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中華八大料理の枠組みにとらわれない中華料理レストラン。台湾で何を食べるか迷っている方はこちらのレストランにおいでください。(餃子、小龍包)
いろんな中華料理が食べられる、まさに中華料理のファミリーレストラン。辛いもの、魚介系、小龍包、台湾料理など、好き嫌いが多いかたでもここに来たら食べられないものはないでしょう。いろんな味を楽しみたい方にもオススメです。
評価
- 味 6点
- 予算 280台湾ドル/人
- サービス 普通
- 客層 全世代
どんなレストラン?
創業20年以内の比較的新しいレストラン。
そのため外観や内装は綺麗です。
お店の入り口には、かの有名店鼎泰豐のマスコット「包仔」に似た、いや似て非なるやつがいます。
入店のときチェックしてみてください。
(あまりかわいくありません。)
それはそうと、鼎泰豐のマスコットに名前があったんですね。
初めて知りました。
さらに驚くべきことに、松滿樓とはまったく関係ないですが、そのキャラクターの商標権登録をめぐって裁判になってたみたいですね。
結果鼎泰豐が二回とも勝訴していますが、このような事例は世界どこにでもあるものですね。
デザインも素敵で、掃除が行き届いた店内。
しかし見た目と違って、床のぬるぬる感がすさまじく、日本のギドギドのラーメン屋の厨房に紛れ込んだのかと思うぐらいぬるぬるでした。
これでは、小さなお子様や、ご年配の方に万が一が発生しないとも限りません。
お店には即刻対処してほしいものです。
お料理の種類が多いので迷うと思いますが、じっくり選んでください。
中華料理と簡単にいってもその種類や味付けは地方によってことなりますので、全部加えたらたいへんな量になります。
メニューにはお写真つきのお料理もありますので、もしまよったらそれを指差しでご注文してもいいかもしれません。
ご注文が終わったら、お茶の用意をしてお料理を待ちましょう。
中華8大料理
ここでは簡単に中国で一般的に認知されている八大菜系(8大料理)について説明します。
料理のあとのカッコ内は中国大陸で呼ばれている略称です。
- 山東料理(魯菜)
- 四川料理(川菜)
- 広東料理(粵菜)
- 江蘇料理(蘇菜)
- 浙江料理(浙菜)
- 安徽料理(徽菜)
- 湖南料理(湘菜)
- 福建料理(閩菜)
山東料理(魯菜)
所謂北方料理。日本では北京料理として知られています。代表的な料理は北京ダックや水餃子などです。明(1368〜1644年)から清(1616〜1912年)の時代に発展した宮廷料理としても有名で、日本のかたには一番馴染みのある料理ではないでしょうか。
四川料理(川菜)
こちらも日本ではよく知られている料理ではないでしょうか。麻(しびれ)と辣(からさ)を同時に味わう料理が多いです。代表的な料理は、麻婆豆腐、回鍋肉(ホイコーロー)、宮保鶏丁などがあります。
広東料理(粵菜)
飲茶料理として世界的に人気のある広東料理。中国の東海岸にあるためここから外国に出稼ぎに行く人が多いため、外国の中華街では広東人が一番多いといわれています。そのため外国人にもなじみが篤く、ミシュランなどでも広東料理のレストランが選ばれることが多い気がします。代表的な料理は、飲茶、ワンタンメンなどです。
江蘇料理(蘇菜)
南京、淮揚、蘇南、徐海の四箇所の料理を総称して江蘇料理といいます。淡白な味付けと素材をそのままいかす調理法が特徴です。代表的な料理は、揚州炒飯、獅子頭などです。
浙江料理(浙菜)
杭州、温州、紹興、寧波の四箇所の料理を総称して浙江料理といいます。新鮮な海鮮料理が有名で味付けは塩味でさっぱりしているのが特徴です。代表的な料理は東坡肉、西湖醋魚などです。
安徽料理(徽菜)
海に面してしないため山菜や淡水魚を使った料理が有名。日本人にはなじみの薄い料理が多いと思います。比較的こってりしていて、強めに味付けされています。代表的な料理は、火腿燉甲魚や花菇石鷄などです。
湖南料理(湘菜)
毛沢東がうまれた場所で、辛いのが特徴の料理です。四川が辛みとしびれを同時に食べるのに対して、こちらは辛みと酸味を同時に食べます。中国一辛い料理といわれています。代表的な料理は、酸辣湯や剁椒魚頭などです。
福建料理(閩菜)
海に面しているため魚介系の料理が多いのが特徴です。淡白でやや甘めの味付けが多く、海鮮系の出汁を使った料理も多いです。代表的な料理は、仏跳墻や炒苦瓜、魚丸などです。
お料理
今回いただいたお野菜は、芥藍菜といって中国野菜です。
葉っぱにすこし苦味があるのが特徴です。
ニンニクの香りがきいててお塩の加減もちょうどよかったです。
パラパラ感がなく、全体的に脂っこく、べたっとしているチャーハンでした。
味付けは、塩ではなく醤油ベースの味付けですので、香りはいいのですがちょっとしつこいと感じました。
イカをすりつぶし丸めて揚げたお料理。
一口サイズで食べやすく、衣の厚さもちょうどいいと感じました。
ただ個人的には、イカはもう少し粗くつぶしたほうが食べたときにイカの食感が楽しめますのでより美味しく感じると思いました。
外から見るだけでわかるほど、肉汁がたぷんたぷんの小龍包。
持ち上げるだけで、皮が重力に負けて形が崩れてしまいます。
ただ、その皮の厚さは個人的には薄すぎると感じました。
これだけのお汁の量があるならもうすこし皮を厚めにしても喉の通りは変わらないと思います。
また味付けも、甘みがだいぶ強いなという印象が残りました。
お肉は新鮮で、雑味等を感じなかったので丁寧に処理されているのだと思いますが、お醤油で味付けされた餡はあっさりとしているのですが、やはり甘さのせいでしつこさを感じました。
まとめ
台北に数多くある小龍包屋さんの中において比較的あたらしいといえる今回のレストラン。
小龍包専門店ではないため単純な比較をすることは公平ではありませんが、小龍包だけをみれば、こちらは平凡だといえます。
ただ、こちらのレストランの最大の売りは、豊富なメニューにあるとおもいますので、台湾でお食事をなににするかと迷っている方がいらっしゃいましたら、こちらのレストランに是非行ってみてください。
メニューが多すぎて選ぶのに時間をとられると思いますよ。
わたしも注文時小龍包をなかなか探せませんでした。
おかわり台湾飯。個人的に一番おすすめの小龍包のお店。
松滿樓お店情報
営業時間 11:30-14:00 17:30-21:00 定休日 無休 最寄のMRT駅 忠孝新生 BL14 O07 台北地下鉄路線図 アクセス MRT忠孝新生駅3番出口から徒歩5分 住所 台北市大安區濟南路三段26號