今回の台湾飯は日本人なら嫌いな人はいないと思えるあっさり味のカツオ出汁が素晴らしいワンタンメンのお店をご紹介します。味がおいしいのは言うまでもなく台北の中では比較的お安く食べられるのでこれぞ台湾飯としておススメできるお店です。スープと一緒に食べてよし、麺と一緒に食べてよしのワンタンメンを是非皆様もご賞味ください。
コンテンツ
評価
- 味 7点
- 予算 100台湾ドル/人
- サービス 普通
- 客層 全世代
- 化学調味料 5%
どんなレストラン?
お店の外観
看板の漢字からは読み取れないかもしれませんが、ワンタンのお料理がいただけるお店です。
台湾のレストランでもしワンタン料理が食べたくなったらメニューに餛飩(フントゥン)、抄手(チャオショウ)、扁食(ビエンスー)、雲吞(ユントゥン)と書かれているものの中から一つを選んでご注文ください。
もちろんそれぞれ微妙に違いますので詳しくは以前の記事を参考にしてくださいね。
おかわり台湾飯。各地で名称が異なるワンタンの違いを徹底解説。
最寄りの地下鉄の駅は「中正紀念堂」で出口からも近く立地条件はかなりいいです。
私事になりますが以前私は中正紀念堂駅周辺に住んでいたためこちらのお店には数えきれないぐらいお世話になりました。
数えたらおそらくトータル50回は行っていると思うのですがいつでもいけるしいつでも写真がとれると思っていたので本ブログで紹介が遅れました。。
ただ正直にいうと以前に比べて味が落ちてきているのが少し気になるところです。
本店は地下鉄「東門」にあり支店と本店の味の違いはほとんど感じませんでした。
店内の様子
お店はこじんまりとはしていますが、広さ清潔度申し分なくゆっくりお食事がいただけると思います。
中華料理店にありがちな油っぽさもまったくなく掃除もきっちりしていています。
ただ座席数は多くないため混雑時には基本相席になります。
メニュー
注文方法は記述式で書き終わると店員さんに直接お渡しください。
お会計は食後になります。
重複になりますが「扁食」とは台湾風ワンタンのことで、スープだけのものと麺入りのものが選べます。
両者の値段は全く同じですが麺入りの方はワンタンの量が少なくなっていますのでワンタンをたくさん食べたい人はスープ入りの方を選んでくださいね。
またメニューにある金魚というのは、通常の半分ぐらいの大きさのワンタンのことで大きさが半分のため量は多めに入っています。
小料理は店の奥に置いてあります。
メニューに記述するところがありますが、先に書く必要はなくお食事後店員さんが見積もってくれますのでそちらにまかせても問題ありません。
ただいつも言っていますがこちらのお店のものは冷蔵していませんのでおなかが弱い方は食べるのは避けたほうが無難だと思います。
お箸はセルフでご用意ください。
場所は入り口にあるカウンターの横に置いてあります。
使い捨てのお箸と紫外線殺菌済みのものがありますのでどちらでもお好きなほうをお選びください。
レンゲはお料理と一緒に店員さんが持ってきてくれます。
テーブルには多くはありませんが各種調味料がそろっています。
特筆すべきは写真右の白酢でワンタンスープに回しいれしている台湾の方もいらっしゃいます。。
私もお酢が健康にいいと聞いていたため麺を食べた後のスープを飲むときに少し入れるようにしていましたが、かなり上級者向けの味になってしまうため万人にはおススメできません。。
関西のうどんにお酢を入れるのを想像してみてください。
だいたいの感じがわかると思います。
お料理
メニューにある烫青菜(茹で野菜)を注文すると出てきた野菜です。
いつもキャベツか何かを選ばされますが今回はa菜の炒め物を選びました。
注意点としましては烫青菜を注文すると店員さんが口頭で、今日の野菜はこれとこれだけどどっちと聞いてきますのでコミュニケーションに自信のないかたは注意してくださいね。
a菜とはレタスのシャキシャキ感と春菊のさわやかな香りと苦みを兼ね備えた植物で台湾では一般的に食べられている野菜の一つです。
私はお客さんに説明するときは分かりやすくするため中華風レタスだといいますがレタスとはまた少し違った味わいです。
ただ春菊もレタスももともとは同じキク科なので大きくは間違っていないはず。。
こちらの野菜はさっとゆでられていてシャキシャキ感もしっかりと残っていておいしいです。
たれもあっさりした塩だれベースの味付けなのでしっかりと野菜の味を楽しめます。
小麦麺にゴマダレをかけていただくお料理です。
ゴマダレは日本のものとは違って甘さはかなり抑え気味で、甘さより胡麻の風味とピーナッツの風味が前面に押し出るように工夫されています。
味付けもかなり控えめな塩味なので薄味嫌いな方はご注意ください。
麺は台湾では一般的な腰がよわいふにゃ麺ですので麺は腰が命派のかたは注意が必要です。
看板メニューのワンタンメンです。
控えめにいってもこちらのワンタンの皮は最高でちょうどいい茹で具合で食べると勝手にのどの奥につるりと滑り込んでいきます。
餡には新鮮な豚肉が使われていてふわふわに仕上げられているため食べるのに歯は必要ないぐらいです。
スープはおそらくカツオ出汁と豚骨の両方を使っていてカツオの風味はかなり弱めに抑えられています。
基本的な味付けは少しの醤油と塩のみでかなりの薄味に仕上がっています。
10年前私が初めてこちらのお店でワンタンを注文した時お店の人に味つけわすれているよと文句をいったのを思い出しますwww
いまやこの味付けにはおいしさすら感じますが当時の私にとってはこの薄さが衝撃的でしたw
濃い味がすきなかたはくれぐれも注意してください。
ただ残念なことにこちらのお店スープの品質が落ちてきています。
10年前はスープに化学調味料は入っていませんでしたがいつからかはわかりませんが今は入っています。
ここ10年で台北の物価はあがっていてお店としては商品の値段を上げないための苦肉の策なのは十分承知していますが個人的には値段を上げてもいいからもとのスープに戻してほしいですね。。
細かいことですがワンタンの大きさや数も減ってきています。。
まとめ
今回は確実に人を選びますがはまる人にはおそろしくはまるであろう最高においしいワンタンメンのお店をご紹介しました。
お値段がお手頃なのもうれしいですよね。
一口食べるともうそのふわふわ具合にメロメロになること間違いありません。
10年間通った私がいうのだから間違いありませんww
台湾のワンタンメンに興味があるかたは是非一度お試しください。
ごちそうさまでした。
奇福扁食お店情報
営業時間 10:30-15:00 16:30-20:00 定休日 無休 最寄りのMRT駅 中正紀念堂 G10 R08 台北地下鉄路線図 アクセス 地下鉄中正紀念堂駅2番出口から徒歩2分 住所 台北市中正區寧波西街17號