アジアから台湾、沖縄を経て伝来したと考えられています。
全世界でのタロイモの最大の生産国はナイジェリアです。
農林水産省のデータによると日本の生産量は、18万トン弱で、国内での主な生産県は、千葉県が一番多く、続いて宮崎県、埼玉県となっています。
九州では夏に、関東地方では秋冬に収穫されます。
タロイモの栄養価と味
タロイモの栄養成分は、炭水化物やたんぱく質、カリウムが主体ですが、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンC、食物繊維なども含まれています。
タロイモは芋類の中では低エネルギーで、さつま芋の半分程度です。
台湾で食べられているタロイモは甘みが強くスイーツによく使われます。
おかわり台湾飯。台北でタロイモのジュースを飲むならこちらのお店がオススメです。
どんなお店?
樂華夜市の裏通りに位置するスイーツの名店。
夜になると涼を求めてお客さんで混雑します。
夜市に行かれる予定のかたは、少し早めにこちらのお店に行くことをオススメします。
店名にある日本語の「の」は台湾ではもはや定番化しているためよく見かけるものです。
使い方も日本語と同じです。
つまり台湾人はひらがなの「の」の意味をしっています。
中で食べる場合は先に席を見つけてからご注文する必要があります。
メニューはご自身で記入するタイプです。
お持ち帰りの場合は先に注文をすまし、外でお待ちになり番号を呼ばれたら写真の左の小窓で商品を受け取ります。
トッピングは自分で見て選べます。
お店は細長く、広さに余裕はありません。
お店の壁一面にはお客さんが記念にかいた付箋が大量に貼り付けています。
スイーツ
トッピングに、芋球、芋圓、タピオカ、ハトムギ、緑豆がはいっていて、それらの下にサトウキビ入りのカキ氷が敷き詰められています。
芋球とは、写真中央の丸い球のことで、タロイモペーストをアイスクリームをすくう器具で丸めたものです。
芋圓とはタロイモから作る白玉のような食感のデザートです。
日本の方に人気の観光地九份の名産として有名です。
もし九份に行かれる予定の方がいらっしゃいましたら芋圓を是非食べてみてください。
こちらの芋圓には独特の食感があります。
おそらくタロイモにタピオカ粉を混ぜているためすこしねちねちとした食感が生まれています。
甘みは強くなく、全体的な甘さで全ての味を表現しているように感じました。
色もよく見た目が綺麗なので余計に食欲をそそります。
芋球は、タロイモをしっかりと裏漉ししているため舌触りがすばらしく、甘みも抑え気味のためいくらでも食べられるような感じがしました。
食感だけではなく、硬さもちょうどよくスプーンですくうと芋の山から程よい量のタロイモがとれそのちゅどいい硬さが食べる前からわかります。
そしてこちらのスイーツの有る意味核心部分であるカキ氷がいままでにないタイプでした。
写真ではわかりにくいかもしれませんが、こちらのカキ氷は以前ご紹介した雪花冰でも刨冰でもありません。
氷のブロックを切れ味のいい小さいカンナで少し厚めに削ったような感じです。
食感はふわふわとがりがりの間という感じで、どちらかといえばふわふわに近いです。
氷はサトウキビで味がつけられているため、そのままでも食べられますが味はほのかに甘いといったところです。
とにかくこちらの氷はお店の看板にも書いてあるととおり独創的なものになっています。
おかわり台湾飯。台北でいちばんおすすめのカキ氷のお店。カキ氷の区分も合わせてごらんください。
まとめ
台湾で採れる原料をふんだんに使い作られたすばらしいスイーツを提供するお店。
いつも地元の方で賑わっています。
熱い夏もこれを食べればすっきりとした日を過ごせるに違いありません。
ただとはいえ、お芋さんですのでたくさんたべるとかなりお腹がいっぱいになるはずです。
次のご飯のことを考えて量は皆さん個人個人で調整してくださいね。
こちらも厳密には台北ではありませんが、地下鉄で一本ですので台北として扱います。
ごちそうさまでした。
阿爸の芋圓お店情報
営業時間 14:30-23:00 定休日 水曜日 最寄のMRT駅 頂溪 O04 台北地下鉄路線図 アクセス MRT頂溪駅1番出口から徒歩12分 住所 新北市永和區保平路18巷1號