コンテンツ
台湾のパンはいったいどんな感じ?
最近台湾でじわじわとその勢力を増やしつつあるパン。その最大の理由は最近のパンがおいしいから。今回はそんな台湾におけるパン屋の現状を食レポとともにお届けします。
評価
- 味 7点
- 予算 35台湾ドル/塩パン一個
- サービス 普通
- 客層 全世代
どんなお店?
台湾のパン屋さん
9年前私が台北に来たとき美味しいパン屋さんはほとんどありませんでした。
外食文化の台湾には朝ごはんにパンを食べる習慣がなく、またそれに代わるものがたくさんあるためなかなかパンが食卓に並びません。
消費者のパンに対する需要が低いためパン屋のレベルも低いままでした。
ところが近年台湾での食事の多様化が進み、台湾でもパンが人気になってきています。
それにともないパンのレベルも上がってきていて今では台北で安くて美味しいパンが食べられるようになりました。
今回このレポを作成するに当たってたくさんの資料を調べましたが、食レポの趣旨から外れると思い詳しくは記述いたしません。
ですがせっかく調べたのですからどこかの機会に特集記事として台湾のパン事情と銘打って記事にしようかと検討中です。
またパンとは別に台湾のケーキ事情もあわせて特集記事にしようかと検討しています。
台湾のケーキ事情はパンより悲惨です。日本では大体どこでもおいしいケーキが食べられますが台湾のケーキは美味しいところが少ないです。
台北で美味しいケーキを探してて行き着くのは大体、日本人が関わったもしくは日本のケーキ屋の直営店です。
作者が日本人であること、また人口が5倍もある日本と比べてのことなので台湾にとっては不利なことなのですが、日本でパンやケーキを食べられる日本人はとても幸せなことだと思います。
なお台湾にとってパン屋、ケーキ屋のお手本は日本です。職人さんも本場ヨーロッパに行くより日本で修行されるかたのほうが多いと聞きます。
そこから考えても日本のパン屋、ケーキ屋のレベルは相当高いといえると思います。
パン
オーストラリア発祥のザルツシュタンゲンをヒントにして作られた日本パンを代表する塩パン。
中のバターの風味と生地のさくさくもちもち感がたまらない私も好きなパンです。
こちらの塩パンは生地のもちもち感はありますが、さくさく感はあまりなくそこの部分がすこし残念でした。
でも中のバターの風味はよく一番人気の理由がよくわかります。
中国語では菠蘿包と書くメロンパン。日本語になおすとパイナップルパン。
1960年代に香港で作られたといわれています。
ちなみに日本のメロンパンは大正の終わりから昭和の初期に作られたといわれています。
こちらのメロンパンは日本のやつとは少し違います。まずなかのパンが柔らかすぎてお写真でもわかるとおり元の丸い形を保つことができていません。
そとのクッキー生地も日本のものと比べて薄くさくさく感があまりありません。
重さ売りで販売しているパン。
お店の表記にはそのことを書いていませんでした。皆様もお買い求めのときは値札の表記とレジで支払うお値段が異なりますのでご注意ください。
味は普通です。
中にパイナップルとマンゴーの果肉を練りこんだスコーン。
果物の風味は豊かなのですが、バターの風味が少ないと思いました。
妻が選んだパン。
私はベーグルのぱさぱさ感が好きではないので評価は難しいのですが、普通だと思います。
まとめ
2018年の統計によると、日本全国にはパン屋さんは11000軒以上あり、日本での一人当たりのパン消費量は年間16.8キロもあり世界十位を記録しています。
2011年には世帯単位でお米よりパンの方が支出額が上まり、今現在までその状況は続いています。
つまり日本は世界有数のパンが好きな国民であり、そのため町のパン屋のレベルも相当高いといえるでしょう。
次に台湾に目を向けてみましょう。
現在台湾人の年間お米消費量は年々下がってきています。ここは日本と変わりません。
ところがその下げ幅は日本と比べて緩やかで、パンが台湾の食卓を彩るにはまだ時間がかかると思います。
また台湾には主食のお米以外にも麺類や焼餅という中華パンがあります。
そのため日本ほど西洋もしくは日本式のパンが台湾に入り込むのは難しいでしょう。
一禾堂麵包本舖お店情報
営業時間
10:30-21:00
定休日
無休
最寄のMRT駅
忠孝敦化 BL16
台北地下鉄路線図
アクセス
MRT忠孝敦化4番出口から徒歩3分
住所
台北市大安區敦化南路一段233巷34號
その他
イートインスペースはありません(お店の外にいすはあります)