台北で生まれた濃厚でおいしいスープが自慢のご当地家系ラーメン屋さん、特濃屋。

今回の台湾飯は台北で食べられる家系ラーメンのお店をご紹介します。一時期のラーメン屋さん出店ブームからは少し落ち着きを取り戻しつつある台北ですが、その過酷な競争を勝ち残ったラーメン屋さんはどれもが素晴らしく台湾の食文化の一翼を担っています。台北で家系ラーメンのおいしさを台湾人に知らしめたお店の味とはいったいどんなものなんでしょうか。ラーメン好きの日本の方は必見ですよ。


評価

  • 味 7点
  • 予算 220台湾ドル/人
  • サービス 普通
  • 客層 現役世代

どんなレストラン?

お店の外観

これぞ日本のラーメン屋さんという派手な看板が特徴的なお店です。

ただ面白いのが台湾にあってもこの看板は派手さでは普通といった感じで特別に目立つというわけではありません。

日本の風景と唯一違うのが路上駐車の多さですかね。

台湾の街を占拠している駐車している車やバイクの多さは以前から気になっていましたが、子供が生まれた今それは確実に悪と言い切れるレベルにまで感情が高まっています。

なにしろ歩道なのに駐車している車やバイクのせいで歩行者が道を迂回しないといけないことが多々あり、そのせいで歩行者が車道を歩くことがあるんですよ。

ベビーカーに乗せて散歩している人からしたらもうこれはストレス以外のなにものでもありません。

子連れで台北をお越しのかたは特に注意してくださいね。

本音の愚痴が出たところで本題にもどります。。

最寄りの駅は「雙連」で駅からは少し歩きますが立地条件は悪くありません。

日本の観光客の方々に人気のある「台北國賓大飯店」(アンバサダーホテル)もお店からすぐのところにあります。


お店の入り口にはメニューとウェイティングリストが置いてあります。

混雑時にはこちらにお名前を記入してお待ちください。


店内の様子

カウンター、テーブルどちらでも利用できる日本のラーメン屋さんでよく見かける見た目になっています。

店内は日本語にあふれていて、これだけをみればまさかここが台湾だなんてと誰も思いませんよね。。

素晴らしい。


今回はテーブルを利用させていただきました。

写真撮影した時期は去年の5月ごろで台北でもまだコロナの影響が少なくない時期でしたのでお客さんは少なく席も自由に決められましたが、混んでいるときなどはおそらく席は自由に選べないと思います。


ビールあります。

台湾ではアルコールをかってに外から持ち込んで店内で飲んでもオッケーなところがあるのでついついやってしまいがちですがこちらではアルコールの持ち込みは遠慮してくださいね。


お店の壁には家系ラーメンの歴史と食べ方そして店主のこだわりがこれでもかとでかでかと書かれたものが貼ってあります。

台北ナビさんによると店主は日本のかたで本場横浜の家系ラーメンのお店で修業をつまれたかたみたいです。

これは期待がとまりません。。


メニュー

注文方法は店員さんによる聞き取り式です。

私がお店に訪れた時は日本語が話せる台湾の方がいらっしゃいました。

また11時半から15時のランチタイムサービスには、ラーメン大盛り、ライス小、ドリンクの三つから一つを無料で選んでいただけますので是非ご利用ください。

お会計は食後になります。


注文時迷ったのならこちらを参考にお決めください。

お店も認めるジャンクとはいったいどんなもんなんでしょうか。。

期待が高まります。。


ラーメン

味玉豚骨醤油拉麺(220元)

今回はお店一押しの豚骨醤油ラーメンにしました。

基本に忠実にどでかい焼き海苔が飾られています。

トッピングにはとろとろのチャーシュー、刻み葱、味付け煮卵、茹でほうれん草がありラーメンに華を添えています。

お店のこだわりにある白いご飯に海苔を巻いて食べるのをおススメしているのなら海苔は大きい一枚ではなく小さいものを何枚かをトッピングしたほうが食べやすくていいと思います。


スープはさすがの出来で豚骨の濃厚なうまみをこれでもかと感じることができおいしいです。

長時間煮込んでいると聞いていたためもっとドロッとしているものを想像していましたが実際はそうでもなく、のどの通りもかなりいいスープになっています。

九州の豚骨スープにあるような豚独特のいい意味での臭みはなく、うまみと甘みが内包したこれぞ家系ラーメンのスープだということをしっかりと確認できます。

ただやはり味はさすがの濃さで最後のほうはかなり喉が渇く感じがして水がないと少し苦しい感じがしました。

麺は中太でこしがしっかりとしているいわゆる日本の麺です。

トッピングに関しては特筆すべきことはありませんがどれもおいしくいただきました。


まとめ

台湾で認知されて久しい日本のラーメンですがその人気はとどまることをしらず、いまや安定期といっていいほど台湾の中では普通のものになりつつあります。

その中にあって今回ご紹介しているお店はまさに台湾での家系ラーメンの草分け的存在であるといえます。

10年前の台北でおいしい日本のラーメンは数えられるほどしかなかったことを考えると今の状況は奇跡といえるほど進歩しています。

ラーメン好きの皆様、こんどは是非台湾で本格的な日本のラーメンを食べてみてください。

今回のお店以外にもきっと日本にはない驚きがあると思いますよ。

おかわり台湾飯。ニューヨークからやってきた濃厚なスープがおいしい鶏がらラーメン、鳥人拉麺台湾総店TOTTO Ramen。


ごちそうさまでした。


特濃屋お店情報

営業時間
11:30-15:00
17:00-22:00

定休日
月曜日

最寄りのMRT駅
雙連 R12
台北地下鉄路線図

アクセス
地下鉄雙連駅一番出口から徒歩7分

住所
台北市中山區中山北路二段77巷22號